近場で桜を見たい人におすすめの公園の桜。ピクニックはもちろん、園内を歩きながら桜鑑賞をするのもおすすめ。そこで今回は、全国の桜が見られる公園の中から「ウォーカープラス・花見特集」でアクセス数の多かった人気の15スポットを紹介。2025年の花見スポット探しの参考にしてみて。(集計期間:2025年4月24日~2025年4月26日)
※イベントが中止になっている場合があります。また、開催時間や施設の営業時間等が変更されている場合があります。ご利用の際は事前にご確認のうえ、おでかけください。
角館武家屋敷通りの桜/秋田県仙北市
角館武家屋敷通りのしだれ桜がライトアップされる画像提供:一般社団法人 田沢湖・角館観光協会
秋田県仙北市角館の町にあるしだれ桜のうち、162本が国の天然記念物に指定されている。武家屋敷通りの黒板塀に映えるピンク色の花々が可愛らしく、毎年多くの花見客を魅了している。なおこの桜は、佐竹北家二代目佐竹義明の妻が京都から嫁いでくる際に、嫁入り道具の中に入っていたしだれ桜の苗木3本が始まりといわれている。
見どころ
2025年は4月中旬~5月上旬に「角館の桜まつり」が開催(見込)。ライトアップも実施される(※開花状況によっては、イベント内容は変更または中止の場合があります。詳細は公式サイトなどをご確認ください)。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
松前公園の桜/北海道松前郡松前町
城郭と桜のコラボレーション画像提供:北海道まつまえ観光物産協会
松前には250種1万本の桜があり早咲き、中咲き、遅咲きと次々と時差開花していく。桜の種類を学ぶ教育植物園として造られたのが「さくら見本園」である。見本園には日本各地から集められた140種類の桜が植えられ、まさに生きた図鑑である。公園内には、ここでしか鑑賞できない松前生まれの桜が約100種類ある。お花見売店広場横と松前藩屋敷そばで、バーベキューが楽しめる。
見どころ
2025年4月19日(土)~5月11日(日)の23日間は、第77回松前さくらまつりを開催。例年のイベントとして松前神楽(国指定重要無形民俗文化財)のほか、郷土芸能公開、松前藩屋敷こどもの日イベント(子ども対象の抽選会など)が行われる。また、期間中は日没から午後9時まで、桜の開花状況に合わせ、夫婦桜他、桜専用LEDライトによるライトアップを実施(2025年のさくらまつりの最新情報は、公式サイトなどでご確認ください)。
例年の見頃 |
4月中旬~5月中旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
桜の種類 |
ソメイヨシノ、蝦夷霞桜、糸括、関山、雨宿、鬱金、南殿桜 |
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中島公園の桜/北海道札幌市中央区
長い期間にわたって桜を楽しめる画像提供:公益財団法人札幌市公園緑化協会
札幌の中島公園は、多様な桜の種類と美しい景観が楽しめる花見の名所。公園内にはエゾヤマザクラ、八重桜、しだれ桜をはじめ、約400本の桜が植えられており、4月下旬~5月下旬まで長い期間にわたって桜を楽しめるのが特徴だ。おすすめの鑑賞スポットとしては、札幌パークホテルから札幌中島体育センターへと続く桜並木や、歴史的建造物の豊平館周辺、日本庭園のしだれ桜が挙げられる。中島公園には、豊平館や札幌コンサートホールKitaraといった文化施設が点在し、都会のオアシスとしての魅力も兼ね備えている。また、札幌護国神社と彌彦神社では花手水が開催され、春ならではの華やかな景観が楽しめる。
見どころ
エゾヤマザクラやチシマザクラなど、多様な桜の品種が見られるため、長い期間お花見を楽しめるのが魅力だ。豊平館や札幌コンサートホールKitaraの周辺は、桜と歴史的建築が調和する美しい風景が広がり、日本庭園ではしだれ桜が優雅な雰囲気を演出する。菖蒲池の周辺では、水面に映る桜が風情を添え、散策にも最適な環境が整っている。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
美唄市東明公園の桜/北海道美唄市
桜並木の向こうにスペースカリヨンが見える画像提供:美唄市役所
空知管内随一の桜の名所である東明公園は、日本最北のソメイヨシノの群生地。約2000本の桜が人々の目を楽しませる。公園内には「スペースカリヨン」があり、塔上からは空知平野を望める。【2025年の「びばいさくら」開催およびライトアップ実施は未定です。詳細は公式サイト等でご確認ください】
見どころ
園内ではソメイヨシノのほかに、八重桜や蝦夷山桜なども咲く。例年、5月上旬頃が桜の見頃の時期となる。
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五稜郭公園の桜/北海道函館市
復元された奉行所とともに満開の桜を望める画像提供:一般財団法人函館市住宅都市施設公社
榎本武揚や土方歳三らが明治新政府軍と戦った戊辰戦争最後の地。張り出した五つの稜堡が美しい星形を形作る,我が国初の西洋式城塞だ。25.2ヘクタールという広大な五稜郭全域は公園として整備され、春には満開の桜が咲き誇る。例年、花見期間中は、火気の使用および飲食が可能。また、提灯によるライトアップも行われる(2025年の花見期間、ライトアップは未定。詳細は公式サイトなどでご確認ください)。
見どころ
例年、4月下旬~5月上旬に見頃を迎え、約1500本の桜が咲き誇る。見頃の終わりに、散った花びらが堀の水面を桜色に埋め尽くすさまも美しい。
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円山公園の桜(北海道)/北海道札幌市中央区
園内が桜色に染まる画像提供:円山公園
北海道札幌市にある、円山原始林の北側に位置する公園。もとは明治初期に開拓使が設置した樹木の試験場だったが、明治末から大正にかけて公園として整備されたもの。北海道神宮に隣接し、動物園、総合グランド、野球場などのスポーツ施設や遊水路、自由広場などもあって、市民の憩いの場となっている。公園内には蝦夷山桜(エゾヤマザクラ)、ソメイヨシノなどの桜が約120本ある。園内には、試験場の名残をとどめるスギ林やカツラの大木も見られ、目を凝らすとリスや野草、野鳥なども数多く観察できる。
見どころ
円山公園と北海道神宮は、札幌で古くから親しまれる桜の名所で大人気のお花見スポット。例年、4月下旬~5月上旬頃にかけてが桜の見頃の時期となり、キッチンカーが並んだり仮設トイレも設置される。
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弘前公園(鷹揚公園)の桜/青森県弘前市
弘前城天守の周りを満開の桜が覆う※2025年現在天守は石垣修理に伴い、本丸内で約70メートル移動しています。画像提供:弘前市
弘前公園二の丸にあるソメイヨシノは、旧藩士の菊池楯衛が1882(明治15)年に寄贈し植栽されたもので、現存するソメイヨシノでは日本最古級といわれる。ソメイヨシノは成長が早いわりに寿命が60年から80年とされていたが、弘前公園には樹齢100年を越えるソメイヨシノが400本以上あり、多くの専門家から管理技術が日本一と称され、「日本さくら名所100選」にも選ばれている。
見どころ
2025年4月18日(金)~5月5日(祝)には、弘前さくらまつりを開催。敷地面積が約49万2000平方メートルの弘前公園には、しだれ桜や八重桜など52種、約2600本の桜が咲き、さくらまつりの開催時期に合わせてライトアップを実施。光り輝く弘前城天守と夜桜の対比は圧巻だ。
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倶利伽羅県定公園の桜/富山県小矢部市
源平合戦ゆかりの地に咲く6000本の八重桜画像提供:小矢部市観光協会
倶利伽羅県定公園には、源氏の武将木曾義仲が奇襲作戦「火牛の計」を用いて平家の大軍を打ち破ったことで有名な古戦場や日本三大不動に数えられる「倶利迦羅不動寺」などがあり、春には6000本の八重桜が咲き誇る名所として知られている。桜を楽しみながら整備された旧北陸道を歩くのもおすすめ。
見どころ
標高が高く、遅咲きの八重桜が多いことから、4月下旬から見頃となり、山頂一帯がピンク色に染まる。日本三大不動の倶利伽羅不動寺では毎年4月下旬に「厄除け念仏赤餅つき」が行われる。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
静峰ふるさと公園の桜/茨城県那珂市
「日本さくら名所100選」にも選ばれた八重桜の名所画像提供:那珂市観光協会
静峰ふるさと公園は「日本さくら名所100選」に選ばれた八重桜の名所。広大な園内に、約2000本の八重桜が満開となる光景はまさに壮観で、家族連れや観光客で賑わいを見せる。シートを持参しての花見や、園内の散策を楽しめる。2025年4月10日(木)~23(水)の期間は、静峰ふるさと公園八重桜まつりが開催。4月20日(日)には、ステージイベントが行われる。また、公園内には、バーベキュー施設(全2サイト)があり、まつり期間中もご利用可能。桜を見ながらBBQを家族や友人と楽しめる。※事前予約制、2000円/1サイト、前日までにしどりの里窓口(029-296-4770)へお電話ください。
見どころ
2025年4月15日(火)~22日(火)18:00~20:00には、ライトアップ(夜桜)が行われる。昼間の桜も素晴らしいが、夜間のライトアップされた夜桜は、また違った風情で見応えがある。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
湯沢中央公園の桜/新潟県南魚沼郡湯沢町
山の緑と桜のピンクのコントラストが美しい画像提供:湯沢町総合管理公社
新潟県南魚沼郡湯沢町に位置する湯沢中央公園では、湯沢町の「木」に指定されている紅山桜(べにやまさくら)が中心でソメイヨシノやしだれ桜など280本の桜並木がある。特に、紅山桜は、鮮やかな濃い紅色の花びらが特徴で満開のころは、目をみはる美しさだ。
見どころ
例年、4月中旬~5月上旬頃にかけてが、桜の見頃の時期となる。2025年4月上旬の観桜週間には、開花に合わせライトアップが実施される。ライトアップされた満開の桜が昼とは違う風情を感じさせてくれ、とても見応えがある。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
有珠善光寺自然公園の桜/北海道伊達市
境内に桜が咲き並ぶ画像提供:だて観光協会
1100年以上の歴史を持つ北海道最古の由緒ある有珠善光寺にある公園。樹齢200年の蝦夷山桜は、石割桜と呼ばれ、北海道の記念保護樹に指定されている。また公園内は1000本の各種桜が順次咲くため、長期間にわたって花見を楽しむことができる。例年の桜の見頃は4月下旬から5月中旬。
見どころ
有珠善光寺自然公園は、長期間にわたって種類豊富な桜が楽しめることで有名だ。中でも「石割桜」は巨石を割りながら成長している桜で北海道の記念保護樹木に指定されている。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
旭山記念公園の桜/北海道札幌市中央区
旭山記念公園の桜並木が彩る穏やかな春の風景画像提供:旭山記念公園管理事務所
旭山記念公園は、札幌市中央区にある人気の花見スポット。標高137.5メートルの展望台からは、満開の桜とともに石狩平野や日本海、札幌市街を一望できる。園内には約3500本のエゾヤマザクラなどが咲き誇り、春には多くの花見客でにぎわう。札幌の街並みを背景に見る桜は美しく魅力的な景色を楽しめる。公園内には子ども向けの遊具が充実しており、家族連れにも最適な花見スポットとなっている。
見どころ
標高の高い展望台から桜と札幌市街の景色を一望できる絶景スポット。アクセスも良好で、市内中心部から車や公共交通機関を利用して気軽に訪れることができる。
例年の見頃 |
5月上旬~5月中旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
桜の種類 |
エゾヤマザクラ |
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
最上公園の桜/山形県新庄市
花びらがお堀を桜色に染める画像提供:新庄市広報担当
カドとは、「鰊(ニシン)」のこと。東北地方では、産卵のために押し寄せるニシンが門口で獲れたことからカドと呼ぶようになったと言われ、春の産卵期に北方の海に現れることから「春告魚(はるつげうお)」とも呼ばれる。山形県の新庄は、豪雪地帯のため、冬期間は鮮魚の入手が困難であった。そのため雪解けと共に入荷するカドを焼いて酒を酌み交わし、春の到来を喜んだ。今日では、新庄の春の風物詩になっている。
見どころ
2025年4月29日(祝)~5月5日(祝)の期間、最上公園内特設会場で「新庄カド焼きまつり」が開催。周辺には約300本の桜が咲き誇り、夜にはぼんぼりが灯され、ライトアップされた夜桜を楽しめる。
例年の見頃 |
4月中旬~5月中旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
桜の種類 |
ソメイヨシノ |
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
松が岬公園の桜/山形県米沢市
水面に映える幻想的な夜桜画像提供:米沢観光コンベンション協会
山形県米沢市の松が岬公園(上杉神社)のお堀沿いに、200本の桜が咲き誇る様子はとても美しい。お堀の水面に映る桜がその美しさをさらに際立たせる。特に、お堀に架かる赤い橋(菱門橋)を背景にした桜の風景は風情があり、おすすめだ。夕暮れ時も素晴らしい。また、桜が散った後の水面を染める光景も非常に美しい。例年4月29日(祝)から5月3日(祝)にかけて開催される「米沢上杉まつり」は、上杉謙信公を偲ぶ神社の例大祭に合わせた歴史的なイベントで、800名の武将が戦う川中島合戦や上杉行列、パレードや和太鼓の演奏などが行われる。また、米沢牛や地元の特産品を販売する屋台が出店し、地元住民や多くの観光客でにぎわう。
見どころ
ライトアップは4月中旬から5月上旬にかけて、夕方18時30分から22時まで行われ、昼から夕方、夜にかけて様々な美しい風景を楽しむことができる。
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鶴ヶ城公園の桜/福島県会津若松市
桜の開花時期は夜間ライトアップで夜桜も楽しめる画像提供:会津若松観光ビューロー
鶴ヶ城は、日本で唯一の赤瓦の天守閣を持つ城。春には約1000本のソメイヨシノが開花し、「日本さくら名所100選」にも選ばれている。2025年4月上旬~5月上旬までの期間には夜間ライトアップが行われ、夜桜も楽しむことができる。また、堀や土塁は約400年以上前からのものが残り、城郭全体が国の史跡に指定されている。
見どころ
2025年4月上旬から5月上旬には、鶴ヶ城桜さくらまつりが開催される。なお、鶴ヶ城天守閣は2023年春に内部のリニューアルを行い、歴史に秘められた物語を楽しむことができる。詳細や最新情報については、鶴ヶ城公式サイト(https://www.tsurugajo.com/tsurugajo/)を参照。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。