京都ならではの桜スポットといえば、歴史的建造物と桜が織りなす趣深い名所の数々。

桜の名所が密集する人気No.1エリア・東山
繁華街や駅から近い東山エリアは、清水寺や高台寺といった京都で外せない桜スポットが多い。古都の雰囲気を堪能しながら名刹(有名な寺)や観光名所を散策して、京都の春を存分に感じよう!

雄大な自然が広がる観光名所・嵐山、嵯峨野
東山に並ぶ一大観光地・嵐山、嵯峨野は、豊かな自然を借景にしながらの桜スポットが多いのが特徴。寺社はもちろん、公園や列車など嵐山ならではの花見もできるので、春爛漫の1日を満喫しよう。

今回は二大エリアの東山、嵐山に加え、その他のおすすめスポットも徹底紹介。人気スポットから穴場まで、桜の京都をご堪能あれ!

京都の二大桜スポット東山と嵐山を中心に、人気スポットから穴場までご紹介!
京都の二大桜スポット東山と嵐山を中心に、人気スポットから穴場までご紹介!

醍醐寺の桜/京都府京都市伏見区

醍醐寺の桜

国宝・五重塔としだれ桜が境内を彩る

画像提供:醍醐寺

駅から徒歩10分と近い、京都にある「日本さくら名所100選」スポット。山上の上醍醐と山麓の下醍醐からなる、山全体を寺域とした真言宗醍醐派の総本山。874年(貞観16年)に弘法大師の孫弟子にあたる聖宝理源大師によって開創された。境内には、国宝の五重塔や金堂など歴史的建造物が立ち並ぶ。

見どころ

平安時代から「花の醍醐」と呼ばれる桜の名所で、しだれ桜、ソメイヨシノ、山桜、八重桜など、約700本におよぶ桜が咲き誇る。豊臣秀吉が晩年、贅を尽くした「醍醐の花見」を行ったことでも知られ、毎年4月第2日曜には、「醍醐の花見」の故事にならい「豊太閤花見行列」が催される。

例年の見頃 3月下旬4月上旬
期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

醍醐寺の桜の開花状況

つぼみ

桜の開花情報提供元:JRシステム

平野神社の桜/京都府京都市北区

平野神社の桜

格式ある社殿を桜が彩る

画像提供:平野神社

794年桓武天皇の命で大和国から遷座したのが起こりの平野神社。現在の社殿は寛永年間の造営で平野造とよばれ、本殿は重要文化財に指定されている。伊勢神宮、松尾大社などとならぶ格式ある名社で、江戸時代には桜の名所「平野の夜桜」として全国に知られていた。珍種が多く、苑内には、平野神社の代表的名桜の魁桜、寝覚桜、平野妹背、手弱女、突羽根など約60種類、400本の桜が咲く。

見どころ

早咲きの品種は3月中旬に咲き始め、遅いものは4月20日頃に咲く品種があり、約1ヶ月間も桜を楽しむことができる。2025年4月10日(木)は桜花祭が10時から開催され、13時から約200名の時代行列が氏子地域の巡行する。

例年の見頃 3月中旬4月下旬
期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

円山公園の桜(京都府)/京都府京都市東山区

円山公園の桜(京都府)

祇園の夜桜

画像提供:京都市都市緑化協会

回遊式日本庭園を中心に、料亭や茶店が散在する、京都市内最古の公園。桜の名所として名高く、特に「祇園枝垂桜(ぎおんしだれざくら)」で知られている。推定樹齢90年以上のこのしだれ桜は、公園のシンボルとして圧倒的な存在感を放ち、春になると優雅に垂れ下がる枝いっぱいに淡いピンクの花を咲かせる。夜間にはライトアップされ、幻想的な夜桜の美しさも格別だ。広々とした園内にはソメイヨシノなど多くの桜が咲き誇り、京都らしい情緒あふれる風景が広がる。京都随一の桜の名所で、開花時期には約650本の桜が満開に咲き誇る。

見どころ

「祇園の夜桜」で有名なしだれ桜は例年4月上旬までだが、八重桜は中旬過ぎまで楽しめる。2025年3月下旬~4月上旬頃の日没~22時頃には桜のライトアップが行われる。

例年の見頃 3月下旬4月上旬
期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

円山公園の桜(京都府)の開花状況

つぼみ

桜の開花情報提供元:JRシステム

平安神宮 神苑の桜/京都府京都市左京区

平安神宮 神苑の桜

しだれ桜と朱色の建築が織りなす雅な風景

画像提供:平安神宮

広大な池泉回遊式庭園で、国の名勝に指定されている京都の平安神宮 神苑。四季折々に風光明媚な姿を見せるが、春は谷崎潤一郎の「細雪」にも登場する紅枝垂が美しく咲き誇る。神苑に足を踏み入れると、天蓋のように空を覆う圧倒的な光景が広がるが、足を進めて東神苑の栖鳳池の水面に浮かぶ景色も必見だ。また、地下鉄東山駅から近く、期間限定で夜桜鑑賞が楽しめるほか、観桜茶会も行われる(※今後の状況により中止となる可能性があります。詳細は公式サイト等でご確認ください)。

見どころ

八重紅枝垂、ソメイヨシノ、彼岸桜、山桜、里桜、鬱金等、約20種類、300本の桜が咲き誇る。

例年の見頃 3月下旬4月中旬
期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

平安神宮 神苑の桜の開花状況

つぼみ

桜の開花情報提供元:JRシステム

上賀茂神社の桜/京都府京都市北区

上賀茂神社の桜

上賀茂神社のシンボルとも言える紅しだれ

画像提供:上賀茂神社

京都市北区にある上賀茂神社は下鴨神社と共に古代の賀茂氏の氏神を祀る神社である。京都で最も古い神社で京都三大祭の一つ「葵祭」でも有名。境内には「斎王桜」をはじめ樹齢150年を超える「御所桜」や「風流桜」、「みあれ桜」などの銘木が点在している。それぞれの開花も、満開の時期も違うため寒緋桜の開花から始まり、3月下旬から4月中旬頃までさまざまな桜を長期にわたって楽しむことができる。

見どころ

一の鳥居を入ると右手に大きな2本のしだれ桜が見える。手前にあるのが紅しだれ桜の「斎王桜」。北側にあるのが白い花が咲く「御所桜」で、孝明天皇が京都御所から御下賜されたしだれ桜である。

例年の見頃 3月下旬4月中旬
期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

上賀茂神社の桜の開花状況

つぼみ

桜の開花情報提供元:JRシステム

御室(仁和寺)の桜/京都府京都市右京区

御室(仁和寺)の桜

満開の桜から五重塔がのぞく

画像提供:仁和寺

金堂前のソメイヨシノ、観音堂前のヨウコウザクラや緑色の花を咲かせる御衣黄(ぎょいこう)が咲き誇り、中門以北(伽藍)の西側一帯には遅咲きで有名な御室桜(おむろざくら)がある。古くは江戸時代の頃から庶民の桜として親しまれ、数多くの和歌に詠われている桜で、樹高が約2メートルと低いため目の前で桜を楽しむことができる。

見どころ

五重塔をバックにした御室桜は、江戸時代から変わらない美しさであり壮観だ。2025年3月22日(土)~5月6日(振休)には、御室花まつりが開催される。

例年の見頃 4月上旬4月中旬
期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

御室(仁和寺)の桜の開花状況

つぼみ

桜の開花情報提供元:JRシステム

元離宮二条城の桜/京都府京都市中京区

元離宮二条城の桜

夜のライトアップが演出する幻想的な風景は必見だ

画像提供:元離宮二条城事務所

京都の世界遺産として有名な二条城。城内には桜の園の里桜、清流園の山桜ソメイヨシノ、本丸西側のしだれ桜など、約50品種、300本の桜が咲き誇る。2025年3月14日(金)~4月13日(日)には、「二条城桜まつり」が開催予定。期間中は春の陽ざしのもと、さまざまなイベントが開催される。

見どころ

桜まつり期間中の夜間には桜のライトアップや歴史的空間を活かしたプロジェクションマッピングなどが行われ、幻想的な世界が演出される。

例年の見頃 3月中旬4月中旬
期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

元離宮二条城の桜の開花状況

つぼみ

桜の開花情報提供元:JRシステム

京都御苑の桜/京都府京都市上京区

京都御苑の桜

いち早く開花するしだれ桜

画像提供:環境省京都御苑管理事務所

京都御苑で一番早く咲き始める桜は、近衞邸跡のしだれ桜。御苑北西部に位置するこの場所は、五摂家のひとつ、摂政や関白を輩出した近衞家の邸宅跡で、しだれ桜が約60本植わっている。3月中旬にはほころび始め、白、紅などの種類によって花の時期が違うため、全体として1カ月くらい楽しむことができる。

見どころ

糸桜として知られるしだれ桜以外にも、清所門近くでは御所御車返し(車返桜)、緑の葉と白い花が同時に見られる大島桜や里桜など、さまざまな桜が咲き誇り春爛漫を味わえる。

例年の見頃 3月下旬4月下旬
期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

天龍寺の桜/京都府京都市右京区

天龍寺の桜

境内の各所で多様な桜を観賞できる

画像提供:天龍寺

「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されている歴史深い寺社。史跡・特別名勝に指定されている曹源池庭園の奥には、後醍醐天皇を祀る多宝殿を取り囲むようにしだれ桜ソメイヨシノが咲き乱れる。境内には山桜を含め約200本の桜があり、望京の丘から見下ろす景色は一見の価値ありだ。

見どころ

境内には山桜を含め約200本の桜があり、望京の丘から見下ろす景色は一見の価値ありだ。2025年4月2日(水)には、多宝殿の桜の下で野点席が行われる予定である。

例年の見頃 3月下旬4月中旬
期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

天龍寺の桜の開花状況

つぼみ

桜の開花情報提供元:JRシステム

高台寺の桜/京都府京都市東山区

高台寺の桜

高台寺方丈庭園:方丈前庭の波心庭に咲く枝垂れ桜。見頃は3月下旬

画像提供:高台寺

京都府京都市東山区に位置する高台寺は、豊臣秀吉の正室、ねね(北政所)が秀吉の菩提を弔うため、1606年に開創した寺。江戸後期より、方丈の前に広がる波心庭のしだれ桜が有名で、現在は4代目のしだれ桜が大きく咲き誇っている。高台寺の門前通りである「ねねの道」もソメイヨシノの並木道となり、沢山の人で賑わう。

見どころ

春の夜間特別拝観は2025年3月14日(金)~5月6日(振休)の期間行われる。昼と同じ順路をライトアップするので、昼間とは違う幻想的な景色も楽しめる。また開催期間が長く、桜が終わったあとも臥龍池の石楠花や竹林なども見どころである。

例年の見頃 3月下旬4月上旬
期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

高台寺の桜の開花状況

つぼみ

桜の開花情報提供元:JRシステム

おすすめ情報

閲覧履歴

  • 最近見た桜名所・お花見スポットページはありません。