近場で桜を見たい人におすすめの公園の桜。ピクニックはもちろん、園内を歩きながら桜鑑賞をするのもおすすめ。そこで今回は、東京都の桜が見られる公園の中から「ウォーカープラス・花見特集」でアクセス数の多かった人気の15スポットを紹介。2025年の花見スポット探しの参考にしてみて。(集計期間:2025年9月16日~2025年9月18日)
※イベントが中止になっている場合があります。また、開催時間や施設の営業時間等が変更されている場合があります。ご利用の際は事前にご確認のうえ、おでかけください。
隅田公園の桜/東京都墨田区
遊歩道沿いをピンク色に染める桜並木画像提供:墨田区観光協会
「日本さくら名所100選」にも選ばれている花見の人気スポット。江戸時代に4代将軍・徳川家綱の命により植えられたのが始まりと言われ、1717年(享保2年)には8代将軍・徳川吉宗が100本の桜を植え足した記録が残っており、現在では墨田区側に約300本、対岸の台東区側に約600本の桜が植えられている。駅から近く、隅田川の両岸を約1キロにわたって桜並木が続き、東京スカイツリー(R)とのコラボレーションを楽しめる。
見どころ
隅田川の屋形船に乗って両岸の桜並木を眺めるのもおすすめ。夜には園内の桜がライトアップされ、幻想的な雰囲気が広がる。2025年の墨堤さくらまつりは3月中旬~4月上旬で開催予定。※詳細は公式サイトなどでご確認ください。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
上野恩賜公園の桜/東京都台東区
不忍池そばの桜並木は花見客で賑わいを見せる画像提供:上野恩賜公園
上野の山は、江戸時代から桜の名所として知られ、四季を通じて自然を存分に満喫できる。桜は天海僧正が吉野山から移植させたといわれ、公園さくら通りを中心に約800本の桜が園内を彩る。最寄り駅からも近く、美術館や博物館、動物園などもあって子どもから大人まで楽しめる。
見どころ
2025年3月下旬から4月上旬ごろには、うえの桜フェスタを開催予定。竹の台広場(噴水広場)でさまざまなイベントが催され、上野のお店を始めとした50店舗以上の物産展も大集合する。イベントの詳細については公式サイトを参照。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
浜離宮恩賜庭園の桜/東京都中央区
富士見山からの桜画像提供:公益財団法人東京都公園協会
潮入の池と二つの鴨場をもつ徳川将軍家の庭園で、江戸時代は江戸城の「出城」としての機能を果たしていた。11代将軍家斉の時にほぼ現在の姿の庭園が完成した。明治維新後は皇室の離宮となり、名称も浜離宮となった。1945年(昭和20年)に東京都に下賜され、整備のうえ1946年から一般公開。1952年11月には周囲の水面を含め、国の特別名勝および特別史跡に指定された。園内には約26種、80本の桜が植えられている。
見どころ
ソメイヨシノの見頃は3月下旬から4月上旬、八重桜の見頃は4月中旬となっているため、3月下旬から4月中旬まで色とりどりの桜が楽しめる。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
都立神代植物公園の桜/東京都調布市
さくら園に広がる枝垂桜のトンネル画像提供:東京都公園協会
神代植物公園の“さくら園”をはじめとする園内各所では、早咲きの大寒桜(おおかんざくら)から遅咲きのサトザクラ類まで、約60種類、750本の桜を鑑賞できる。2025年3月19日(水)~4月6日(日)には、園内を彩る桜の最盛期に合わせて「さくらまつり」を開催予定。また、2025年3月24日(月)は、桜の鑑賞を楽しめるよう臨時開園される。
見どころ
さまざまな種類がある中で、3月下旬~4月上旬頃に見頃を迎える神代曙は神代植物公園に原木があり、染井吉野と比べるとやや濃いピンク色の花を携えた美しい姿を観賞できる。
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小金井公園の桜/東京都小金井市
可憐な花を携えて枝を大きく広げるソメイヨシノ画像提供:公益財団法人 東京都公園協会 小金井公園サービスセンター
東京都小金井市にあり、都立公園の中でも最大規模を誇る公園。園内には、山桜、ソメイヨシノ、里桜など約50種類、約1400本の桜が見られ、隣接する名勝「小金井桜」とともに桜の名所となっている。例年、3月下旬から4月下旬頃にかけてが、桜の見頃の時期となる。2025年3月29日(土)・30日(日)には、第71回小金井桜まつりが開催。
見どころ
特にたてもの園前広場のソメイヨシノは多くの花見客で賑わい、「桜の園」では多彩な桜が春を彩る。
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駒沢オリンピック公園の桜/東京都世田谷区
スポーツとともに、美しく咲いた桜を楽しめる画像提供:(公財)東京都公園協会
1964年の東京オリンピック跡地として開放されている駒沢オリンピック公園総合運動場。陸上競技場や野球場、テニスコートなど10カ所の体育施設があり、大会などでも使用している。この広大な敷地の中には約130本ものソメイヨシノ、里桜などが植えられ、桜の見どころが随所にある。
見どころ
自由広場周辺の桜並木は大変美しいので、おすすめスポット。春には桜以外にも、ツツジやハナミズキなど多数の花が咲く。
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明治神宮外苑の桜/東京都新宿区
歩道の頭上にせり出すように枝を広げるソメイヨシノ画像提供:明治神宮外苑
明治神宮外苑は、明治天皇とその皇后、昭憲皇太后のご遺徳を永く後世に伝えるために、全国国民からの寄付金と献木、青年団による勤労奉仕により、聖徳記念絵画館を中心に、体力の向上や心身の鍛錬の場、また文化芸術の普及の拠点として、明治神宮に奉献された。テニスコート・アイススケート場・打撃練習場(バッティングドーム)、明治神宮野球場など、活発で楽しい場所を提供。
見どころ
花見スポットとしても知られ、ソメイヨシノが見頃を迎える3月下旬頃から花見のために多くの人が訪れる。
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清澄庭園の桜/東京都江東区
園内で最後に見頃を迎える里桜画像提供:公益財団法人東京都公園協会
東京都江東区に位置し、泉水、築山、枯山水を主体に、全国の名石を池の周囲に配した回遊式林泉庭園。この造園手法は、江戸時代の大名庭園に用いられたものだが、明治時代の造園にも受け継がれ、清澄庭園によって近代的な完成をみたと言われている。園内では2月下旬の寒緋桜の開花から始まり、3種類の桜が時期をずらしながら順々に開花していく。
見どころ
自由広場にある里桜は4月上旬頃に見頃を迎え、遅めの花見を楽しめる。庭園内にはソメイヨシノをはじめとする桜が点在しており、満開の時期には庭園の池や景石と見事に調和した風景を楽しむことができる。
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新宿御苑の桜/東京都新宿区
敷地内には約70品種約900本の桜がある画像提供:環境省新宿御苑管理事務所
プラタナス並木が美しい整形式庭園や、広大な芝生とユリノキが特徴の風景式庭園、伝統的な日本庭園が巧みに組み合わされており、明治を代表する近代西洋庭園ともいわれている。園内はユリノキ、プラタナス、ヒマラヤシーダー、ラクウショウなど約1万本の樹木により独特の景観が形づくられ、約70品種約900本の桜は春の大きな魅力となっている。【※新宿御苑は酒類持ち込み禁止です。また、2025年3月22日(土)、23日(日)、29日(土)、30日(日)、4月5日(土)、6日(日)の10時~16時は事前予約制となります。詳細は公式サイト等でご確認ください】
見どころ
新宿御苑の桜は種類によって開花期が異なるため、長い期間桜を楽しむことができる。1月に早咲きの桜が咲き始め、3月下旬頃よりソメイヨシノが見頃を迎える。4月に見頃となる八重桜も見逃せない。
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都立光が丘公園の桜/東京都練馬区
広大な敷地に咲き誇る桜は見事画像提供:光が丘公園サービスセンター
6万平方メートルにおよぶ広大な芝生地を有する光が丘公園。園内には、ソメイヨシノ約180本、大島桜約700本、山桜約110本と園内全域で約1000本の桜が咲き誇る。遊具やアスレチックのあるちびっ子広場、バーベキュー広場(バーベキュー広場内に桜はありません)なども備える。
見どころ
都営大江戸線光が丘駅からは徒歩10分以内のアクセスの良さで、家族連れにもおすすめ。2025年3月29日(土)・30日(日)には「ねりま光が丘 Cherry Blossom Festa 2025」が開催される。
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井の頭恩賜公園の桜/東京都武蔵野市
ボートに揺られて眺める桜も美しい
東京都武蔵野市にある井の頭恩賜公園は、さくら名所100選に選出されており、駅から近く気軽に訪れることができる。公園全体で約400本の桜があり、池の周囲には約200本の桜が雄大に枝を広げている。七井橋の上から眺める満開の桜が池にせり出して咲くさまはまさに圧巻で、水面に散りゆく花吹雪もまた風情がある。西園には多くの品種の桜があり2月中旬頃から早咲きの桜が咲き出し、八重桜や、しだれ桜、白花の桜、濃紅色の桜などが次々に咲き誇る。遅咲きの桜は4月中旬まで鑑賞することができる。
見どころ
池の周囲の桜が見頃を迎えると、水面に映える桜と散りゆく花吹雪が美しい景観を生み出す。
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水元公園の桜/東京都葛飾区
満開のソメイヨシノが園内を桃色に染め上げる画像提供:水元公園サービスセンター
東京都葛飾区にある水元公園は、桜の名所として親しまれている。96万平方メートルもの広大な園内には桜が約388本点在。公園沿いの遊歩道(水元さくら堤)には約530本のソメイヨシノを主とした古木が美しく咲き誇る。例年の桜の見頃は3月下旬から4月上旬。また、水郷景観が特徴の公園内では、多様な水生植物や自然の景色も楽しめる。
見どころ
「水元さくら堤」の桜並木は約3.5キロにわたり続き、満開時には見事なピンクのトンネルのような景色が広がる。公園内は無料で開放されており、桜を見ながらの遊歩道散策がおすすめだ。
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石神井公園の桜/東京都練馬区
三宝寺付近の桜画像提供:東京都公園協会
木々に囲まれ落ち着いた風情の三宝寺池やボートで賑わう石神井池を中心に、3月下旬から4月上旬に約170本のソメイヨシノ、4月中旬には約70本の山桜が咲く。サービスセンター脇の並木は見事な花のトンネルに姿を変えるので、こちらも見逃せない。駅からは徒歩10分以内でアクセスもよく訪れやすい。公園内にある三宝寺池沼沢植物群落は国の天然記念物に指定されている。
見どころ
サービスセンター脇には練馬区より「ねりまの名木」に指定されたソメイヨシノ並木がある。ソメイヨシノよりも後に咲く石神井池南側台地の山桜もあるため、長い期間、桜を楽しむことができる。
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砧公園の桜/東京都世田谷区
桜の大木に囲まれた自然豊かな公園画像提供:公益財団法人東京都公園協会
自然の地形を生かし、芝生の広場と樹林で構成される自然豊かな公園。広大な芝地に生える桜の古木があるファミリーパークが桜の名所となっている。ソメイヨシノを中心に山桜、大島桜、しだれ桜、八重桜などの桜を見ることができ、趣の異なる品種を堪能できる。例年、3月下旬から4月上旬頃にかけて、桜が開花し見頃を迎える。
見どころ
幹回り3をメートル超えるソメイヨシノの巨木があり、ダイナミックな花見を間近で楽しむことができる。園内を流れる川には5つの橋がかかっているので、桜を楽しみながらの散策も気持ち良い。
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日比谷公園の桜/東京都千代田区
ビジネス街にある都会のオアシスでは四季折々に咲く花々と桜が同時に楽しめる画像提供:日比谷公園サービスセンター
東京都千代田区に位置する日比谷公園は、日本初の近代式洋風公園で、噴水や大小さまざまな花壇が配された緑と花の癒しの空間。公園内にはソメイヨシノを中心に、ヤマザクラやシダレザクラなどの桜が植えられ、ビル群に囲まれた都会ならではの桜風景を楽しむことができる。全体的に本数は多くないが、かもめの広場と草地広場周辺は桜のベストスポット。
見どころ
かもめの広場にはベンチも設置されており、のんびりとソメイヨシノを鑑賞できる。
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※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。