河津桜は一般的なサクラに比べて早い時期に開花し、約1カ月間という長さで咲き続けるのが魅力のひとつ。そこで今回は、河津桜が見られる東京都の桜名所から「ウォーカープラス・花見特集」でアクセス数の多かった人気の15スポットを紹介。2025年の花見スポット探しの参考にしてみて。(集計期間:2025年6月27日~2025年6月29日)
※イベントが中止になっている場合があります。また、開催時間や施設の営業時間等が変更されている場合があります。ご利用の際は事前にご確認のうえ、おでかけください。
上野恩賜公園の桜/東京都台東区
不忍池そばの桜並木は花見客で賑わいを見せる画像提供:上野恩賜公園
上野の山は、江戸時代から桜の名所として知られ、四季を通じて自然を存分に満喫できる。桜は天海僧正が吉野山から移植させたといわれ、公園さくら通りを中心に約800本の桜が園内を彩る。最寄り駅からも近く、美術館や博物館、動物園などもあって子どもから大人まで楽しめる。
見どころ
2025年3月下旬から4月上旬ごろには、うえの桜フェスタを開催予定。竹の台広場(噴水広場)でさまざまなイベントが催され、上野のお店を始めとした50店舗以上の物産展も大集合する。イベントの詳細については公式サイトを参照。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
都立芝公園の桜/東京都港区
東京タワーを望む桜咲く公園提供:公益財団法人東京都公園協会
日本で最も古い公園の1つ。1873年(明治6年)の太政官布達によって、上野、浅草、深川、飛鳥山と共に芝の5カ所が、日本で最初の公園として指定され、以後の公園造成のさきがけとなった。当初は増上寺の境内を含む広い公園だったが、戦後の政教分離によって境内の部分が除かれ、環状の公園になった。歴史の古い公園らしく、園内には約50本桜のほか、クスノキ、ケヤキ、イチョウなどの大木がところどころにあり、秋には紅葉も楽しめる。
見どころ
満開の桜越しに東京タワーも堪能できる。地下鉄御成門駅からすぐのプロムナードと呼ばれる4号地や、地下鉄赤羽橋駅からの17号地は桜と共に東京タワーが楽しめる。
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善福寺川緑地・和田堀公園の桜/東京都杉並区
善福寺川が大きく蛇行する辺りに、川に沿って善福寺川緑地と和田掘公園が広がる画像提供:東京都公園協会
東京都杉並区にある桜の名所。善福寺川に沿って、全長4.2キロメートルにわたり伸びる散策路沿いには、約700本の桜が植えられており、春には桜並木が見事な景観をつくる。善福寺川が大きく蛇行する辺りに、川に沿って善福寺川緑地と和田掘公園が広がる。
見どころ
桜の枝が川にせり出し花を咲かせるさまは見応え十分で、五日市街道尾崎橋から上流では川面に映える見事な景観が見られる。また、花見をしながらバーベキューが楽しめる(要予約。詳細は公式サイトなどをご確認ください)。
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旧中川の桜/東京都江戸川区
桜と旧中川をカメラに収めようと訪れる人も画像提供:江戸川区
河川敷沿いの河津桜が1月下旬頃から咲き始め、大寒桜、ソメイヨシノなど約275本の桜が順に開花を迎える。例年ソメイヨシノの見頃が終わる4月上旬頃までの約2カ月の間、5種類の桜が咲き誇る様子を眺められる。旧中川の穏やかな水面に映る景観と桜、晴れた日に見られる東京スカイツリーの共演は見ごたえ抜群だ。
見どころ
JR高架下付近では、2月には河津桜が咲き、3月にはソメイヨシノが咲き誇り河川敷を彩る。
例年の見頃 |
1月下旬~4月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
夜桜・ライトアップ |
なし
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桜祭り |
なし
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桜の種類 |
河津桜、ソメイヨシノ |
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鮫洲入江広場の桜/東京都品川区
河津桜を眺めた後にしながわ花海道へ足をのばすのも楽しい画像提供:しながわ観光協会
鮫洲入江広場は、京浜急行電鉄の鮫洲駅から徒歩約5分。勝島運河に面しており、近隣の浸水対策と下水道の改善を図るために入江を埋め立てて建設された貯留池の上部を整備した公園で、その広さは約7400平方メートル。春の河津桜に始まり四季折々の花を楽しむことができる。中心には芝生の広場もあるのでのんびりと春の陽だまりを楽しめる。また、広場の南側はしながわ花海道とつながっているため花畑も観賞できる。
見どころ
運河沿い南方のしながわ花海道は約2キロメートルにわたる花畑。NPO法人「しながわ花海道」が2002年から環境整備活動をスタートして見事な花畑に変身させたもの。春は菜の花と桜、初夏にはユリ、秋はコスモスと地域の風物詩となり、地域住民の憩いの場として多くの人に親しまれている。1万2000株以上ものユリの花の開花時期(5月下旬~6月初旬)も圧巻。
例年の見頃 |
2月下旬~3月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
夜桜・ライトアップ |
なし
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桜祭り |
なし
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桜の種類 |
河津桜 |
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靖國神社の桜/東京都千代田区
内苑の桜画像提供:靖國神社
1869年(明治2年)、明治天皇の思し召しにより創建された招魂社が始まり。幕末の志士から先の大戦までの、国を守るために亡くなった方を祀っている。また、境内には東京管区気象台が指定した東京の桜の標本木があり、古くより桜の名所として知られている。3月下旬~4月上旬が境内の桜の見頃。
見どころ
3月下旬から4月上旬の桜の時期には、「奉納夜桜能」「奉納演芸」や各種催し物の奉納、キッチンカーの出店が行われ多くの参拝者が訪れる。「夜桜詣」を3月下旬に予定している(詳細は未定)。
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都立神代植物公園の桜/東京都調布市
さくら園に広がる枝垂桜のトンネル画像提供:東京都公園協会
神代植物公園の“さくら園”をはじめとする園内各所では、早咲きの大寒桜(おおかんざくら)から遅咲きのサトザクラ類まで、約60種類、750本の桜を鑑賞できる。2025年3月19日(水)~4月6日(日)には、園内を彩る桜の最盛期に合わせて「さくらまつり」を開催予定。また、2025年3月24日(月)は、桜の鑑賞を楽しめるよう臨時開園される。
見どころ
さまざまな種類がある中で、3月下旬~4月上旬頃に見頃を迎える神代曙は神代植物公園に原木があり、染井吉野と比べるとやや濃いピンク色の花を携えた美しい姿を観賞できる。
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ホテルニューオータニ 日本庭園の桜/東京都千代田区
ホテルニューオータニの日本庭園のシンボルでもある赤い太鼓橋と桜画像提供:ホテルニューオータニ
加藤清正公の下屋敷や井伊家の庭園として400年余りの歴史を有し、江戸城外堀に囲まれた約1万坪の広大なホテルニューオータニの日本庭園。例年3月上旬から山桜やしだれ桜、ソメイヨシノ、八重桜が開花する。池にかかる赤い太鼓橋や高さ6メートルの大滝など、見どころの多い日本庭園でゆっくりと花見が楽しめる。その他、紅枝垂や啓翁桜など全19種類58本もの桜が開花時期をずらして咲き誇るため、長い期間花見が満喫できる。都心にあって、都会の喧騒を離れ、心行くまで日本情緒にひたることができる安らぎの場所だ。
見どころ
加藤清正公の下屋敷、井伊家中屋敷、伏見野宮邸として400年の歴史とともに受け継がれてきた1万坪の日本庭園。庭園内の19種58本もの桜が咲き誇り、ホテルならではの優雅なお花見を楽しめる。
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井の頭恩賜公園の桜/東京都武蔵野市
ボートに揺られて眺める桜も美しい
東京都武蔵野市にある井の頭恩賜公園は、さくら名所100選に選出されており、駅から近く気軽に訪れることができる。公園全体で約400本の桜があり、池の周囲には約200本の桜が雄大に枝を広げている。七井橋の上から眺める満開の桜が池にせり出して咲くさまはまさに圧巻で、水面に散りゆく花吹雪もまた風情がある。西園には多くの品種の桜があり2月中旬頃から早咲きの桜が咲き出し、八重桜や、しだれ桜、白花の桜、濃紅色の桜などが次々に咲き誇る。遅咲きの桜は4月中旬まで鑑賞することができる。
見どころ
池の周囲の桜が見頃を迎えると、水面に映える桜と散りゆく花吹雪が美しい景観を生み出す。
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新宿御苑の桜/東京都新宿区
敷地内には約70品種約900本の桜がある画像提供:環境省新宿御苑管理事務所
プラタナス並木が美しい整形式庭園や、広大な芝生とユリノキが特徴の風景式庭園、伝統的な日本庭園が巧みに組み合わされており、明治を代表する近代西洋庭園ともいわれている。園内はユリノキ、プラタナス、ヒマラヤシーダー、ラクウショウなど約1万本の樹木により独特の景観が形づくられ、約70品種約900本の桜は春の大きな魅力となっている。【※新宿御苑は酒類持ち込み禁止です。また、2025年3月22日(土)、23日(日)、29日(土)、30日(日)、4月5日(土)、6日(日)の10時~16時は事前予約制となります。詳細は公式サイト等でご確認ください】
見どころ
新宿御苑の桜は種類によって開花期が異なるため、長い期間桜を楽しむことができる。1月に早咲きの桜が咲き始め、3月下旬頃よりソメイヨシノが見頃を迎える。4月に見頃となる八重桜も見逃せない。
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代々木公園の桜/東京都渋谷区
園内にはソメイヨシノ、大島桜、山桜などが植えられている画像提供:代々木公園
東京23区内の都市公園の中で5番目に広く、道路を挟んで広がる森林公園地区と、陸上競技場、野外ステージなどを備えた広場地区とに分かれている。隣接する明治神宮の木々とともに緑濃い森を作り、大小3基の噴水や水回廊を持つ水景施設がうるおいを生み出している。園内にはソメイヨシノ、大島桜、山桜など約600本の桜が例年3月下旬頃から見頃を迎える。満開時には「桜の園」や「中央広場」などが鮮やかに彩られる。
見どころ
例年2月下旬から3月上旬にかけて河津桜が見頃となり、ひと足早く春を感じることができる。
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グランドプリンスホテル高輪の桜/東京都港区
桜の下でリフレッシュするひととき画像提供:グランドプリンスホテル高輪
都心であることを忘れるような感覚を味わえるグランドプリンスホテル高輪の日本庭園。約2万平方メートルもの敷地内では、花木が四季の移り変わりを表現。2月頃に河津桜が開花すると、寒緋桜、ソメイヨシノ、しだれ桜などが4月上旬までに次々と開花、そして見頃を迎える。港区指定有形文化財にも指定されている観音堂や池を背景に桜が咲き誇る姿は見ごたえ抜群だ。また、2025年3月7日(金)~4月13日(日)にかけて「高輪 桜まつり2025」を開催。桜と春を満喫できるさまざまなイベントやプランが用意されている。
見どころ
夜には日本庭園の竹あかりライトアップと夜桜のコラボレーションが風雅なひとときを演出。日中と異なる幻想的な桜の姿を観賞できるのでおすすめだ。
例年の見頃 |
2月中旬~4月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり。「高輪 桜まつり2025」は2025年3月7日(金)~4月13日(日)開催 |
夜桜・ライトアップ |
あり
16:30~0:00 日本庭園ライトアップあり
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桜祭り |
あり
2025年3月7日(金)~4月13日(日) 高輪 桜まつり2025[問合せ先:グランドプリンスホテル高輪 03-3447-1111]
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桜の種類 |
河津桜、ソメイヨシノ、山桜、しだれ桜、寒緋桜、大島桜、小彼岸、神代曙、御車返し、八重紅しだれ、関山、松月、霞桜、朱雀、御衣黄、普賢象、御殿場桜 |
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墨田区立旧中川水辺公園の桜/東京都墨田区
開花時期には、水辺に立ち並ぶ桜を見る来園者で賑わう画像提供:墨田区
荒川放水路により分断された中川の下流、およそ6.7キロの区間を旧中川と呼び、川の東側には江戸川区、西側には墨田区と江東区が接している。3つの区はそれぞれの川沿いが桜の名所となるようにと、特徴を持たせて桜を植えている。墨田区では河川敷を公園として整備し、ソメイヨシノに限らず河津桜、思川(オモイガワ)、陽光(ヨウコウ)、関山(カンザン)、普賢象(フゲンゾウ)、一葉(イチヨウ)、大山桜(オオヤマザクラ)、仙台枝垂(センダイシダレ)と、早咲きから遅咲きまでの9種約260本の桜を植えている。
見どころ
桜が開花する頃は、土手にツクシも顔を出し、都内とは思えないような、のどかな風景が広がる。
例年の見頃 |
2月中旬~4月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
夜桜・ライトアップ |
なし
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桜祭り |
なし
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桜の種類 |
河津桜、ソメイヨシノ、大山桜、思川、陽光、関山、普賢象、一葉、仙台枝垂 |
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北の丸公園の桜/東京都千代田区
芝生地ではピクニックが楽しめる画像提供:環境省皇居外苑管理事務所北の丸分室
北の丸公園は江戸時代に江戸城北の丸があった場所で、公園の名称や町名はこのことに由来する。明治時代からは近衛師団の兵営地等として利用され多くの建物が建てられたが、戦後になり皇居周辺の緑地として活用されることが決定、森林公園として改修が進められた。旧皇室園地に由来する国民公園皇居外苑の一部に編入され、1969年(昭和44年)に昭和天皇の還暦を記念して開園、広く一般に公開された。
見どころ
公園内には山桜、ソメイヨシノ、大島桜など約220本の桜が植えられており、都内でも有数の花見の名所で知られる。見頃の時期になると桜を見に訪れる多くの花見客で賑わう。
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柳瀬川沿い「台田運動公園」の桜/東京都清瀬市
清瀬十景の一つに選ばれている「柳瀬川とさくら並木」画像提供:清瀬市
東京都清瀬市の台田運動公園は、狭山湖を源流にして新河岸川へと注いでいる柳瀬川沿いにある。全長長915.43メートルの遊歩道が整備されており、春に咲き誇る約150本の桜並木が美しい。ソメイヨシノがほとんどだが、早咲きの河津桜も植えられている。川沿いの台田運動広場にはサイクリング道路が造られ、緑をぬうようにしてサイクリングや散歩を楽しむことができる。
見どころ
「柳瀬川とさくら並木」は、清瀬市内の美しいまちなみや風景などの中から選定された「清瀬十景」のひとつ。2025年3月24日(月)~4月6日(日)には、ライトアップを実施予定。ほんのりと灯るぼんぼりの明かりに照らされた桜は、どこか懐かしく温かい趣を漂わせる。
例年の見頃 |
3月下旬~4月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
夜桜・ライトアップ |
あり
2025年3月24日(月)~4月6日(日) ライトアップ
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桜祭り |
なし
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桜の種類 |
河津桜、ソメイヨシノ |
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※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。