近場で桜を見たい人におすすめの公園の桜。ピクニックはもちろん、園内を歩きながら桜鑑賞をするのもおすすめ。そこで今回は、全国の桜が見られる公園の中から「ウォーカープラス・花見特集」でアクセス数の多かった人気の15スポットを紹介。2025年の花見スポット探しの参考にしてみて。(集計期間:2025年11月25日~2025年11月27日)
※イベントが中止になっている場合があります。また、開催時間や施設の営業時間等が変更されている場合があります。ご利用の際は事前にご確認のうえ、おでかけください。
高尾さくら公園の桜/埼玉県北本市
整然と続く桜並木画像提供:北本総合公園管理事務所
ソメイヨシノをはじめ、エドヒガンザクラやしだれ桜など約30種類約200本の桜が植えられている、埼玉県北本市の高尾さくら公園。公園は高台にあり秩父の山々などの眺望も良い。2025年3月29日(土)・30日(日)の10時~15時には、「北本さくらまつり2025」が開催。広々とした芝生に座り、多彩な種類の桜を楽しむことができる。
見どころ
晴れた日には展望台から富士山を望めるので、立ち寄るのもおすすめ。種類によって開花期が異なるため、長く桜を楽しめるのも魅力だ。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
桜山公園の桜(群馬県)/群馬県藤岡市
桜色に染まる桜山画像提供:藤岡市
桜山公園にある日本庭園は、1500トンもの三波石を用いて大きな池と清流を組合わせた本格的な池泉回遊式庭園。この広場は桜山への登山口にあり、公園全体のシンボルにもなっている。ソメイヨシノ3000本、冬桜7000本の合計1万本の桜が咲き競い、山全体を桜色に染め上げる。
見どころ
桜山公園第3の広場から第2駐車場方面を見渡すと桜色に染まった桜山を一望できる。また、2025年4月5日(土)~4月6日(日)10時~16時には、桜春の桜まつり(仮)が開催。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
隅田公園の桜/東京都墨田区
遊歩道沿いをピンク色に染める桜並木画像提供:墨田区観光協会
「日本さくら名所100選」にも選ばれている花見の人気スポット。江戸時代に4代将軍・徳川家綱の命により植えられたのが始まりと言われ、1717年(享保2年)には8代将軍・徳川吉宗が100本の桜を植え足した記録が残っており、現在では墨田区側に約300本、対岸の台東区側に約600本の桜が植えられている。駅から近く、隅田川の両岸を約1キロにわたって桜並木が続き、東京スカイツリー(R)とのコラボレーションを楽しめる。
見どころ
隅田川の屋形船に乗って両岸の桜並木を眺めるのもおすすめ。夜には園内の桜がライトアップされ、幻想的な雰囲気が広がる。2025年の墨堤さくらまつりは3月中旬~4月上旬で開催予定。※詳細は公式サイトなどでご確認ください。
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弘前公園(鷹揚公園)の桜/青森県弘前市
弘前城天守の周りを満開の桜が覆う※2025年現在天守は石垣修理に伴い、本丸内で約70メートル移動しています。画像提供:弘前市
弘前公園二の丸にあるソメイヨシノは、旧藩士の菊池楯衛が1882(明治15)年に寄贈し植栽されたもので、現存するソメイヨシノでは日本最古級といわれる。ソメイヨシノは成長が早いわりに寿命が60年から80年とされていたが、弘前公園には樹齢100年を越えるソメイヨシノが400本以上あり、多くの専門家から管理技術が日本一と称され、「日本さくら名所100選」にも選ばれている。
見どころ
2025年4月18日(金)~5月5日(祝)には、弘前さくらまつりを開催。敷地面積が約49万2000平方メートルの弘前公園には、しだれ桜や八重桜など52種、約2600本の桜が咲き、さくらまつりの開催時期に合わせてライトアップを実施。光り輝く弘前城天守と夜桜の対比は圧巻だ。
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鶴ヶ城公園の桜/福島県会津若松市
桜の開花時期は夜間ライトアップで夜桜も楽しめる画像提供:会津若松観光ビューロー
鶴ヶ城は、日本で唯一の赤瓦の天守閣を持つ城。春には約1000本のソメイヨシノが開花し、「日本さくら名所100選」にも選ばれている。2025年4月上旬~5月上旬までの期間には夜間ライトアップが行われ、夜桜も楽しむことができる。また、堀や土塁は約400年以上前からのものが残り、城郭全体が国の史跡に指定されている。
見どころ
2025年4月上旬から5月上旬には、鶴ヶ城桜さくらまつりが開催される。なお、鶴ヶ城天守閣は2023年春に内部のリニューアルを行い、歴史に秘められた物語を楽しむことができる。詳細や最新情報については、鶴ヶ城公式サイト(https://www.tsurugajo.com/tsurugajo/)を参照。
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円山公園の桜(京都府)/京都府京都市東山区
祇園の夜桜画像提供:京都市都市緑化協会
回遊式日本庭園を中心に、料亭や茶店が散在する、京都市内最古の公園。桜の名所として名高く、特に「祇園枝垂桜(ぎおんしだれざくら)」で知られている。推定樹齢90年以上のこのしだれ桜は、公園のシンボルとして圧倒的な存在感を放ち、春になると優雅に垂れ下がる枝いっぱいに淡いピンクの花を咲かせる。夜間にはライトアップされ、幻想的な夜桜の美しさも格別だ。広々とした園内にはソメイヨシノなど多くの桜が咲き誇り、京都らしい情緒あふれる風景が広がる。京都随一の桜の名所で、開花時期には約650本の桜が満開に咲き誇る。
見どころ
「祇園の夜桜」で有名なしだれ桜は例年4月上旬までだが、八重桜は中旬過ぎまで楽しめる。2025年3月下旬~4月上旬頃の日没~22時頃には桜のライトアップが行われる。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
角館武家屋敷通りの桜/秋田県仙北市
角館武家屋敷通りのしだれ桜がライトアップされる画像提供:一般社団法人 田沢湖・角館観光協会
秋田県仙北市角館の町にあるしだれ桜のうち、162本が国の天然記念物に指定されている。武家屋敷通りの黒板塀に映えるピンク色の花々が可愛らしく、毎年多くの花見客を魅了している。なおこの桜は、佐竹北家二代目佐竹義明の妻が京都から嫁いでくる際に、嫁入り道具の中に入っていたしだれ桜の苗木3本が始まりといわれている。
見どころ
2025年は4月中旬~5月上旬に「角館の桜まつり」が開催(見込)。ライトアップも実施される(※開花状況によっては、イベント内容は変更または中止の場合があります。詳細は公式サイトなどをご確認ください)。
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水元公園の桜/東京都葛飾区
満開のソメイヨシノが園内を桃色に染め上げる画像提供:水元公園サービスセンター
東京都葛飾区にある水元公園は、桜の名所として親しまれている。96万平方メートルもの広大な園内には桜が約388本点在。公園沿いの遊歩道(水元さくら堤)には約530本のソメイヨシノを主とした古木が美しく咲き誇る。例年の桜の見頃は3月下旬から4月上旬。また、水郷景観が特徴の公園内では、多様な水生植物や自然の景色も楽しめる。
見どころ
「水元さくら堤」の桜並木は約3.5キロにわたり続き、満開時には見事なピンクのトンネルのような景色が広がる。公園内は無料で開放されており、桜を見ながらの遊歩道散策がおすすめだ。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
西平畑公園の桜/神奈川県足柄上郡松田町
桜と菜の花のコラボレーションを楽しみながら、足柄平野と相模湾、天気が良ければ伊豆大島まで見渡せる絶景ポイント画像提供:TUDOI合同会社
2月に開花する早咲きの河津桜約360本は、春の訪れを感じる松田山ハーブガーデンのシンボルだ。眼前に足柄平野や相模湾、箱根連山を見渡せ、富士山を望める絶景スポット。河津桜の開花期間は比較的長く、濃いピンク色の花が咲き始め、7分咲き頃から見頃を迎える。満開後も約10日間にわたり美しい花を楽しむことができる。また、2025年2月8日(土)から3月16日(日)の9時から16時は「第26回まつだ桜まつり」が開催され、キッチンカーなどが並ぶ。
見どころ
河津桜のピンクと菜の花のイエローのコラボレーションや、大島まで見渡せる広々とした景色は圧巻で、公園からの眺めは「関東の富士見百景」にも選ばれている。
| 例年の見頃 |
2月上旬~3月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり。「まつだ桜まつり」は2025年2月8日(土)~3月16日(日) |
| 桜の種類 |
河津桜 |
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県立三ツ池公園の桜/神奈川県横浜市鶴見区
池の周囲を桜が囲み、水面がピンク色に変わる画像提供:県立三ツ池公園
名前の通り上、中、下の3つの池を豊かな樹林に囲む神奈川県横浜市の公園。「日本さくら名所100選」にも選ばれており、2月中旬に開花する寒桜を皮切りに、河津桜や八重桜、ソメイヨシノなど多様な品種約1000本の桜が時期をずらしながら花を咲かせ、あたり一面を彩る。
見どころ
3つの池の周囲を桜が囲み、水面がピンク色に変わるさまは見応えがある。約70品種もの桜が植えられ、それぞれの花の特徴を見比べながら散策するのもおすすめだ。
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新宿御苑の桜/東京都新宿区
敷地内には約70品種約900本の桜がある画像提供:環境省新宿御苑管理事務所
プラタナス並木が美しい整形式庭園や、広大な芝生とユリノキが特徴の風景式庭園、伝統的な日本庭園が巧みに組み合わされており、明治を代表する近代西洋庭園ともいわれている。園内はユリノキ、プラタナス、ヒマラヤシーダー、ラクウショウなど約1万本の樹木により独特の景観が形づくられ、約70品種約900本の桜は春の大きな魅力となっている。【※新宿御苑は酒類持ち込み禁止です。また、2025年3月22日(土)、23日(日)、29日(土)、30日(日)、4月5日(土)、6日(日)の10時~16時は事前予約制となります。詳細は公式サイト等でご確認ください】
見どころ
新宿御苑の桜は種類によって開花期が異なるため、長い期間桜を楽しむことができる。1月に早咲きの桜が咲き始め、3月下旬頃よりソメイヨシノが見頃を迎える。4月に見頃となる八重桜も見逃せない。
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六義園の桜/東京都文京区
名物のしだれ桜は必見画像提供:公益財団法人東京都公園協会
第5代将軍徳川綱吉の側用人、柳澤吉保が造った和歌の趣味を基調とする「回遊式築山泉水」の大名庭園で1953年(昭和28年)に国の特別名勝に指定された。六義園の春の風物詩として親しまれている「春夜の六義園 夜間特別観賞」は、しだれ桜の開花状況に合わせて2025年3月14日(金)~30日(日)の中で連続した7日間に開催予定。普段は入園できない夜間(期間中毎日18時30分~21時)しだれ桜を中心に、六義園の主景観のひとつである中の島、吟花亭跡、水香江など各スポットをライトアップする。入場には夜間特別観賞券が必要(※詳細については公式サイトなどでご確認ください)。
見どころ
六義園のシンボルともいえるしだれ桜は、高さ約15メートル、幅は20メートルにもおよび、夜空に浮かび上がる姿は見ごたえ十分。夜間特別観賞期間中は、岩崎家時代に建てられた土蔵壁面へのプロジェクション投影、水香江に光で「水紋」の創作、園内複数箇所にフォトスポットの設置などがありイベントが盛りだくさんだ。
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大宮公園の桜/埼玉県さいたま市大宮区
桜の木々の後ろに緑の松林が広がる画像提供:埼玉県大宮公園事務所
埼玉県で一番歴史ある県営公園として人々に親しまれ、春には古木の桜が咲き乱れる県内でも屈指の桜の名所。自然に恵まれた広大な敷地内に約700本の桜が作るトンネルは、空をピンク色に染めて素晴らしい風景を作り出す。最寄り駅である東武アーバンパークライン大宮公園駅から徒歩10分とアクセスも良い。
見どころ
大宮氷川神社に隣接し「日本さくら名所100選」に認定されている。園内に設置されている日本庭園もすばらしい。2025年の桜が見頃の時期にライトアップを実施。ライトアップされた満開の桜が昼とは違う風情を感じさせてくれ、とても見ごたえがある。
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浜松城公園の桜/静岡県浜松市中央区
浜松城と満開の桜のコラボレーションが楽しめる画像提供:浜松市
浜松市の中心部にありながら、豊かな緑に囲まれ、市の指定史跡にもなっている浜松城公園。徳川家康によって築城された浜松城を取り巻くように園内が約330本の桜で彩られ、浜松随一の桜の名所として多くの花見客で賑わう。2025年3月20日(木)~4月6日(日)の期間には「浜松城公園さくらまつり」が開催。
見どころ
「浜松城公園さくらまつり」会期中はぼんぼりが飾られ、夜は21時まで園内をライトアップ。 天守閣の営業時間延長(18時まで)も予定されている。浜松城のライトアップは22時まで。また、日本庭園のライトアップも実施予定。※詳細は公式サイトなどでご確認ください。
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夙川河川敷緑地(夙川公園)の桜/兵庫県西宮市
「日本さくら名所100選」にも選ばれた桜並木が楽しめる画像提供:西宮市公園緑地課
河川全体が公園として整備されている都市公園。1949年(昭和24年)に、辰馬卯一郎市長の提唱で1000本の桜が植栽され、川の両岸に南北2.8キロに桜並木が続く。現在はソメイヨシノを中心に約1660本の桜があり、「日本さくら名所100選」にも選ばれている。ソメイヨシノのほかに、山桜、大島桜、関山も楽しめる。
見どころ
川のせせらぎと桜の優雅な姿が調和し、穏やかな春の情景を作り出している。桜のトンネルの下をゆったりと散策したり、芝生でお花見を楽しんだりと、訪れる人々を魅了する絶景が広がる。
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※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。