近場で桜を見たい人におすすめの公園の桜。ピクニックはもちろん、園内を歩きながら桜鑑賞をするのもおすすめ。そこで今回は、東京都の桜が見られる公園の中から「ウォーカープラス・花見特集」でアクセス数の多かった人気の15スポットを紹介。2025年の花見スポット探しの参考にしてみて。(集計期間:2025年7月16日~2025年7月18日)
※イベントが中止になっている場合があります。また、開催時間や施設の営業時間等が変更されている場合があります。ご利用の際は事前にご確認のうえ、おでかけください。
隅田公園の桜/東京都墨田区
遊歩道沿いをピンク色に染める桜並木画像提供:墨田区観光協会
「日本さくら名所100選」にも選ばれている花見の人気スポット。江戸時代に4代将軍・徳川家綱の命により植えられたのが始まりと言われ、1717年(享保2年)には8代将軍・徳川吉宗が100本の桜を植え足した記録が残っており、現在では墨田区側に約300本、対岸の台東区側に約600本の桜が植えられている。駅から近く、隅田川の両岸を約1キロにわたって桜並木が続き、東京スカイツリー(R)とのコラボレーションを楽しめる。
見どころ
隅田川の屋形船に乗って両岸の桜並木を眺めるのもおすすめ。夜には園内の桜がライトアップされ、幻想的な雰囲気が広がる。2025年の墨堤さくらまつりは3月中旬~4月上旬で開催予定。※詳細は公式サイトなどでご確認ください。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
小金井公園の桜/東京都小金井市
可憐な花を携えて枝を大きく広げるソメイヨシノ画像提供:公益財団法人 東京都公園協会 小金井公園サービスセンター
東京都小金井市にあり、都立公園の中でも最大規模を誇る公園。園内には、山桜、ソメイヨシノ、里桜など約50種類、約1400本の桜が見られ、隣接する名勝「小金井桜」とともに桜の名所となっている。例年、3月下旬から4月下旬頃にかけてが、桜の見頃の時期となる。2025年3月29日(土)・30日(日)には、第71回小金井桜まつりが開催。
見どころ
特にたてもの園前広場のソメイヨシノは多くの花見客で賑わい、「桜の園」では多彩な桜が春を彩る。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
釜の淵公園の桜/東京都青梅市
桜を見ながら川べりの道を散歩できる画像提供:青梅市
東京都青梅市の多摩川そばにある釜の淵公園は、緑が多く広々とした自然公園。多摩川沿いに咲く桜並木は桜の名所となっており、例年3月下旬から4月上旬にかけてピンクに色づいた桜が見頃を迎える。桜を見ながら川べりの道を散歩するのも、おすすめだ。
見どころ
2025年3月28日(金)~30日(日)および4月4日(金)~6日(日)の18時30分~20時30分には、多摩川右岸の250メートルの桜並木および鮎美橋で桜のライトアップを実施。夜桜も楽しめる。
例年の見頃 |
3月下旬~4月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり。2025年3月28日(金)~30日(日)および4月4日(金)~6日(日)はライトアップを実施 |
桜の種類 |
ソメイヨシノ |
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上野恩賜公園の桜/東京都台東区
不忍池そばの桜並木は花見客で賑わいを見せる画像提供:上野恩賜公園
上野の山は、江戸時代から桜の名所として知られ、四季を通じて自然を存分に満喫できる。桜は天海僧正が吉野山から移植させたといわれ、公園さくら通りを中心に約800本の桜が園内を彩る。最寄り駅からも近く、美術館や博物館、動物園などもあって子どもから大人まで楽しめる。
見どころ
2025年3月下旬から4月上旬ごろには、うえの桜フェスタを開催予定。竹の台広場(噴水広場)でさまざまなイベントが催され、上野のお店を始めとした50店舗以上の物産展も大集合する。イベントの詳細については公式サイトを参照。
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井の頭恩賜公園の桜/東京都武蔵野市
ボートに揺られて眺める桜も美しい
東京都武蔵野市にある井の頭恩賜公園は、さくら名所100選に選出されており、駅から近く気軽に訪れることができる。公園全体で約400本の桜があり、池の周囲には約200本の桜が雄大に枝を広げている。七井橋の上から眺める満開の桜が池にせり出して咲くさまはまさに圧巻で、水面に散りゆく花吹雪もまた風情がある。西園には多くの品種の桜があり2月中旬頃から早咲きの桜が咲き出し、八重桜や、しだれ桜、白花の桜、濃紅色の桜などが次々に咲き誇る。遅咲きの桜は4月中旬まで鑑賞することができる。
見どころ
池の周囲の桜が見頃を迎えると、水面に映える桜と散りゆく花吹雪が美しい景観を生み出す。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
大田区多摩川台公園の桜/東京都大田区
園内の各所が花見スポットとなっている画像提供:大田区広聴広報課
多摩川に沿って延びる丘陵地にある公園。広大な園内からは富士山や多摩川が眺望でき、亀甲山古墳をはじめとする多摩川台古墳群、あじさい園、水生植物園などさまざまな見どころがある。春には桜の花見も楽しめ、見頃の時期には多くの人々が訪れる。公園には駐車場がないため、公共交通機関の利用をすすめている。
見どころ
晴れた日には遠く丹沢の山並みや富士山を見ることができ、多摩川八景にも選定されている公園。多摩川などの遠景や古墳群と桜を同時に楽しむことができる。春には約300本のソメイヨシノが咲き誇る。
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舎人公園の桜/東京都足立区
広々としたお花見広場で薄桃色の花が咲き誇る画像提供:公益財団法人 東京都公園協会
東京都足立区にある舎人公園には、約65万平方メートルの敷地に約1000本の桜が植えられており、毎年3月上旬から4月中旬にかけて見頃を迎える。また、2025年3月29日(土)・30日(日)に千本桜まつりが開催。なお、桜花期の駐車場は大変混み合い、入庫後も出庫には相当の時間が掛かるため、公共交通機関の利用がおすすめだ。
見どころ
日本がアメリカに寄贈したソメイヨシノが、レーガン元大統領夫人によって里帰り。この歴史ある「レーガン桜」を、園内で見ることができる。バーベキュー場で桜を見ながらのバーベキューもおすすめだ(※要予約。花見広場からは離れています)。
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都立芝公園の桜/東京都港区
東京タワーを望む桜咲く公園提供:公益財団法人東京都公園協会
日本で最も古い公園の1つ。1873年(明治6年)の太政官布達によって、上野、浅草、深川、飛鳥山と共に芝の5カ所が、日本で最初の公園として指定され、以後の公園造成のさきがけとなった。当初は増上寺の境内を含む広い公園だったが、戦後の政教分離によって境内の部分が除かれ、環状の公園になった。歴史の古い公園らしく、園内には約50本桜のほか、クスノキ、ケヤキ、イチョウなどの大木がところどころにあり、秋には紅葉も楽しめる。
見どころ
満開の桜越しに東京タワーも堪能できる。地下鉄御成門駅からすぐのプロムナードと呼ばれる4号地や、地下鉄赤羽橋駅からの17号地は桜と共に東京タワーが楽しめる。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
新宿御苑の桜/東京都新宿区
敷地内には約70品種約900本の桜がある画像提供:環境省新宿御苑管理事務所
プラタナス並木が美しい整形式庭園や、広大な芝生とユリノキが特徴の風景式庭園、伝統的な日本庭園が巧みに組み合わされており、明治を代表する近代西洋庭園ともいわれている。園内はユリノキ、プラタナス、ヒマラヤシーダー、ラクウショウなど約1万本の樹木により独特の景観が形づくられ、約70品種約900本の桜は春の大きな魅力となっている。【※新宿御苑は酒類持ち込み禁止です。また、2025年3月22日(土)、23日(日)、29日(土)、30日(日)、4月5日(土)、6日(日)の10時~16時は事前予約制となります。詳細は公式サイト等でご確認ください】
見どころ
新宿御苑の桜は種類によって開花期が異なるため、長い期間桜を楽しむことができる。1月に早咲きの桜が咲き始め、3月下旬頃よりソメイヨシノが見頃を迎える。4月に見頃となる八重桜も見逃せない。
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飛鳥山公園の桜/東京都北区
満開のソメイヨシノを楽しむ人たち画像提供:北区役所
八代将軍徳川吉宗が約300年前に江戸っ子たちの行楽の地とするために飛鳥山を桜の名所にしたのが始まり。1873年(明治6年)には日本最初の公園のひとつとして指定された。王子駅からも公園の桜を楽しめる。園内にはソメイヨシノ、八重桜、山桜、しだれ桜などの桜が植えられており、趣の異なる品種を堪能できる。
見どころ
現在は約600本の桜が訪れる人々を楽しませる。例年、3月下旬から4月上旬頃にかけて、桜が開花し見頃を迎える。桜の見頃に合わせて夜間のライトアップが行われ、昼間とは異なる幻想的な桜を楽しむことができる。また、2025年3月29日(土)・30日(日)には、北区さくらSA*KASOまつりが開催。
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代々木公園の桜/東京都渋谷区
園内にはソメイヨシノ、大島桜、山桜などが植えられている画像提供:代々木公園
東京23区内の都市公園の中で5番目に広く、道路を挟んで広がる森林公園地区と、陸上競技場、野外ステージなどを備えた広場地区とに分かれている。隣接する明治神宮の木々とともに緑濃い森を作り、大小3基の噴水や水回廊を持つ水景施設がうるおいを生み出している。園内にはソメイヨシノ、大島桜、山桜など約600本の桜が例年3月下旬頃から見頃を迎える。満開時には「桜の園」や「中央広場」などが鮮やかに彩られる。
見どころ
例年2月下旬から3月上旬にかけて河津桜が見頃となり、ひと足早く春を感じることができる。
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西東京いこいの森公園の桜/東京都西東京市
園路沿いにたくさんの桜を見ることができる画像提供:西東京の公園・西武パートナーズ
東京ドーム1個分の広さの園内には、ボール広場やスケート広場などのスポーツ施設、観察池や雑木林があり、四季折々の自然も楽しむことができる。桜の開花リレーは1月頃から始まり、3月~4月が見頃となる。公園内には24種類150本以上の桜があり、1月の寒桜に始まり、秋には十月桜・フユザクラ(春・秋の2季咲き)の開花が見られ、長い期間桜を楽しむことができる。
見どころ
花見をしながらバーベキューを楽しむことができる。有料の手ぶらBBQと機材・食材持ち込みBBQの2つのタイプがあり、公式サイトまたは電話での予約が必須となっている。桜の時期は早めの予約を推奨。
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向島百花園の桜/東京都墨田区
桜と東京スカイツリーを臨む池周辺の景色画像提供:東京都公園協会
文化・文政期(1804~1830年)、骨董商を営んでいた佐原鞠塢が、交遊のあった江戸の文人墨客の協力を得て、花の咲く草木鑑賞を中心とした花園として開園。百花園とは、一説では「四季百花の乱れ咲く園」という意味でつけられたとされる。開園当初は360本のウメが主体であったが、後に詩経や万葉集など、中国・日本の古典に詠まれている有名な植物を集め、四季を通じて花が咲く庭となる。庶民的で文人趣味豊かな庭として、大名庭園とは異なった美しさが魅力の庭園。
見どころ
約25本の桜が植えられており、2月下旬の寒緋桜から4月下旬の普賢象まで長く楽しめる。また、桜以外にもゲンペイモモやツクシ、シロバナタンポポ、スミレ、ヒトリシズカなど春の訪れを告げる花々も一緒に楽しめる。
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中央公園の桜/東京都北区
満開の桜の園内画像提供:北区役所
明治から昭和にかけて軍用地であり、戦後は米軍接収の王子キャンプ(野戦病院)だった。園内には野球場やテニスコースなどのスポーツ施設やサイクリングコースも整備されている。広々とした芝生広場でピクニックも楽しめる。災害時には区民の避難場所となるよう四方に入口が配されている。
見どころ
現在では、約220本のソメイヨシノや八重桜が植えられた広々とした公園となり、園内でのんびりとした時間を過ごすことができる。例年、3月下旬~4月上旬頃にかけてが、桜の見頃の時期となる。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
滝山公園の桜/東京都八王子市
山道の頭上で花を咲かせる山桜画像提供:多摩部の公園パートナーズ
多摩川と秋川の合流点の南側に広がる加住丘陵にあり、都立滝山自然公園の一部で、戦国武将の小田原北条氏一族の居城があったことでも知られ、歴史ファンにも人気がある滝山公園。季節を問わずさまざまな花や木々を鑑賞でき、春にはソメイヨシノ、山桜を中心とした桜を楽しむことができる。
見どころ
滝山城は2017年に日本城郭協会により「続日本100名城」に選定された。また、2020年には日本遺産の構成文化財群の一つとして認定されている。例年、3月下旬から4月中旬頃にかけて、桜が開花し見頃を迎える。
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※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。