2025年の桜シーズンも後半へ!今週末(4月12日・13日)に見頃の桜を楽しめそうな全国のお花見名所ガイド

全国

4月中旬にさしかかり、2025年の桜シーズンも折り返しの雰囲気に。満開の桜から桜吹雪に移り変わるところも多い中、まだまだこれからが見頃の名所も全国各地に存在する。東北から九州まで、今週末(4月12日・13日)に見頃の桜を楽しめそうなスポットをピックアップ!現時点の予想から、週末には7分咲き~満開となりそうな人気お花見名所を紹介する。

まだまだ見頃の桜名所をピックアップ(写真はこだま千本桜)
まだまだ見頃の桜名所をピックアップ(写真はこだま千本桜)画像提供:本庄市観光協会

※各スポットの見頃は2025年4月9日時点の情報です。最新の情報は公式サイト等をご確認ください。
※そのほかの内容は取材時点の情報です。

【東北】今週末(4月12日・13日)満開の桜を楽しめそうな名所


【宮城県】白石城本丸広場の桜 / 白石城を囲み200本を超える桜が開花する

開花状況:満開(※2025年4月9日時点現在)

1万8000石の城下町、白石のシンボルである白石城/白石城本丸広場の桜
1万8000石の城下町、白石のシンボルである白石城/白石城本丸広場の桜画像提供:白石市商工観光課


白石城(別名:益岡城、桝岡城)は、白石市の中心部にあった平山城。仙台藩の南の要衝であり、関ヶ原の戦い後、明治維新までの260余年間、伊達家の重臣片倉氏の居城となった。明治7年に解体されたが、伊達政宗の片腕として名をはせた片倉小十郎景綱の偉業を偲び、平成7年に三階櫓(天守閣)と大手一ノ門・大手二ノ門が史実に基づき復元された。また、同敷地内にある「白石城歴史探訪ミュージアム」では、片倉家ゆかりの品々などの展示をしており、立体ハイビジョンシアター、白石市の特産品などを販売する売店、白石温麺などを味わえるお食事処などもある。

2025年3月下旬から4月中旬には、白石城桜まつりが開催。期間中は21時までライトアップされ、夜桜も楽しめる。

【福島県】花見山の桜 / 福島に桃源郷ありと言われる絶景ポイント

開花状況:満開(※2025年4月9日時点現在)

花々がいっせいに咲き誇る/花見山の桜
花々がいっせいに咲き誇る/花見山の桜画像提供:(一社)福島市観光コンベンション協会


花木栽培農家が善意で開放している公園。日本を代表する写真家・故秋山庄太郎氏が「福島に桃源郷あり」と毎年訪れていた場所で、春になるとウメ、東海桜、彼岸桜、ソメイヨシノ、レンギョウ、ボケ、ハナモモなど約70種類もの花々が、いっせいに咲き誇る(※詳しくは公式サイト(「花見山特設サイト」で検索)でご確認ください)。

【福島県】戸津辺の桜 / 県内で最も早く開花するエドヒガンの一本桜

開花状況:満開(※2025年4月9日時点現在)

樹齢600年を超える一本桜/戸津辺の桜
樹齢600年を超える一本桜/戸津辺の桜画像提供:矢祭町役場


樹齢600年を超える県指定天然記念物のエドヒガンザクラで、福島県では一番に花をつける早咲きの一本桜。遠く久慈川からも望める老木である。樹高18メートル、幹囲6.5メートルと、太い幹からは力強い枝ぶりが張り出している。昔から道を行く人々に安らぎを与え、農家ではつぼみの膨らみ具合を見て農作業の準備を行なうなど、農家暦としての役割も果たし愛されてきた。桜のすぐ近くを通る水郡線とのフォトジェニックな景観が密かに注目を集めている。

【福島県】円東寺の桜 / 樹齢400年を超えるしだれ桜

開花状況:満開(※2025年4月9日時点現在)

春の青空に咲き誇る樹齢400年の桜/円東寺の桜
春の青空に咲き誇る樹齢400年の桜/円東寺の桜画像提供:あだち観光協会事務局


円東寺は807年に開基したと伝えられ、この地方で最古の縁起を持つ。その境内にある桜の大木(しだれ桜)は、1598年(慶長3年)に円東寺が現在の場所に移築される前からあったとされ、推定樹齢約400年、県の緑の文化財に指定されている。円東寺の糸桜(えんとうじのいとざくら)とも呼ばれている(※境内での飲食不可)。


【関東】今週末(4月12日・13日)7分咲き~満開の桜を楽しめそうな名所


【神奈川県】さがみ湖MORI MORIの桜 / 夜桜とイルミネーションの幻想的な共演は必見

開花状況:満開(※2025年4月9日時点現在)

華やかなイルミネーションの光とライトアップされた桜の共演/さがみ湖MORI MORIの桜
華やかなイルミネーションの光とライトアップされた桜の共演/さがみ湖MORI MORIの桜画像提供:相模湖リゾート株式会社


都心から1時間で行けるさがみ湖リゾートならではの体験型お花見イベント「さがみ湖桜まつり」。起伏に富んだ地形の中で、関東最大級2500本の桜をいろいろな角度から、さまざまなシチュエーションで楽しむことができる。園内中心部にあるレストラン「ワイルドダイニング」では、大きく開けた窓から食事をしながらお花見を楽しむことができるほか、園内の乗り物「ペアリフト」では桜の上を飛んでいるような「空飛ぶ花見」、桜木の中をゴーカートで「お花見ドライブ」、絶叫吊り橋「風天」では眼下に間近に桜を鑑賞しながらアスレチックが楽しめるなど、桜を眺めるだけでなく、バラエティーに富んだコンテンツを体験できる。

2025年3月15日~4月13日(日)の桜まつり期間中は、イルミネーションと桜の共演が美しい「夜桜イルミリオン」を楽しめる。

【神奈川県】箱根強羅公園の桜 / 希少な桜も楽しめる花の名所

開花状況:7分咲き(※2025年4月9日時点現在)

常緑樹の中で桜のピンク色が映える/箱根強羅公園の桜
常緑樹の中で桜のピンク色が映える/箱根強羅公園の桜画像提供:(株)小田急箱根


ソメイヨシノ・山桜・小彼岸桜・オカメザクラなどさまざまな種類の桜が園内各所に咲く。10月から4月にかけて断続的に花を咲かせる十月桜もあるが、早咲きの河津桜・オカメザクラから遅咲きのしだれ桜・山桜まで、長い期間で桜が楽しめる。花見を満喫した後は、園内の「一色堂茶廊」でサンドイッチを楽しむほか、「Cafe PIC」の名物強羅園カレーでゆっくりするのもおすすめ。

【東京都】多摩川堤防沿いの桜 / 約2.5キロに渡り多摩川を彩る桜並木は見事

開花状況:7分咲き(※2025年4月9日時点現在)

満開の桜が並ぶ光景は圧巻/多摩川堤防沿いの桜
満開の桜が並ぶ光景は圧巻/多摩川堤防沿いの桜画像提供:福生市役所


多摩川堤防沿いの約2.5キロに連なる桜並木は福生市で一番の桜の名所。川沿いを散歩しながら花見をするという、風流な楽しみ方ができるのがうれしい。例年、3月下旬~4月上旬頃にかけてが、桜の見頃の時期となる。2025年3月15日~4月13日(日)には第42回ふっさ桜まつりが開催される。期間中は永田橋から睦橋の区間に、提灯が設置される。また、今年度よりメイン会場は多摩川中央公園げんき広場へ移動しての開催となる。

【埼玉県】こだま千本桜 / 千本桜の名のとおり、約1100本の桜並木が続く

開花状況:7分咲き(※2025年4月9日時点現在)

満開の時期に圧巻の風景を生み出す桜並木/こだま千本桜
満開の時期に圧巻の風景を生み出す桜並木/こだま千本桜画像提供:本庄市観光協会


小山川両岸5キロにわたり、約1100本のソメイヨシノが咲き、あたたかな日差しの下、心ゆくまで桜色に染まる景色を楽しめる。3月下旬から開花状況に合わせて、千本桜橋付近にて今季より100メートル延長の約600メートルでライトアップ(18時~21時30分)を開催。日中とは違う、艶やかで幻想的な景色を堪能できる。

【埼玉県】長瀞の桜 / 町全体が桜色に染まる季節を楽しむ

開花状況:7分咲き(※2025年4月9日時点現在)

遠くまで続くソメイヨシノの並木道/長瀞の桜
遠くまで続くソメイヨシノの並木道/長瀞の桜画像提供:(一社)長瀞町観光協会


国指定名勝であり、「日本さくら名所100選」のひとつとして選ばれている長瀞町は、春になると町全体が桜色に染まる。桜のトンネル北桜通り、通り抜けの桜、しだれ桜など、種類も見どころも豊富に楽しめる。中でもおすすめは「通り抜けの桜」。一周800メートルの不動寺の裏山に、約30種500本の八重桜が咲く。駅からも近くアクセスも良好。通り抜けの桜開園は4月上旬~下旬の開花時期となる。

2025年3月20日~4月30日(水)には、「春の花物語2025」が開催される。3月20日~4月27日(日)は桜まつりが行われ、岩田桜ライトアップや北桜通りライトアップも実施予定だ(※開花状況により変更あり)。

【埼玉県】さくらの山公園の桜 / 斜面一帯に約300本のソメイヨシノが広がる

開花状況:7分咲き(※2025年4月9日時点現在)

明かりに照らされ幻想的な空間を演出するソメイヨシノ/さくらの山公園の桜
明かりに照らされ幻想的な空間を演出するソメイヨシノ/さくらの山公園の桜画像提供:越生町


約300本のソメイヨシノが斜面一帯に広がるさくらの山公園。開花の時期に合わせて夜にはライトアップも行われ、夜桜を鑑賞することができる。山頂からは斜面一帯に広がる約300本のソメイヨシノを見渡すことができ、圧巻の景色が楽しめる。晴れた日には、さいたま新都心や東京スカイツリーまで見渡せる絶景ポイントだ。

【茨城県】西山公園の桜(茨城県) / 公園一面が約1500本の桜で彩られる

開花状況:満開(※2025年4月9日時点現在)

眼下に桜の絨毯を望むことができる/西山公園の桜(茨城県)
眼下に桜の絨毯を望むことができる/西山公園の桜(茨城県)画像提供:常陸太田市役所 観光振興課


市街地西側の丘陵地、西山御殿(西山荘)のほど近くにある、約4.8ヘクタールの広大な敷地を誇る公園。花見の名所としても市内外に広く知られており、園内にはソメイヨシノを中心に約1500本もの桜が植えられている。桜のほかにも、ツツジやフジ、アジサイなど、四季折々の花が咲き誇り一年を通して楽しめる憩いのスポットだ。また、同公園の一帯は茨城県立自然公園に指定されており、周囲に整備された遊歩道を散策する際の拠点としても活用されている。展望台もある。

2025年4月1日~4月13日(日)には、さくらまつりが開催(※開花状況により変更あり、公式サイトで要確認)、多くの見物客で賑わいを見せる。また、18時~20時にはライトアップも施される。

【茨城県】辰ノ口親水公園の桜 / 光に包まれた幻想的な桜

開花状況:7分咲き(※2025年4月9日時点現在)

幻想的な夜桜ライトアップ/辰ノ口親水公園の桜
幻想的な夜桜ライトアップ/辰ノ口親水公園の桜画像提供:常陸大宮市観光協会


久慈川の堤防沿いに約130本の桜が1.3キロほど続く桜並木が楽しめる。例年、4月上旬頃が、桜の見頃の時期となる。2025年3月22日から4月13日(日)には「さくら祭り」を開催。(※4月6日までの予定から開催延長。詳しくは公式サイトをご確認ください)。


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情報は2025年4月10日 16:30時点のものです。おでかけの際はご注意ください。

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