早咲き桜は1~3月に見頃となり、早春に桜を楽しめると人気を集めている。そこで今回は、早咲き桜が見られる全国の桜名所から「ウォーカープラス・花見特集」でアクセス数の多かった人気の15スポットを紹介。2025年の花見スポット探しの参考にしてみて。(集計期間:2025年8月24日~2025年8月26日)
※イベントが中止になっている場合があります。また、開催時間や施設の営業時間等が変更されている場合があります。ご利用の際は事前にご確認のうえ、おでかけください。
淀水路の桜/京都府京都市伏見区
水路沿いで咲き乱れる河津桜画像提供:淀観光協会
2002年に伊豆から取り寄せた2本の苗木を植樹したのが最初で、今では淀の町に300本、そのうち約200本の河津桜が1.1キロの淀緑地の水路沿いに咲き誇る。早咲きの河津桜は、濃いピンク色が鮮やかで2月中旬頃から咲き始め、3月末近くまで楽しめる。近年は多くの花見客で賑わうようになり、京都の春を呼ぶ風物詩として親しまれている。
見どころ
地元住民を中心に植樹した約200本の河津桜が、2月中旬から見頃となる。淀水路の遊歩道を散策しながら、のんびりと桜を観賞できる。水面に桜の花びらが浮かぶ様子も風情があり、満開の時期を過ぎても花見を満喫できるのがうれしい。
例年の見頃 |
2月中旬~3月下旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
夜桜・ライトアップ |
なし
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桜祭り |
なし
未定
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桜の種類 |
河津桜 |
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
今帰仁城跡の桜/沖縄県国頭郡今帰仁村
桜まつり期間中は夜桜を鑑賞できる画像提供:今帰仁城跡
世界遺産の今帰仁城跡に咲く360本の寒緋桜は、毎年1月下旬から2月中旬が見頃となる。この時期に合わせて開催される「今帰仁グスク桜まつり」は、今帰仁城跡の魅力を最も引き出す祭りとして人気が高い。2025年は1月25日(土)~2月2日(土)の期間で開催。期間中の18時~21時には、ライトアップも行われる。
見どころ
平郎門につづく石畳の桜や城からの帰路で見ることのできる海と桜のコントラストがみどころ。
例年の見頃 |
1月下旬~2月中旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
夜桜・ライトアップ |
あり
「今帰仁グスク桜まつり」期間中の桜のライトアップ(18:00~21:00)[問い合わせ先:今帰仁村観光協会 0980-56-1057]
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桜祭り |
あり
2025年1月25日(土)~2月2日(土) 今帰仁グスク桜まつり[問合せ先:今帰仁村グスク桜まつり実行委員会 0980-56-1057]
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桜の種類 |
寒緋桜 |
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
もとぶ八重岳一帯の桜/沖縄県国頭郡本部町
本部八重岳の寒緋桜が満開になると辺り一面がピンク色に染まる画像提供:本部町役場企画商工観光課
沖縄県国頭郡本部町に位置し、標高453メートルの八重岳は、山頂まで4.5キロの道沿いにずらりと琉球寒緋桜が植えられているのが特徴で、例年は1月中旬から2月上旬にかけて見頃を迎える。山頂付近まで車で登れるので、ドライブをしながら桜に彩られた八重岳を楽しむこともできる。
見どころ
「ひとあし、お咲きに。」をキャッチフレーズに、2025年1月28日(土)〜2月2日(日)には日本一早咲きの桜まつり「第47回もとぶ八重岳桜まつり」が開催。1月18日(土)・19日(日)にはステージイベントも実施。
例年の見頃 |
1月中旬~2月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
夜桜・ライトアップ |
なし
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桜祭り |
あり
2025年1月18日(土)〜2月2日(日) 第47回もとぶ八重岳桜まつり[問合せ先:本部町役場企画商工観光課 0980-47-2700]
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桜の種類 |
寒緋桜 |
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
小石川後楽園の桜/東京都文京区
春の到来を感じさせる新緑と薄桃色のコントラストが美しい画像提供:(公財)東京都公園協会
小石川後楽園は都内に現存する大名庭園の中で最も古く、江戸期の庭園として典型的な回遊式庭園。1629年(寛永6)年に水戸徳川家初代藩主・頼房が造成し、2代藩主・光圀(水戸黄門)の代に完成した。「海・山・川・田園」を見立てた起伏に富んだ景観の中に、日本と中国の景勝地が数多く展開する和漢の調和が美しい庭園。いまなお秀れた景観を維持しており、特別史跡及び特別名勝として国の文化財に指定されている。
見どころ
里山の風景が表現されている菖蒲田付近では、花を咲かせた山桜がのどかな雰囲気に彩りを添える。春の到来を感じさせる新緑と薄桃色のコントラストが美しく、花見におすすめのスポットだ。
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弘前公園(鷹揚公園)の桜/青森県弘前市
弘前城天守の周りを満開の桜が覆う※2025年現在天守は石垣修理に伴い、本丸内で約70メートル移動しています。画像提供:弘前市
弘前公園二の丸にあるソメイヨシノは、旧藩士の菊池楯衛が1882(明治15)年に寄贈し植栽されたもので、現存するソメイヨシノでは日本最古級といわれる。ソメイヨシノは成長が早いわりに寿命が60年から80年とされていたが、弘前公園には樹齢100年を越えるソメイヨシノが400本以上あり、多くの専門家から管理技術が日本一と称され、「日本さくら名所100選」にも選ばれている。
見どころ
2025年4月18日(金)~5月5日(祝)には、弘前さくらまつりを開催。敷地面積が約49万2000平方メートルの弘前公園には、しだれ桜や八重桜など52種、約2600本の桜が咲き、さくらまつりの開催時期に合わせてライトアップを実施。光り輝く弘前城天守と夜桜の対比は圧巻だ。
例年の見頃 |
4月中旬~5月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
夜桜・ライトアップ |
あり
日没~23:00(予定)
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桜祭り |
あり
2025年4月18日(金)~5月5日(祝) 弘前さくらまつり[問い合わせ先:弘前市都市整備部公園緑地課 0172-33-8739]
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桜の種類 |
八重桜、ソメイヨシノ、山桜、しだれ桜、寒緋桜、大島桜、エドヒガンザクラ、カスミザクラ、弘前雪明かり(弘前発祥の八重桜)、など全52品種 |
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志波彦神社 鹽竈神社の桜/宮城県塩竈市
国の天然記念物・ 鹽竈桜画像提供:志波彦神社鹽竈神社
国の天然記念物に指定されている八重桜の一種、鹽竈桜27本をはじめ、ソメイヨシノや八重咲きのしだれ桜など200本あまりが春を彩る。なお 鹽竈桜の特徴は、めしべが変化して2枚か3枚の青い葉となり、花軸が短く、花弁は35~50枚ほどで縦じわがあり、先端が2~5のノコギリ状になっている。
見どころ
鹽竈桜は境内の桜の中では花期が最も遅く、例年4月中旬~下旬頃が見頃となる。また、2025年4月27日(日)には、「花まつり」神輿渡御が開催。
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西ケ原みんなの公園の桜/東京都北区
河津桜は2月から開花を迎える画像提供:北区
東京都北区の住宅街の中にある西ヶ原みんなの公園では、広い芝生広場での散策やジョギングが楽しめる。また、夏場に開放されるじゃぶじゃぶ池での水遊びなど、そのほかにもいろいろな楽しみ方ができる、大人にも子どもにもぴったりな公園だ。
見どころ
公園内に植えられている河津桜は2月から開花を迎え、早い時期から見頃の桜を観賞できる。
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相模が丘仲よし小道 さくら百華の道の桜/神奈川県座間市
緑道の早春の桜画像提供:NPO法人 さくら百華の道
道沿いに植えられている桜64品種218本によって、1月下旬の寒桜から4月下旬の奈良の八重桜、9月下旬からは十月桜などの秋桜で順次見頃を楽しめる1600メートルの緑道。地元の有志で設立された「NPO法人 さくら百華の道」によって、現在維持管理されている。また、2025年3月29日(土)・30日(日)には、相模が丘さくら祭りが開催。
見どころ
幅約9メートルのユニバーサル・デザイン設計(バリアフリー化等)の平坦な緑道で、1600メートルにわたって道の左右に植えられている桜が咲く様は見応えがある。
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車折神社の桜/京都府京都市右京区
溪仙桜は画家・冨田溪仙が奉納したことで知られる画像提供:車折神社
京都市右京区にあり、学業成就、厄除、金運向上、良縁などのご利益があるとされる神社。境内には芸能の神を祀った芸能神社があり、芸能人が訪れることでも有名だ。多くの桜が植えられ、建立当初より「桜の宮」と呼ばれ親しまれていたが、後嵯峨天皇が嵐山御幸の際、社前で牛車の轅が折れたことから、車折神社と称されるようになった。ソメイヨシノ、八重桜、しだれ桜など約15種類40本の桜があり、早咲きから遅咲きまで多種多様の桜を鑑賞できる。花の見頃が長く続くので、訪れる度、満開の桜を楽しめる。
見どころ
神社内にある河津桜、寒緋桜などの桜の中で、日本画家の冨田溪仙が献木した溪仙桜が特に有名だ。溪仙は、近代日本画家の巨匠で車折神社の元宮司だった富岡鉄斎に傾倒したと言われている。溪仙桜は3月下旬頃に見頃を迎える。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
花見山の桜/福島県福島市
花々がいっせいに咲き誇る画像提供:(一社)福島市観光コンベンション協会
花木栽培農家が善意で開放している公園。日本を代表する写真家・故秋山庄太郎氏が「福島に桃源郷あり」と毎年訪れていた場所で、春になるとウメ、東海桜、彼岸桜、ソメイヨシノ、レンギョウ、ボケ、ハナモモなど約70種類もの花々が、いっせいに咲き誇る(※詳しくは公式サイト(「花見山特設サイト」で検索)でご確認ください)。
見どころ
春の花々が百花繚乱のごとく一斉に咲き競うさまは、まさに桃源郷そのもの。また、頂上での吾妻連峰と花々のコントラストは必見だ。
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千葉公園の桜/千葉県千葉市中央区
綿打池のほとりでさまざまな桜の花が見頃を迎える画像提供:千葉市 中央・美浜公園緑地事務所
千葉県千葉市中央区に位置する千葉公園は、JR千葉駅から徒歩10分の都心部にあり、アクセスが良い緑に囲まれた総合公園。園内には約660本の桜が植えられており、満開になると公園全体が淡いピンク色に包まれる美しい光景が広がる。綿打池沿いのしだれ桜をボートに乗りながら楽しむのがオススメ(※園内工事中のため、2029年(予定)まで一部閉鎖)。
見どころ
桜の咲く頃、お花見広場の近くでムスカリが見頃を迎え、ブドウの房のような紫の花を咲かせる。桜のピンク色とのコントラストを楽しめるのもうれしい。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
尾根緑道の桜/東京都町田市
横断幕のように続く桜並木画像提供:町田市
町田市に数多くある桜の名所の中でも、約1.5キロの散策路に沿って 見事な桜のトンネルを作り出す尾根緑道の桜は必見。ソメイヨシノや山桜、里桜など約360本の桜が咲き誇り、散策路に沿って設置された広場やベンチに座って、ゆったり鑑賞できる。2025年3月29日(土)・30日(日)には、「2025町田さくらまつり」を開催。尾根緑道会場(10時~15時30分)、芹ヶ谷公園会場(10時~16時)の両会場ではステージを設置し、各団体による歌や踊り、音楽の演奏などが披露される。模擬店やキッチンカーなどの出店もあるため、楽しい一日を過ごせる。また、恩田川会場(10時~17時)では、地元団体による模擬店やゲームなどの出店があり、こちらでも一日を満喫することができる。
見どころ
早咲きから遅咲きまで、17種類約360本の桜と菜の花が織りなす風景が魅力。地元の協力店で使用できるクーポンや、さくらさんぽスタンプラリーの専用台紙を掲載した「2025町田さくらまつりウィーク」公式ガイドは、3月上旬頃から市民センターなどにて配布。
例年の見頃 |
3月下旬~4月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
夜桜・ライトアップ |
なし
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桜祭り |
あり
2025年3月29日(土)・30日(日) 町田さくらまつり[問合せ先:町田さくらまつり実行委員会事務局 042-724-2128]
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桜の種類 |
ソメイヨシノ、山桜、しだれ桜、寒緋桜、大島桜、など。小山内裏公園内では、カワヅザクラや希少種のヤブザクラ、タマノホシザクラなども観桜可 |
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
長谷寺の桜(奈良県)/奈良県桜井市
長谷寺を取り囲むようにして咲く桜画像提供:奈良・長谷寺
奈良県桜井市にある長谷寺は真言宗豊山派の総本山の寺で、十一面観音を本尊とし、西国三十三所観音霊場の札所として信仰を集めている。「花の御寺」の愛称があり四季折々に花ごよみが境内を彩る。桜の名所としても有名。3月下旬から4月下旬までソメイヨシノ、山桜、しだれ桜、寒緋桜、御衣黄、紅枝垂、奈良の八重桜など多種の桜が咲き誇り、一帯を春一色に染め上げる。北朝光明法皇の御庵跡にあるしだれ桜は、一見の価値がある。
見どころ
本堂の舞台からは境内の桜全体を眺めることができ、その景色はまさに絶景。3月1日から本尊大観音特別拝観、春季寺宝展が開催される。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
見沼田んぼの桜回廊の桜/埼玉県さいたま市浦和区
桜回廊の見守り活動の一環として「見沼田んぼ桜回廊サポーター」募集中画像提供:さいたま市 都市局みどり公園推進部見沼田圃政策推進課
春を迎えると、さいたま市の見沼田んぼに繰り広げられる桜回廊。見沼代用水沿いの桜並木の西縁と東縁、および見沼通船堀に連なる桜を増やして作り上げたのが「見沼田んぼの桜回廊」。たくさんの人々の協力や賛同を得ながら「サクラサク見沼田んぼプロジェクト」を展開し、桜回廊の魅力をさらに高めている。見沼代用水に沿って20キロにもわたり延々と連なる桜回廊は圧巻だ。約2000本の桜は昔からあるソメイヨシノに加え、雅、山桜、エドヒガンザクラなども植樹されているため、長期にわたり桜の下を散策できる。
見どころ
桜回廊が長いため各エリアを紹介するガイドマップを公開している。アクセスしやすい最寄り駅から徒歩圏内で桜回廊を楽しめる。開花時期には桜の開花状況なども公式サイトでも紹介。また、2025年3月17日(月)~30日(日)17時~21時には、見沼田んぼの桜回廊ライトアップ2025が開催。土日のみキッチンカーの出店がある。
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代々木公園の桜/東京都渋谷区
園内にはソメイヨシノ、大島桜、山桜などが植えられている画像提供:代々木公園
東京23区内の都市公園の中で5番目に広く、道路を挟んで広がる森林公園地区と、陸上競技場、野外ステージなどを備えた広場地区とに分かれている。隣接する明治神宮の木々とともに緑濃い森を作り、大小3基の噴水や水回廊を持つ水景施設がうるおいを生み出している。園内にはソメイヨシノ、大島桜、山桜など約600本の桜が例年3月下旬頃から見頃を迎える。満開時には「桜の園」や「中央広場」などが鮮やかに彩られる。
見どころ
例年2月下旬から3月上旬にかけて河津桜が見頃となり、ひと足早く春を感じることができる。
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※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。