早咲き桜は1~3月に見頃となり、早春に桜を楽しめると人気を集めている。そこで今回は、早咲き桜が見られる東京都の桜名所から「ウォーカープラス・花見特集」でアクセス数の多かった人気の15スポットを紹介。2025年の花見スポット探しの参考にしてみて。(集計期間:2025年3月28日~2025年3月30日)
※イベントが中止になっている場合があります。また、開催時間や施設の営業時間等が変更されている場合があります。ご利用の際は事前にご確認のうえ、おでかけください。
小石川後楽園の桜/東京都文京区
春の到来を感じさせる新緑と薄桃色のコントラストが美しい画像提供:(公財)東京都公園協会
小石川後楽園は都内に現存する大名庭園の中で最も古く、江戸期の庭園として典型的な回遊式庭園。1629年(寛永6)年に水戸徳川家初代藩主・頼房が造成し、2代藩主・光圀(水戸黄門)の代に完成した。「海・山・川・田園」を見立てた起伏に富んだ景観の中に、日本と中国の景勝地が数多く展開する和漢の調和が美しい庭園。いまなお秀れた景観を維持しており、特別史跡及び特別名勝として国の文化財に指定されている。
見どころ
里山の風景が表現されている菖蒲田付近では、花を咲かせた山桜がのどかな雰囲気に彩りを添える。春の到来を感じさせる新緑と薄桃色のコントラストが美しく、花見におすすめのスポットだ。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
桜の開花情報提供元:JRシステム
都立神代植物公園の桜/東京都調布市
さくら園に広がる枝垂桜のトンネル画像提供:東京都公園協会
神代植物公園の“さくら園”をはじめとする園内各所では、早咲きの大寒桜(おおかんざくら)から遅咲きのサトザクラ類まで、約60種類、750本の桜を鑑賞できる。2025年3月19日(水)~4月6日(日)には、園内を彩る桜の最盛期に合わせて「さくらまつり」を開催予定。また、2025年3月24日(月)は、桜の鑑賞を楽しめるよう臨時開園される。
見どころ
さまざまな種類がある中で、3月下旬~4月上旬頃に見頃を迎える神代曙は神代植物公園に原木があり、染井吉野と比べるとやや濃いピンク色の花を携えた美しい姿を観賞できる。
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桜の開花情報提供元:JRシステム
日比谷公園の桜/東京都千代田区
ビジネス街にある都会のオアシスでは四季折々に咲く花々と桜が同時に楽しめる画像提供:日比谷公園サービスセンター
東京都千代田区に位置する日比谷公園は、日本初の近代式洋風公園で、噴水や大小さまざまな花壇が配された緑と花の癒しの空間。公園内にはソメイヨシノを中心に、ヤマザクラやシダレザクラなどの桜が植えられ、ビル群に囲まれた都会ならではの桜風景を楽しむことができる。全体的に本数は多くないが、かもめの広場と草地広場周辺は桜のベストスポット。
見どころ
かもめの広場にはベンチも設置されており、のんびりとソメイヨシノを鑑賞できる。
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新宿御苑の桜/東京都新宿区
敷地内には約70品種約900本の桜がある画像提供:環境省新宿御苑管理事務所
プラタナス並木が美しい整形式庭園や、広大な芝生とユリノキが特徴の風景式庭園、伝統的な日本庭園が巧みに組み合わされており、明治を代表する近代西洋庭園ともいわれている。園内はユリノキ、プラタナス、ヒマラヤシーダー、ラクウショウなど約1万本の樹木により独特の景観が形づくられ、約70品種約900本の桜は春の大きな魅力となっている。【※新宿御苑は酒類持ち込み禁止です。また、2025年3月22日(土)、23日(日)、29日(土)、30日(日)、4月5日(土)、6日(日)の10時~16時は事前予約制となります。詳細は公式サイト等でご確認ください】
見どころ
新宿御苑の桜は種類によって開花期が異なるため、長い期間桜を楽しむことができる。1月に早咲きの桜が咲き始め、3月下旬頃よりソメイヨシノが見頃を迎える。4月に見頃となる八重桜も見逃せない。
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上野恩賜公園の桜/東京都台東区
不忍池そばの桜並木は花見客で賑わいを見せる画像提供:上野恩賜公園
上野の山は、江戸時代から桜の名所として知られ、四季を通じて自然を存分に満喫できる。桜は天海僧正が吉野山から移植させたといわれ、公園さくら通りを中心に約800本の桜が園内を彩る。最寄り駅からも近く、美術館や博物館、動物園などもあって子どもから大人まで楽しめる。
見どころ
2025年3月下旬から4月上旬ごろには、うえの桜フェスタを開催予定。竹の台広場(噴水広場)でさまざまなイベントが催され、上野のお店を始めとした50店舗以上の物産展も大集合する。イベントの詳細については公式サイトを参照。
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桜の開花情報提供元:JRシステム
井の頭恩賜公園の桜/東京都武蔵野市
ボートに揺られて眺める桜も美しい
東京都武蔵野市にある井の頭恩賜公園は、さくら名所100選に選出されており、駅から近く気軽に訪れることができる。公園全体で約400本の桜があり、池の周囲には約200本の桜が雄大に枝を広げている。七井橋の上から眺める満開の桜が池にせり出して咲くさまはまさに圧巻で、水面に散りゆく花吹雪もまた風情がある。西園には多くの品種の桜があり2月中旬頃から早咲きの桜が咲き出し、八重桜や、しだれ桜、白花の桜、濃紅色の桜などが次々に咲き誇る。遅咲きの桜は4月中旬まで鑑賞することができる。
見どころ
池の周囲の桜が見頃を迎えると、水面に映える桜と散りゆく花吹雪が美しい景観を生み出す。
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桜の開花情報提供元:JRシステム
ホテル椿山荘東京の桜/東京都文京区
歴史あるホテルの敷地内を桜が彩る画像提供:ホテル椿山荘東京
2022年に、開業70周年を迎えた老舗のホテル。2月中旬より寒緋桜、修善寺寒桜が咲き始め、4月上旬までに約20種100本の桜が順に見頃を迎える。3月下旬以降は春の陽気の中、ソメイヨシノやしだれ桜が咲き誇る様子を見られる。また、日没後はライトアップが行われる。闇夜の中で照らし出される桜の姿は必見だ。
見どころ
敷地内のさまざまざエリアで桜を観賞できるので、散策と花見を同時に楽しめる。また、2025年2月11日(祝)~4月2日(水)の特定日には「春のお花見ランチ&ディナービュッフェ2024」を開催。詳細は公式サイトを参照。
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桜の開花情報提供元:JRシステム
代々木公園の桜/東京都渋谷区
園内にはソメイヨシノ、大島桜、山桜などが植えられている画像提供:代々木公園
東京23区内の都市公園の中で5番目に広く、道路を挟んで広がる森林公園地区と、陸上競技場、野外ステージなどを備えた広場地区とに分かれている。隣接する明治神宮の木々とともに緑濃い森を作り、大小3基の噴水や水回廊を持つ水景施設がうるおいを生み出している。園内にはソメイヨシノ、大島桜、山桜など約600本の桜が例年3月下旬頃から見頃を迎える。満開時には「桜の園」や「中央広場」などが鮮やかに彩られる。
見どころ
例年2月下旬から3月上旬にかけて河津桜が見頃となり、ひと足早く春を感じることができる。
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桜の開花情報提供元:JRシステム
靖國神社の桜/東京都千代田区
内苑の桜画像提供:靖國神社
1869年(明治2年)、明治天皇の思し召しにより創建された招魂社が始まり。幕末の志士から先の大戦までの、国を守るために亡くなった方を祀っている。また、境内には東京管区気象台が指定した東京の桜の標本木があり、古くより桜の名所として知られている。3月下旬~4月上旬が境内の桜の見頃。
見どころ
3月下旬から4月上旬の桜の時期には、「奉納夜桜能」「奉納演芸」や各種催し物の奉納、キッチンカーの出店が行われ多くの参拝者が訪れる。「夜桜詣」を3月下旬に予定している(詳細は未定)。
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桜の開花情報提供元:JRシステム
浜離宮恩賜庭園の桜/東京都中央区
富士見山からの桜画像提供:公益財団法人東京都公園協会
潮入の池と二つの鴨場をもつ徳川将軍家の庭園で、江戸時代は江戸城の「出城」としての機能を果たしていた。11代将軍家斉の時にほぼ現在の姿の庭園が完成した。明治維新後は皇室の離宮となり、名称も浜離宮となった。1945年(昭和20年)に東京都に下賜され、整備のうえ1946年から一般公開。1952年11月には周囲の水面を含め、国の特別名勝および特別史跡に指定された。園内には約26種、80本の桜が植えられている。
見どころ
ソメイヨシノの見頃は3月下旬から4月上旬、八重桜の見頃は4月中旬となっているため、3月下旬から4月中旬まで色とりどりの桜が楽しめる。
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桜の開花情報提供元:JRシステム
国営昭和記念公園の桜/東京都立川市
「桜の園」のソメイヨシノ画像提供:国営昭和記念公園
広い園内では3月頃になると寒緋桜が開花を始め、その後、ソメイヨシノや里桜など31品種約1500本の桜が楽しめる。特にソメイヨシノが集まる「桜の園」が人気のスポット。原っぱにシートを敷いて、家族、カップル、友人とゆっくり過ごすことができる。散策しながら桜を楽しみたい場合は、残堀川沿いの桜がおすすめ。
見どころ
みんなの原っぱ内の「桜の園」や、残堀川沿いふれあい橋付近の「旧桜の園」が見どころ。
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舎人公園の桜/東京都足立区
広々としたお花見広場で薄桃色の花が咲き誇る画像提供:公益財団法人 東京都公園協会
東京都足立区にある舎人公園には、約65万平方メートルの敷地に約1000本の桜が植えられており、毎年3月上旬から4月中旬にかけて見頃を迎える。また、2025年3月29日(土)・30日(日)に千本桜まつりが開催。なお、桜花期の駐車場は大変混み合い、入庫後も出庫には相当の時間が掛かるため、公共交通機関の利用がおすすめだ。
見どころ
日本がアメリカに寄贈したソメイヨシノが、レーガン元大統領夫人によって里帰り。この歴史ある「レーガン桜」を、園内で見ることができる。バーベキュー場で桜を見ながらのバーベキューもおすすめだ(※要予約。花見広場からは離れています)。
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桜の開花情報提供元:JRシステム
小松川千本桜/東京都江戸川区
南北約2キロにわたり桜が楽しめる画像提供:江戸川区
大島小松川公園からすぐ近くの荒川沿いには、約1000本の桜「小松川千本桜」が南北約2キロにわたり咲き誇る。川沿いを散策しながら、ソメイヨシノ、大島桜、山桜など10種類以上の桜が楽しめる。2025年4月6日(日)10時~15時には、小松川千本桜まつりが開催(雨天は一部中止)。
見どころ
南北約2000メートルの園内に1000本以上の桜があり、園路が桜の花弁で彩られる。バーベキュー場では10時から16時の利用時間に花見をしながらバーベキューが楽しめる(要予約。一区画に付き2100円、ゴミ持ち帰り。申込みは江戸川区公園占用電子化システムをご利用ください)。
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恩田川沿いの桜/東京都町田市
恩田川に降り注ぐような桜の花々画像提供:町田市観光まちづくり課
恩田川は、東京都町田市と横浜市を流れる一級河川で鶴見川水系の大きな支流の1つ。特に、町田市成瀬地区では約400本のソメイヨシノによる桜並木の遊歩道が整備されている。桜の名所として有名な区間は、恩田川が成瀬街道と交差する高瀬橋から下流の横浜市緑区との境界線近くの都橋までの約2キロの区間。途中の河岸には河原へ降りて行けるように階段が設けてあり、水面を間近に楽しむことができる。河川では、川面に群れ泳ぐ鯉や、カモやカワウ、メジロ、シロサギ、カワセミなど、たくさんの野鳥の姿も見かけることができる。自然と触れあいながらの桜を愛でる散策にはもってこいの場所である。
見どころ
2025年3月15日(土)~3月30日(日)の16日間を「2025町田さくらまつりウィーク」とし、町田さくらまつり実行委員会がさまざまな企画を実施。地元の協力店で使用できるクーポンやさくらさんぽスタンプラリーの専用台紙も掲載した公式ガイドは、3月上旬頃から市民センターなどにて配布。また、恩田川会場の特別企画として、恩田川会場(総合体育館裏、弁天橋公園)と周辺店舗をめぐるスタンプラリーを開催予定。3つ集めると、恩田川会場内の模擬店テントで利用できる金券がゲットできる(先着順)。
例年の見頃 |
3月下旬~4月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
夜桜・ライトアップ |
なし
|
桜祭り |
あり
2025年3月29日(土)・30日(日) 町田さくらまつり[問合せ先:町田さくらまつり実行委員会事務局 042-724-2128]
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桜の種類 |
ソメイヨシノ |
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北の丸公園の桜/東京都千代田区
芝生地ではピクニックが楽しめる画像提供:環境省皇居外苑管理事務所北の丸分室
北の丸公園は江戸時代に江戸城北の丸があった場所で、公園の名称や町名はこのことに由来する。明治時代からは近衛師団の兵営地等として利用され多くの建物が建てられたが、戦後になり皇居周辺の緑地として活用されることが決定、森林公園として改修が進められた。旧皇室園地に由来する国民公園皇居外苑の一部に編入され、1969年(昭和44年)に昭和天皇の還暦を記念して開園、広く一般に公開された。
見どころ
公園内には山桜、ソメイヨシノ、大島桜など約220本の桜が植えられており、都内でも有数の花見の名所で知られる。見頃の時期になると桜を見に訪れる多くの花見客で賑わう。
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※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。