河津桜は一般的なサクラに比べて早い時期に開花し、約1カ月間という長さで咲き続けるのが魅力のひとつ。そこで今回は、河津桜が見られる東京都の桜名所から「ウォーカープラス・花見特集」でアクセス数の多かった人気の15スポットを紹介。2025年の花見スポット探しの参考にしてみて。(集計期間:2025年5月12日~2025年5月14日)
※イベントが中止になっている場合があります。また、開催時間や施設の営業時間等が変更されている場合があります。ご利用の際は事前にご確認のうえ、おでかけください。
上野恩賜公園の桜/東京都台東区
不忍池そばの桜並木は花見客で賑わいを見せる画像提供:上野恩賜公園
上野の山は、江戸時代から桜の名所として知られ、四季を通じて自然を存分に満喫できる。桜は天海僧正が吉野山から移植させたといわれ、公園さくら通りを中心に約800本の桜が園内を彩る。最寄り駅からも近く、美術館や博物館、動物園などもあって子どもから大人まで楽しめる。
見どころ
2025年3月下旬から4月上旬ごろには、うえの桜フェスタを開催予定。竹の台広場(噴水広場)でさまざまなイベントが催され、上野のお店を始めとした50店舗以上の物産展も大集合する。イベントの詳細については公式サイトを参照。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
桜の開花情報提供元:JRシステム
新宿御苑の桜/東京都新宿区
敷地内には約70品種約900本の桜がある画像提供:環境省新宿御苑管理事務所
プラタナス並木が美しい整形式庭園や、広大な芝生とユリノキが特徴の風景式庭園、伝統的な日本庭園が巧みに組み合わされており、明治を代表する近代西洋庭園ともいわれている。園内はユリノキ、プラタナス、ヒマラヤシーダー、ラクウショウなど約1万本の樹木により独特の景観が形づくられ、約70品種約900本の桜は春の大きな魅力となっている。【※新宿御苑は酒類持ち込み禁止です。また、2025年3月22日(土)、23日(日)、29日(土)、30日(日)、4月5日(土)、6日(日)の10時~16時は事前予約制となります。詳細は公式サイト等でご確認ください】
見どころ
新宿御苑の桜は種類によって開花期が異なるため、長い期間桜を楽しむことができる。1月に早咲きの桜が咲き始め、3月下旬頃よりソメイヨシノが見頃を迎える。4月に見頃となる八重桜も見逃せない。
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赤坂サカスの桜/東京都港区
赤坂サカスのシンボル「三春桜」画像提供:(C)TBSテレビ
都心の真ん中にありながら、春の訪れを華やかに彩る名所。広大な敷地の赤坂サカスエリアでは、3月上旬に咲く河津桜から5月上旬に咲く兼六園菊桜まで11種類、約100本の桜を、2カ月にわたって楽しめる。満開の時期にはピンク色の花々が一面に広がり、訪れる人々を魅了している。
見どころ
シンボルとなっている紅枝垂は、日本三大桜の一つといわれる国の天然記念物、福島県三春町の滝桜の子孫樹で、通称「三春桜」と呼ばれている。
例年の見頃 |
3月下旬~5月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
夜桜・ライトアップ |
なし
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桜祭り |
なし
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桜の種類 |
河津桜、ソメイヨシノ、山桜、寒緋桜、紅枝垂、思川、アーコレード、天の川、関山、普賢象、兼六園菊桜 |
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代々木公園の桜/東京都渋谷区
園内にはソメイヨシノ、大島桜、山桜などが植えられている画像提供:代々木公園
東京23区内の都市公園の中で5番目に広く、道路を挟んで広がる森林公園地区と、陸上競技場、野外ステージなどを備えた広場地区とに分かれている。隣接する明治神宮の木々とともに緑濃い森を作り、大小3基の噴水や水回廊を持つ水景施設がうるおいを生み出している。園内にはソメイヨシノ、大島桜、山桜など約600本の桜が例年3月下旬頃から見頃を迎える。満開時には「桜の園」や「中央広場」などが鮮やかに彩られる。
見どころ
例年2月下旬から3月上旬にかけて河津桜が見頃となり、ひと足早く春を感じることができる。
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桜の開花情報提供元:JRシステム
鮫洲入江広場の桜/東京都品川区
河津桜を眺めた後にしながわ花海道へ足をのばすのも楽しい画像提供:しながわ観光協会
鮫洲入江広場は、京浜急行電鉄の鮫洲駅から徒歩約5分。勝島運河に面しており、近隣の浸水対策と下水道の改善を図るために入江を埋め立てて建設された貯留池の上部を整備した公園で、その広さは約7400平方メートル。春の河津桜に始まり四季折々の花を楽しむことができる。中心には芝生の広場もあるのでのんびりと春の陽だまりを楽しめる。また、広場の南側はしながわ花海道とつながっているため花畑も観賞できる。
見どころ
運河沿い南方のしながわ花海道は約2キロメートルにわたる花畑。NPO法人「しながわ花海道」が2002年から環境整備活動をスタートして見事な花畑に変身させたもの。春は菜の花と桜、初夏にはユリ、秋はコスモスと地域の風物詩となり、地域住民の憩いの場として多くの人に親しまれている。1万2000株以上ものユリの花の開花時期(5月下旬~6月初旬)も圧巻。
例年の見頃 |
2月下旬~3月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
夜桜・ライトアップ |
なし
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桜祭り |
なし
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桜の種類 |
河津桜 |
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都立神代植物公園の桜/東京都調布市
さくら園に広がる枝垂桜のトンネル画像提供:東京都公園協会
神代植物公園の“さくら園”をはじめとする園内各所では、早咲きの大寒桜(おおかんざくら)から遅咲きのサトザクラ類まで、約60種類、750本の桜を鑑賞できる。2025年3月19日(水)~4月6日(日)には、園内を彩る桜の最盛期に合わせて「さくらまつり」を開催予定。また、2025年3月24日(月)は、桜の鑑賞を楽しめるよう臨時開園される。
見どころ
さまざまな種類がある中で、3月下旬~4月上旬頃に見頃を迎える神代曙は神代植物公園に原木があり、染井吉野と比べるとやや濃いピンク色の花を携えた美しい姿を観賞できる。
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桜の開花情報提供元:JRシステム
舎人公園の桜/東京都足立区
広々としたお花見広場で薄桃色の花が咲き誇る画像提供:公益財団法人 東京都公園協会
東京都足立区にある舎人公園には、約65万平方メートルの敷地に約1000本の桜が植えられており、毎年3月上旬から4月中旬にかけて見頃を迎える。また、2025年3月29日(土)・30日(日)に千本桜まつりが開催。なお、桜花期の駐車場は大変混み合い、入庫後も出庫には相当の時間が掛かるため、公共交通機関の利用がおすすめだ。
見どころ
日本がアメリカに寄贈したソメイヨシノが、レーガン元大統領夫人によって里帰り。この歴史ある「レーガン桜」を、園内で見ることができる。バーベキュー場で桜を見ながらのバーベキューもおすすめだ(※要予約。花見広場からは離れています)。
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桜の開花情報提供元:JRシステム
新宿中央公園の桜/東京都新宿区
高層ビルを背景に満開の桜を楽しむことができる画像提供:新宿中央公園管理事務所(2024年4月撮影)
大都会のオアシスである新宿中央公園には、ソメイヨシノはもちろん、新宿区と友好提携を結んでいる長野県高遠町(現在は長野県伊那市)から寄贈された高遠小彼岸は濃いピンク色で非常にきれいに咲く。例年3月下旬~4月上旬頃まで観賞できる(※天候によって開花時期が前後する場合あり)。また、2025年3月15日(土)11時~15時(雨天中止)には、春まつりを開催。ジャブジャブ池周辺でバラエティ豊かな楽しい催し物を実施予定。
見どころ
高層ビルと満開の桜を背景に写真の撮れるスポットもたくさんある。園路脇の植え込みや花壇に植えられた春の草花も合わせて楽しむことができる。
例年の見頃 |
3月下旬~4月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
夜桜・ライトアップ |
なし
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桜祭り |
あり
2025年3月15日(土)11:00~15:00(雨天中止) 春まつり[問合せ先:新宿中央公園03-3342-4509]
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桜の種類 |
河津桜、ソメイヨシノ、しだれ桜、高遠小彼岸、エドコヒガンザクラ |
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善福寺川緑地・和田堀公園の桜/東京都杉並区
善福寺川が大きく蛇行する辺りに、川に沿って善福寺川緑地と和田掘公園が広がる画像提供:東京都公園協会
東京都杉並区にある桜の名所。善福寺川に沿って、全長4.2キロメートルにわたり伸びる散策路沿いには、約700本の桜が植えられており、春には桜並木が見事な景観をつくる。善福寺川が大きく蛇行する辺りに、川に沿って善福寺川緑地と和田掘公園が広がる。
見どころ
桜の枝が川にせり出し花を咲かせるさまは見応え十分で、五日市街道尾崎橋から上流では川面に映える見事な景観が見られる。また、花見をしながらバーベキューが楽しめる(要予約。詳細は公式サイトなどをご確認ください)。
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桜の開花情報提供元:JRシステム
北の丸公園の桜/東京都千代田区
芝生地ではピクニックが楽しめる画像提供:環境省皇居外苑管理事務所北の丸分室
北の丸公園は江戸時代に江戸城北の丸があった場所で、公園の名称や町名はこのことに由来する。明治時代からは近衛師団の兵営地等として利用され多くの建物が建てられたが、戦後になり皇居周辺の緑地として活用されることが決定、森林公園として改修が進められた。旧皇室園地に由来する国民公園皇居外苑の一部に編入され、1969年(昭和44年)に昭和天皇の還暦を記念して開園、広く一般に公開された。
見どころ
公園内には山桜、ソメイヨシノ、大島桜など約220本の桜が植えられており、都内でも有数の花見の名所で知られる。見頃の時期になると桜を見に訪れる多くの花見客で賑わう。
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小金井公園の桜/東京都小金井市
可憐な花を携えて枝を大きく広げるソメイヨシノ画像提供:公益財団法人 東京都公園協会 小金井公園サービスセンター
東京都小金井市にあり、都立公園の中でも最大規模を誇る公園。園内には、山桜、ソメイヨシノ、里桜など約50種類、約1400本の桜が見られ、隣接する名勝「小金井桜」とともに桜の名所となっている。例年、3月下旬から4月下旬頃にかけてが、桜の見頃の時期となる。2025年3月29日(土)・30日(日)には、第71回小金井桜まつりが開催。
見どころ
特にたてもの園前広場のソメイヨシノは多くの花見客で賑わい、「桜の園」では多彩な桜が春を彩る。
例年の見頃 |
3月下旬~4月下旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
夜桜・ライトアップ |
なし
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桜祭り |
あり
2025年3月29日(土)・30日(日) 第71回小金井桜まつり[問合せ先:小金井市観光まちおこし協会042-316-3980]
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桜の種類 |
河津桜、ソメイヨシノ、山桜、しだれ桜、冬桜、寒緋桜、大島桜、寒桜、エドヒガンザクラ、小金井薄紅桜、楊貴妃、駒繋、駿河台匂、上溝桜、一葉、関山、霞桜、白妙 |
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桜の開花情報提供元:JRシステム
旧中川の桜/東京都江戸川区
桜と旧中川をカメラに収めようと訪れる人も画像提供:江戸川区
河川敷沿いの河津桜が1月下旬頃から咲き始め、大寒桜、ソメイヨシノなど約275本の桜が順に開花を迎える。例年ソメイヨシノの見頃が終わる4月上旬頃までの約2カ月の間、5種類の桜が咲き誇る様子を眺められる。旧中川の穏やかな水面に映る景観と桜、晴れた日に見られる東京スカイツリーの共演は見ごたえ抜群だ。
見どころ
JR高架下付近では、2月には河津桜が咲き、3月にはソメイヨシノが咲き誇り河川敷を彩る。
例年の見頃 |
1月下旬~4月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
夜桜・ライトアップ |
なし
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桜祭り |
なし
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桜の種類 |
河津桜、ソメイヨシノ |
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墨田区立旧中川水辺公園の桜/東京都墨田区
開花時期には、水辺に立ち並ぶ桜を見る来園者で賑わう画像提供:墨田区
荒川放水路により分断された中川の下流、およそ6.7キロの区間を旧中川と呼び、川の東側には江戸川区、西側には墨田区と江東区が接している。3つの区はそれぞれの川沿いが桜の名所となるようにと、特徴を持たせて桜を植えている。墨田区では河川敷を公園として整備し、ソメイヨシノに限らず河津桜、思川(オモイガワ)、陽光(ヨウコウ)、関山(カンザン)、普賢象(フゲンゾウ)、一葉(イチヨウ)、大山桜(オオヤマザクラ)、仙台枝垂(センダイシダレ)と、早咲きから遅咲きまでの9種約260本の桜を植えている。
見どころ
桜が開花する頃は、土手にツクシも顔を出し、都内とは思えないような、のどかな風景が広がる。
例年の見頃 |
2月中旬~4月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
夜桜・ライトアップ |
なし
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桜祭り |
なし
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桜の種類 |
河津桜、ソメイヨシノ、大山桜、思川、陽光、関山、普賢象、一葉、仙台枝垂 |
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西ケ原みんなの公園の桜/東京都北区
河津桜は2月から開花を迎える画像提供:北区
東京都北区の住宅街の中にある西ヶ原みんなの公園では、広い芝生広場での散策やジョギングが楽しめる。また、夏場に開放されるじゃぶじゃぶ池での水遊びなど、そのほかにもいろいろな楽しみ方ができる、大人にも子どもにもぴったりな公園だ。
見どころ
公園内に植えられている河津桜は2月から開花を迎え、早い時期から見頃の桜を観賞できる。
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小田野中央公園の桜/東京都八王子市
河津桜の桜並木が春を伝える画像提供:八王子市
「みんなでつくろう小田野中央公園」を合い言葉に、市民と八王子市が協働でつくりあげた公園。地域住民ボランティアが中心となり地域の児童や学生もさまざまな活動で貢献している。総面積は約3.1ヘクタール、北浅川沿いに全長620メートルの長さがあり、6つの区域に分かれた園内には、ターザンロープや鉄棒などの遊具、パラレルハンガーや背伸ばしベンチなどの健康遊具・器具が設置。3月上旬頃には遊歩道沿いの河津桜が咲きほこり春をいち早く彩る。
見どころ
春のお祭りとして、2025年3月16日(日)に小田野中央公園さくらまつりが開催(10時~14時)。さまざまな催しや出店で大いににぎわう。
例年の見頃 |
2月下旬~3月中旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
夜桜・ライトアップ |
なし
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桜祭り |
あり
2025年3月16日(日)小田野中央公園さくらまつり[問合せ先:八王子市まちなみ整備部公園課042-620-7271]
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桜の種類 |
河津桜 |
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※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。