京都ならではの桜スポットといえば、歴史的建造物と桜が織りなす趣深い名所の数々。

桜の名所が密集する人気No.1エリア・東山
繁華街や駅から近い東山エリアは、清水寺や高台寺といった京都で外せない桜スポットが多い。古都の雰囲気を堪能しながら名刹(有名な寺)や観光名所を散策して、京都の春を存分に感じよう!

雄大な自然が広がる観光名所・嵐山、嵯峨野
東山に並ぶ一大観光地・嵐山、嵯峨野は、豊かな自然を借景にしながらの桜スポットが多いのが特徴。寺社はもちろん、公園や列車など嵐山ならではの花見もできるので、春爛漫の1日を満喫しよう。

今回は二大エリアの東山、嵐山に加え、その他のおすすめスポットも徹底紹介。人気スポットから穴場まで、桜の京都をご堪能あれ!

京都の二大桜スポット東山と嵐山を中心に、人気スポットから穴場までご紹介!
京都の二大桜スポット東山と嵐山を中心に、人気スポットから穴場までご紹介!

浄土宗 総本山知恩院の桜/京都府京都市東山区

浄土宗 総本山知恩院の桜

桜が歴史ある境内に趣をそえる

画像提供:浄土宗総本山知恩院

東山三十六峰のひとつ、華頂山の麓に広がる浄土宗総本山知恩院。東山華頂山から東大路までの広範囲に桜並木が見られる他、高さ24メートルの巨大な国宝三門の周辺や、友禅苑、御廟所でも見事な桜が楽しめる。特に三門周辺や友禅苑のしだれ桜は見事で、静寂の中に華やかさを添えている。夜にはライトアップも行われ、幻想的な夜桜を楽しむことができるのも魅力だ。訪れる際は公共交通機関の利用がおすすめだ。

見どころ

2025年3月26日(水)~4月6日(日)には、「知恩院春のライトアップ2025」を実施(17時45分~21時30分)。友禅苑・国宝三門周辺・女坂・国宝御影堂・阿弥陀堂(外観のみ)が夜間拝観できる(※料金大人800円、子ども(小中学生)400円)。

例年の見頃 3月下旬4月中旬
期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

御室(仁和寺)の桜/京都府京都市右京区

御室(仁和寺)の桜

満開の桜から五重塔がのぞく

画像提供:仁和寺

金堂前のソメイヨシノ、観音堂前のヨウコウザクラや緑色の花を咲かせる御衣黄(ぎょいこう)が咲き誇り、中門以北(伽藍)の西側一帯には遅咲きで有名な御室桜(おむろざくら)がある。古くは江戸時代の頃から庶民の桜として親しまれ、数多くの和歌に詠われている桜で、樹高が約2メートルと低いため目の前で桜を楽しむことができる。

見どころ

五重塔をバックにした御室桜は、江戸時代から変わらない美しさであり壮観だ。2025年3月22日(土)~5月6日(振休)には、御室花まつりが開催される。

例年の見頃 4月上旬4月中旬
期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

天龍寺の桜/京都府京都市右京区

天龍寺の桜

境内の各所で多様な桜を観賞できる

画像提供:天龍寺

「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されている歴史深い寺社。史跡・特別名勝に指定されている曹源池庭園の奥には、後醍醐天皇を祀る多宝殿を取り囲むようにしだれ桜ソメイヨシノが咲き乱れる。境内には山桜を含め約200本の桜があり、望京の丘から見下ろす景色は一見の価値ありだ。

見どころ

境内には山桜を含め約200本の桜があり、望京の丘から見下ろす景色は一見の価値ありだ。2025年4月2日(水)には、多宝殿の桜の下で野点席が行われる予定である。

例年の見頃 3月下旬4月中旬
期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

二尊院の桜/京都府京都市右京区

二尊院の桜

参道に華やかなピンクの花が映える

画像提供:宗教法人二尊院

平安初期の841年(承和8年)に嵯峨天皇の勅願により慈覚大師が建立した天台宗山門派の寺院。紅葉で有名だが、春の桜も美しく、「紅葉の馬場」と呼ばれる参道は総門から本堂まで桜並木が続き、ピンクに染まった景観が格別。約100本の桜が満開に咲き誇る。また、京都市指定文化財である本堂を彩る枝垂桜や、珍しい八重桜の一種・普賢象桜も一見の価値ありだ。

見どころ

源平桃や遅咲きの二尊院普賢象桜も美しい。また、2025年4月上旬には、花まつりが開催。

例年の見頃 3月下旬5月上旬
期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

旧嵯峨御所 大本山大覚寺の桜/京都府京都市右京区

旧嵯峨御所 大本山大覚寺の桜

桜の咲く大沢池の光景はまるで絵画のよう

画像提供:旧嵯峨御所大本山大覚寺

大覚寺境内の東に広がる大沢池は、平安時代に嵯峨天皇が中国の洞庭湖を模して造られたという日本最古の人工の林泉。約1キロの周囲にはソメイヨシノ八重桜が咲き乱れる。夕暮れ時には水面が照らされ、さらに幻想的な姿を見せる。

見どころ

桜の咲く大沢池の光景は、まるで絵画のようだ。また、勅使門の脇に植えられている八重紅しだれも見事。

例年の見頃 3月下旬4月中旬
期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

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