早咲き桜は1~3月に見頃となり、早春に桜を楽しめると人気を集めている。そこで今回は、早咲き桜が見られる東京都の桜名所から「ウォーカープラス・花見特集」でアクセス数の多かった人気の15スポットを紹介。2025年の花見スポット探しの参考にしてみて。(集計期間:2025年7月8日~2025年7月10日)
※イベントが中止になっている場合があります。また、開催時間や施設の営業時間等が変更されている場合があります。ご利用の際は事前にご確認のうえ、おでかけください。
舎人公園の桜/東京都足立区
広々としたお花見広場で薄桃色の花が咲き誇る画像提供:公益財団法人 東京都公園協会
東京都足立区にある舎人公園には、約65万平方メートルの敷地に約1000本の桜が植えられており、毎年3月上旬から4月中旬にかけて見頃を迎える。また、2025年3月29日(土)・30日(日)に千本桜まつりが開催。なお、桜花期の駐車場は大変混み合い、入庫後も出庫には相当の時間が掛かるため、公共交通機関の利用がおすすめだ。
見どころ
日本がアメリカに寄贈したソメイヨシノが、レーガン元大統領夫人によって里帰り。この歴史ある「レーガン桜」を、園内で見ることができる。バーベキュー場で桜を見ながらのバーベキューもおすすめだ(※要予約。花見広場からは離れています)。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
新宿御苑の桜/東京都新宿区
敷地内には約70品種約900本の桜がある画像提供:環境省新宿御苑管理事務所
プラタナス並木が美しい整形式庭園や、広大な芝生とユリノキが特徴の風景式庭園、伝統的な日本庭園が巧みに組み合わされており、明治を代表する近代西洋庭園ともいわれている。園内はユリノキ、プラタナス、ヒマラヤシーダー、ラクウショウなど約1万本の樹木により独特の景観が形づくられ、約70品種約900本の桜は春の大きな魅力となっている。【※新宿御苑は酒類持ち込み禁止です。また、2025年3月22日(土)、23日(日)、29日(土)、30日(日)、4月5日(土)、6日(日)の10時~16時は事前予約制となります。詳細は公式サイト等でご確認ください】
見どころ
新宿御苑の桜は種類によって開花期が異なるため、長い期間桜を楽しむことができる。1月に早咲きの桜が咲き始め、3月下旬頃よりソメイヨシノが見頃を迎える。4月に見頃となる八重桜も見逃せない。
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旧中川の桜/東京都江戸川区
桜と旧中川をカメラに収めようと訪れる人も画像提供:江戸川区
河川敷沿いの河津桜が1月下旬頃から咲き始め、大寒桜、ソメイヨシノなど約275本の桜が順に開花を迎える。例年ソメイヨシノの見頃が終わる4月上旬頃までの約2カ月の間、5種類の桜が咲き誇る様子を眺められる。旧中川の穏やかな水面に映る景観と桜、晴れた日に見られる東京スカイツリーの共演は見ごたえ抜群だ。
見どころ
JR高架下付近では、2月には河津桜が咲き、3月にはソメイヨシノが咲き誇り河川敷を彩る。
例年の見頃 |
1月下旬~4月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
夜桜・ライトアップ |
なし
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桜祭り |
なし
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桜の種類 |
河津桜、ソメイヨシノ |
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井の頭恩賜公園の桜/東京都武蔵野市
ボートに揺られて眺める桜も美しい
東京都武蔵野市にある井の頭恩賜公園は、さくら名所100選に選出されており、駅から近く気軽に訪れることができる。公園全体で約400本の桜があり、池の周囲には約200本の桜が雄大に枝を広げている。七井橋の上から眺める満開の桜が池にせり出して咲くさまはまさに圧巻で、水面に散りゆく花吹雪もまた風情がある。西園には多くの品種の桜があり2月中旬頃から早咲きの桜が咲き出し、八重桜や、しだれ桜、白花の桜、濃紅色の桜などが次々に咲き誇る。遅咲きの桜は4月中旬まで鑑賞することができる。
見どころ
池の周囲の桜が見頃を迎えると、水面に映える桜と散りゆく花吹雪が美しい景観を生み出す。
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上野恩賜公園の桜/東京都台東区
不忍池そばの桜並木は花見客で賑わいを見せる画像提供:上野恩賜公園
上野の山は、江戸時代から桜の名所として知られ、四季を通じて自然を存分に満喫できる。桜は天海僧正が吉野山から移植させたといわれ、公園さくら通りを中心に約800本の桜が園内を彩る。最寄り駅からも近く、美術館や博物館、動物園などもあって子どもから大人まで楽しめる。
見どころ
2025年3月下旬から4月上旬ごろには、うえの桜フェスタを開催予定。竹の台広場(噴水広場)でさまざまなイベントが催され、上野のお店を始めとした50店舗以上の物産展も大集合する。イベントの詳細については公式サイトを参照。
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善福寺川緑地・和田堀公園の桜/東京都杉並区
善福寺川が大きく蛇行する辺りに、川に沿って善福寺川緑地と和田掘公園が広がる画像提供:東京都公園協会
東京都杉並区にある桜の名所。善福寺川に沿って、全長4.2キロメートルにわたり伸びる散策路沿いには、約700本の桜が植えられており、春には桜並木が見事な景観をつくる。善福寺川が大きく蛇行する辺りに、川に沿って善福寺川緑地と和田掘公園が広がる。
見どころ
桜の枝が川にせり出し花を咲かせるさまは見応え十分で、五日市街道尾崎橋から上流では川面に映える見事な景観が見られる。また、花見をしながらバーベキューが楽しめる(要予約。詳細は公式サイトなどをご確認ください)。
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靖國神社の桜/東京都千代田区
内苑の桜画像提供:靖國神社
1869年(明治2年)、明治天皇の思し召しにより創建された招魂社が始まり。幕末の志士から先の大戦までの、国を守るために亡くなった方を祀っている。また、境内には東京管区気象台が指定した東京の桜の標本木があり、古くより桜の名所として知られている。3月下旬~4月上旬が境内の桜の見頃。
見どころ
3月下旬から4月上旬の桜の時期には、「奉納夜桜能」「奉納演芸」や各種催し物の奉納、キッチンカーの出店が行われ多くの参拝者が訪れる。「夜桜詣」を3月下旬に予定している(詳細は未定)。
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代々木公園の桜/東京都渋谷区
園内にはソメイヨシノ、大島桜、山桜などが植えられている画像提供:代々木公園
東京23区内の都市公園の中で5番目に広く、道路を挟んで広がる森林公園地区と、陸上競技場、野外ステージなどを備えた広場地区とに分かれている。隣接する明治神宮の木々とともに緑濃い森を作り、大小3基の噴水や水回廊を持つ水景施設がうるおいを生み出している。園内にはソメイヨシノ、大島桜、山桜など約600本の桜が例年3月下旬頃から見頃を迎える。満開時には「桜の園」や「中央広場」などが鮮やかに彩られる。
見どころ
例年2月下旬から3月上旬にかけて河津桜が見頃となり、ひと足早く春を感じることができる。
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浜離宮恩賜庭園の桜/東京都中央区
富士見山からの桜画像提供:公益財団法人東京都公園協会
潮入の池と二つの鴨場をもつ徳川将軍家の庭園で、江戸時代は江戸城の「出城」としての機能を果たしていた。11代将軍家斉の時にほぼ現在の姿の庭園が完成した。明治維新後は皇室の離宮となり、名称も浜離宮となった。1945年(昭和20年)に東京都に下賜され、整備のうえ1946年から一般公開。1952年11月には周囲の水面を含め、国の特別名勝および特別史跡に指定された。園内には約26種、80本の桜が植えられている。
見どころ
ソメイヨシノの見頃は3月下旬から4月上旬、八重桜の見頃は4月中旬となっているため、3月下旬から4月中旬まで色とりどりの桜が楽しめる。
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墨田区立旧中川水辺公園の桜/東京都墨田区
開花時期には、水辺に立ち並ぶ桜を見る来園者で賑わう画像提供:墨田区
荒川放水路により分断された中川の下流、およそ6.7キロの区間を旧中川と呼び、川の東側には江戸川区、西側には墨田区と江東区が接している。3つの区はそれぞれの川沿いが桜の名所となるようにと、特徴を持たせて桜を植えている。墨田区では河川敷を公園として整備し、ソメイヨシノに限らず河津桜、思川(オモイガワ)、陽光(ヨウコウ)、関山(カンザン)、普賢象(フゲンゾウ)、一葉(イチヨウ)、大山桜(オオヤマザクラ)、仙台枝垂(センダイシダレ)と、早咲きから遅咲きまでの9種約260本の桜を植えている。
見どころ
桜が開花する頃は、土手にツクシも顔を出し、都内とは思えないような、のどかな風景が広がる。
例年の見頃 |
2月中旬~4月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
夜桜・ライトアップ |
なし
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桜祭り |
なし
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桜の種類 |
河津桜、ソメイヨシノ、大山桜、思川、陽光、関山、普賢象、一葉、仙台枝垂 |
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北の丸公園の桜/東京都千代田区
芝生地ではピクニックが楽しめる画像提供:環境省皇居外苑管理事務所北の丸分室
北の丸公園は江戸時代に江戸城北の丸があった場所で、公園の名称や町名はこのことに由来する。明治時代からは近衛師団の兵営地等として利用され多くの建物が建てられたが、戦後になり皇居周辺の緑地として活用されることが決定、森林公園として改修が進められた。旧皇室園地に由来する国民公園皇居外苑の一部に編入され、1969年(昭和44年)に昭和天皇の還暦を記念して開園、広く一般に公開された。
見どころ
公園内には山桜、ソメイヨシノ、大島桜など約220本の桜が植えられており、都内でも有数の花見の名所で知られる。見頃の時期になると桜を見に訪れる多くの花見客で賑わう。
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小松川千本桜/東京都江戸川区
南北約2キロにわたり桜が楽しめる画像提供:江戸川区
大島小松川公園からすぐ近くの荒川沿いには、約1000本の桜「小松川千本桜」が南北約2キロにわたり咲き誇る。川沿いを散策しながら、ソメイヨシノ、大島桜、山桜など10種類以上の桜が楽しめる。2025年4月6日(日)10時~15時には、小松川千本桜まつりが開催(雨天は一部中止)。
見どころ
南北約2000メートルの園内に1000本以上の桜があり、園路が桜の花弁で彩られる。バーベキュー場では10時から16時の利用時間に花見をしながらバーベキューが楽しめる(要予約。一区画に付き2100円、ゴミ持ち帰り。申込みは江戸川区公園占用電子化システムをご利用ください)。
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小田野中央公園の桜/東京都八王子市
河津桜の桜並木が春を伝える画像提供:八王子市
「みんなでつくろう小田野中央公園」を合い言葉に、市民と八王子市が協働でつくりあげた公園。地域住民ボランティアが中心となり地域の児童や学生もさまざまな活動で貢献している。総面積は約3.1ヘクタール、北浅川沿いに全長620メートルの長さがあり、6つの区域に分かれた園内には、ターザンロープや鉄棒などの遊具、パラレルハンガーや背伸ばしベンチなどの健康遊具・器具が設置。3月上旬頃には遊歩道沿いの河津桜が咲きほこり春をいち早く彩る。
見どころ
春のお祭りとして、2025年3月16日(日)に小田野中央公園さくらまつりが開催(10時~14時)。さまざまな催しや出店で大いににぎわう。
例年の見頃 |
2月下旬~3月中旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
夜桜・ライトアップ |
なし
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桜祭り |
あり
2025年3月16日(日)小田野中央公園さくらまつり[問合せ先:八王子市まちなみ整備部公園課042-620-7271]
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桜の種類 |
河津桜 |
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尾根緑道の桜/東京都町田市
横断幕のように続く桜並木画像提供:町田市
町田市に数多くある桜の名所の中でも、約1.5キロの散策路に沿って 見事な桜のトンネルを作り出す尾根緑道の桜は必見。ソメイヨシノや山桜、里桜など約360本の桜が咲き誇り、散策路に沿って設置された広場やベンチに座って、ゆったり鑑賞できる。2025年3月29日(土)・30日(日)には、「2025町田さくらまつり」を開催。尾根緑道会場(10時~15時30分)、芹ヶ谷公園会場(10時~16時)の両会場ではステージを設置し、各団体による歌や踊り、音楽の演奏などが披露される。模擬店やキッチンカーなどの出店もあるため、楽しい一日を過ごせる。また、恩田川会場(10時~17時)では、地元団体による模擬店やゲームなどの出店があり、こちらでも一日を満喫することができる。
見どころ
早咲きから遅咲きまで、17種類約360本の桜と菜の花が織りなす風景が魅力。地元の協力店で使用できるクーポンや、さくらさんぽスタンプラリーの専用台紙を掲載した「2025町田さくらまつりウィーク」公式ガイドは、3月上旬頃から市民センターなどにて配布。
例年の見頃 |
3月下旬~4月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
夜桜・ライトアップ |
なし
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桜祭り |
あり
2025年3月29日(土)・30日(日) 町田さくらまつり[問合せ先:町田さくらまつり実行委員会事務局 042-724-2128]
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桜の種類 |
ソメイヨシノ、山桜、しだれ桜、寒緋桜、大島桜、など。小山内裏公園内では、カワヅザクラや希少種のヤブザクラ、タマノホシザクラなども観桜可 |
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都立芝公園の桜/東京都港区
東京タワーを望む桜咲く公園提供:公益財団法人東京都公園協会
日本で最も古い公園の1つ。1873年(明治6年)の太政官布達によって、上野、浅草、深川、飛鳥山と共に芝の5カ所が、日本で最初の公園として指定され、以後の公園造成のさきがけとなった。当初は増上寺の境内を含む広い公園だったが、戦後の政教分離によって境内の部分が除かれ、環状の公園になった。歴史の古い公園らしく、園内には約50本桜のほか、クスノキ、ケヤキ、イチョウなどの大木がところどころにあり、秋には紅葉も楽しめる。
見どころ
満開の桜越しに東京タワーも堪能できる。地下鉄御成門駅からすぐのプロムナードと呼ばれる4号地や、地下鉄赤羽橋駅からの17号地は桜と共に東京タワーが楽しめる。
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※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。