近場で桜を見たい人におすすめの公園の桜。ピクニックはもちろん、園内を歩きながら桜鑑賞をするのもおすすめ。そこで今回は、東京都の桜が見られる公園の中から「ウォーカープラス・花見特集」でアクセス数の多かった人気の15スポットを紹介。2025年の花見スポット探しの参考にしてみて。(集計期間:2025年7月13日~2025年7月15日)
※イベントが中止になっている場合があります。また、開催時間や施設の営業時間等が変更されている場合があります。ご利用の際は事前にご確認のうえ、おでかけください。
隅田公園の桜/東京都墨田区
遊歩道沿いをピンク色に染める桜並木画像提供:墨田区観光協会
「日本さくら名所100選」にも選ばれている花見の人気スポット。江戸時代に4代将軍・徳川家綱の命により植えられたのが始まりと言われ、1717年(享保2年)には8代将軍・徳川吉宗が100本の桜を植え足した記録が残っており、現在では墨田区側に約300本、対岸の台東区側に約600本の桜が植えられている。駅から近く、隅田川の両岸を約1キロにわたって桜並木が続き、東京スカイツリー(R)とのコラボレーションを楽しめる。
見どころ
隅田川の屋形船に乗って両岸の桜並木を眺めるのもおすすめ。夜には園内の桜がライトアップされ、幻想的な雰囲気が広がる。2025年の墨堤さくらまつりは3月中旬~4月上旬で開催予定。※詳細は公式サイトなどでご確認ください。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
釜の淵公園の桜/東京都青梅市
桜を見ながら川べりの道を散歩できる画像提供:青梅市
東京都青梅市の多摩川そばにある釜の淵公園は、緑が多く広々とした自然公園。多摩川沿いに咲く桜並木は桜の名所となっており、例年3月下旬から4月上旬にかけてピンクに色づいた桜が見頃を迎える。桜を見ながら川べりの道を散歩するのも、おすすめだ。
見どころ
2025年3月28日(金)~30日(日)および4月4日(金)~6日(日)の18時30分~20時30分には、多摩川右岸の250メートルの桜並木および鮎美橋で桜のライトアップを実施。夜桜も楽しめる。
例年の見頃 |
3月下旬~4月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり。2025年3月28日(金)~30日(日)および4月4日(金)~6日(日)はライトアップを実施 |
桜の種類 |
ソメイヨシノ |
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
上野恩賜公園の桜/東京都台東区
不忍池そばの桜並木は花見客で賑わいを見せる画像提供:上野恩賜公園
上野の山は、江戸時代から桜の名所として知られ、四季を通じて自然を存分に満喫できる。桜は天海僧正が吉野山から移植させたといわれ、公園さくら通りを中心に約800本の桜が園内を彩る。最寄り駅からも近く、美術館や博物館、動物園などもあって子どもから大人まで楽しめる。
見どころ
2025年3月下旬から4月上旬ごろには、うえの桜フェスタを開催予定。竹の台広場(噴水広場)でさまざまなイベントが催され、上野のお店を始めとした50店舗以上の物産展も大集合する。イベントの詳細については公式サイトを参照。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
浜離宮恩賜庭園の桜/東京都中央区
富士見山からの桜画像提供:公益財団法人東京都公園協会
潮入の池と二つの鴨場をもつ徳川将軍家の庭園で、江戸時代は江戸城の「出城」としての機能を果たしていた。11代将軍家斉の時にほぼ現在の姿の庭園が完成した。明治維新後は皇室の離宮となり、名称も浜離宮となった。1945年(昭和20年)に東京都に下賜され、整備のうえ1946年から一般公開。1952年11月には周囲の水面を含め、国の特別名勝および特別史跡に指定された。園内には約26種、80本の桜が植えられている。
見どころ
ソメイヨシノの見頃は3月下旬から4月上旬、八重桜の見頃は4月中旬となっているため、3月下旬から4月中旬まで色とりどりの桜が楽しめる。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
飛鳥山公園の桜/東京都北区
満開のソメイヨシノを楽しむ人たち画像提供:北区役所
八代将軍徳川吉宗が約300年前に江戸っ子たちの行楽の地とするために飛鳥山を桜の名所にしたのが始まり。1873年(明治6年)には日本最初の公園のひとつとして指定された。王子駅からも公園の桜を楽しめる。園内にはソメイヨシノ、八重桜、山桜、しだれ桜などの桜が植えられており、趣の異なる品種を堪能できる。
見どころ
現在は約600本の桜が訪れる人々を楽しませる。例年、3月下旬から4月上旬頃にかけて、桜が開花し見頃を迎える。桜の見頃に合わせて夜間のライトアップが行われ、昼間とは異なる幻想的な桜を楽しむことができる。また、2025年3月29日(土)・30日(日)には、北区さくらSA*KASOまつりが開催。
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小金井公園の桜/東京都小金井市
可憐な花を携えて枝を大きく広げるソメイヨシノ画像提供:公益財団法人 東京都公園協会 小金井公園サービスセンター
東京都小金井市にあり、都立公園の中でも最大規模を誇る公園。園内には、山桜、ソメイヨシノ、里桜など約50種類、約1400本の桜が見られ、隣接する名勝「小金井桜」とともに桜の名所となっている。例年、3月下旬から4月下旬頃にかけてが、桜の見頃の時期となる。2025年3月29日(土)・30日(日)には、第71回小金井桜まつりが開催。
見どころ
特にたてもの園前広場のソメイヨシノは多くの花見客で賑わい、「桜の園」では多彩な桜が春を彩る。
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水元公園の桜/東京都葛飾区
満開のソメイヨシノが園内を桃色に染め上げる画像提供:水元公園サービスセンター
東京都葛飾区にある水元公園は、桜の名所として親しまれている。96万平方メートルもの広大な園内には桜が約388本点在。公園沿いの遊歩道(水元さくら堤)には約530本のソメイヨシノを主とした古木が美しく咲き誇る。例年の桜の見頃は3月下旬から4月上旬。また、水郷景観が特徴の公園内では、多様な水生植物や自然の景色も楽しめる。
見どころ
「水元さくら堤」の桜並木は約3.5キロにわたり続き、満開時には見事なピンクのトンネルのような景色が広がる。公園内は無料で開放されており、桜を見ながらの遊歩道散策がおすすめだ。
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大島小松川公園の桜/東京都江東区
ソメイヨシノと大島桜を中心に、大山桜など多彩な種類の桜が見られる画像提供:(C) アメニス東部地区グループ
都営東大島駅に近く、電車でのアクセスが良いため、花見シーズンには非常ににぎわう公園。最大の魅力は荒川の土手から広がる「自由の広場」で、この広場の周囲には340本の桜がゆったりと植えられている。ソメイヨシノと大島桜を中心に大山桜、御衣黄、エドヒガン、八重紅枝垂、関山などの開花を3月中旬から4月の上旬にかけて長く楽しめる。また、荒川沿いに植えられた約1000本の小松川千本桜と合わせた眺望は圧巻だ。さらに、ソメイヨシノの花が終わる頃には、里桜が一斉に咲き出す。3月には菜の花、4月にはネモフィラが咲き、約2000平方メートルがさまざまな花で包まれる。
見どころ
2025年4月6日(日)には千本桜祭りを開催(予定)。模擬店の出店やステージイベントなどが行われる(内容は変更となる場合あり)。また、花見をしながらバーベキューを楽しめるエリアもある(要予約)。※祭りやバーベキューの詳細については公式サイトを参照。
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蘆花恒春園の桜/東京都世田谷区
花の丘の花壇と高遠小彼岸画像提供: 公益財団法人東京都公園協会
明治・大正期の文豪、徳冨蘆花と愛子夫人が後半生を過ごした住まいと庭、そして夫妻の墓地を中心とした恒春園区域と、花の丘やアスレチック広場、児童公園などを中心とした開放公園区域で構成されている。開放公園区域にある花の丘では、一番の見どころとなる長野県高遠町(現・伊那市)から寄贈の高遠小彼岸の並木が目をひく。
見どころ
高遠小彼岸の見頃が終わると八重紅しだれを楽しむことができる。例年、3月中旬~4月中旬にかけて見頃となる。
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外濠公園の桜/東京都千代田区
川面に映る桜の景色も趣き深い画像提供:千代田区観光協会
公園が車道から一段上がった遊歩道になっているので、ゆっくりと散策しながら花見を楽しめる。外濠公園はJR線にも沿っているため、電車内からも桜を見ることができる。また、散り始めの頃には桜の花びらが外濠に浮かび、満開の時期とは違った風情ある景観が広がる。
見どころ
お濠に沿って約2キロにわたる桜並木や散った桜の花びらがお濠に流れる様子が見もの。電車の車窓からも楽しめる。例年、3月下旬~4月上旬頃にかけてが、桜の見頃の時期となる。
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新宿御苑の桜/東京都新宿区
敷地内には約70品種約900本の桜がある画像提供:環境省新宿御苑管理事務所
プラタナス並木が美しい整形式庭園や、広大な芝生とユリノキが特徴の風景式庭園、伝統的な日本庭園が巧みに組み合わされており、明治を代表する近代西洋庭園ともいわれている。園内はユリノキ、プラタナス、ヒマラヤシーダー、ラクウショウなど約1万本の樹木により独特の景観が形づくられ、約70品種約900本の桜は春の大きな魅力となっている。【※新宿御苑は酒類持ち込み禁止です。また、2025年3月22日(土)、23日(日)、29日(土)、30日(日)、4月5日(土)、6日(日)の10時~16時は事前予約制となります。詳細は公式サイト等でご確認ください】
見どころ
新宿御苑の桜は種類によって開花期が異なるため、長い期間桜を楽しむことができる。1月に早咲きの桜が咲き始め、3月下旬頃よりソメイヨシノが見頃を迎える。4月に見頃となる八重桜も見逃せない。
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滝山公園の桜/東京都八王子市
山道の頭上で花を咲かせる山桜画像提供:多摩部の公園パートナーズ
多摩川と秋川の合流点の南側に広がる加住丘陵にあり、都立滝山自然公園の一部で、戦国武将の小田原北条氏一族の居城があったことでも知られ、歴史ファンにも人気がある滝山公園。季節を問わずさまざまな花や木々を鑑賞でき、春にはソメイヨシノ、山桜を中心とした桜を楽しむことができる。
見どころ
滝山城は2017年に日本城郭協会により「続日本100名城」に選定された。また、2020年には日本遺産の構成文化財群の一つとして認定されている。例年、3月下旬から4月中旬頃にかけて、桜が開花し見頃を迎える。
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井の頭恩賜公園の桜/東京都武蔵野市
ボートに揺られて眺める桜も美しい
東京都武蔵野市にある井の頭恩賜公園は、さくら名所100選に選出されており、駅から近く気軽に訪れることができる。公園全体で約400本の桜があり、池の周囲には約200本の桜が雄大に枝を広げている。七井橋の上から眺める満開の桜が池にせり出して咲くさまはまさに圧巻で、水面に散りゆく花吹雪もまた風情がある。西園には多くの品種の桜があり2月中旬頃から早咲きの桜が咲き出し、八重桜や、しだれ桜、白花の桜、濃紅色の桜などが次々に咲き誇る。遅咲きの桜は4月中旬まで鑑賞することができる。
見どころ
池の周囲の桜が見頃を迎えると、水面に映える桜と散りゆく花吹雪が美しい景観を生み出す。
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日比谷公園の桜/東京都千代田区
ビジネス街にある都会のオアシスでは四季折々に咲く花々と桜が同時に楽しめる画像提供:日比谷公園サービスセンター
東京都千代田区に位置する日比谷公園は、日本初の近代式洋風公園で、噴水や大小さまざまな花壇が配された緑と花の癒しの空間。公園内にはソメイヨシノを中心に、ヤマザクラやシダレザクラなどの桜が植えられ、ビル群に囲まれた都会ならではの桜風景を楽しむことができる。全体的に本数は多くないが、かもめの広場と草地広場周辺は桜のベストスポット。
見どころ
かもめの広場にはベンチも設置されており、のんびりとソメイヨシノを鑑賞できる。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
六義園の桜/東京都文京区
名物のしだれ桜は必見画像提供:公益財団法人東京都公園協会
第5代将軍徳川綱吉の側用人、柳澤吉保が造った和歌の趣味を基調とする「回遊式築山泉水」の大名庭園で1953年(昭和28年)に国の特別名勝に指定された。六義園の春の風物詩として親しまれている「春夜の六義園 夜間特別観賞」は、しだれ桜の開花状況に合わせて2025年3月14日(金)~30日(日)の中で連続した7日間に開催予定。普段は入園できない夜間(期間中毎日18時30分~21時)しだれ桜を中心に、六義園の主景観のひとつである中の島、吟花亭跡、水香江など各スポットをライトアップする。入場には夜間特別観賞券が必要(※詳細については公式サイトなどでご確認ください)。
見どころ
六義園のシンボルともいえるしだれ桜は、高さ約15メートル、幅は20メートルにもおよび、夜空に浮かび上がる姿は見ごたえ十分。夜間特別観賞期間中は、岩崎家時代に建てられた土蔵壁面へのプロジェクション投影、水香江に光で「水紋」の創作、園内複数箇所にフォトスポットの設置などがありイベントが盛りだくさんだ。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。