近場で桜を見たい人におすすめの公園の桜。ピクニックはもちろん、園内を歩きながら桜鑑賞をするのもおすすめ。そこで今回は、東北の桜が見られる公園の中から「ウォーカープラス・花見特集」でアクセス数の多かった人気の15スポットを紹介。2025年の花見スポット探しの参考にしてみて。(集計期間:2025年11月29日~2025年12月1日)
※イベントが中止になっている場合があります。また、開催時間や施設の営業時間等が変更されている場合があります。ご利用の際は事前にご確認のうえ、おでかけください。
角館武家屋敷通りの桜/秋田県仙北市
角館武家屋敷通りのしだれ桜がライトアップされる画像提供:一般社団法人 田沢湖・角館観光協会
秋田県仙北市角館の町にあるしだれ桜のうち、162本が国の天然記念物に指定されている。武家屋敷通りの黒板塀に映えるピンク色の花々が可愛らしく、毎年多くの花見客を魅了している。なおこの桜は、佐竹北家二代目佐竹義明の妻が京都から嫁いでくる際に、嫁入り道具の中に入っていたしだれ桜の苗木3本が始まりといわれている。
見どころ
2025年は4月中旬~5月上旬に「角館の桜まつり」が開催(見込)。ライトアップも実施される(※開花状況によっては、イベント内容は変更または中止の場合があります。詳細は公式サイトなどをご確認ください)。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
鶴ヶ城公園の桜/福島県会津若松市
桜の開花時期は夜間ライトアップで夜桜も楽しめる画像提供:会津若松観光ビューロー
鶴ヶ城は、日本で唯一の赤瓦の天守閣を持つ城。春には約1000本のソメイヨシノが開花し、「日本さくら名所100選」にも選ばれている。2025年4月上旬~5月上旬までの期間には夜間ライトアップが行われ、夜桜も楽しむことができる。また、堀や土塁は約400年以上前からのものが残り、城郭全体が国の史跡に指定されている。
見どころ
2025年4月上旬から5月上旬には、鶴ヶ城桜さくらまつりが開催される。なお、鶴ヶ城天守閣は2023年春に内部のリニューアルを行い、歴史に秘められた物語を楽しむことができる。詳細や最新情報については、鶴ヶ城公式サイト(https://www.tsurugajo.com/tsurugajo/)を参照。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
青葉山公園(仙台城跡)の桜/宮城県仙台市青葉区
道路沿いの桜並木から花吹雪が舞う画像提供:仙台市
仙台城跡、別名青葉城として知られる青葉山公園は、宮城県仙台市の象徴的な観光スポット。春になると美しい桜の名所としても有名だ。公園内には、伊達政宗公の騎馬像や土井晩翠の「荒城の月」詩碑など、歴史的な見どころも多く、桜とともにこれらの史跡を巡ることで、仙台の歴史と文化を深く感じられる。仙台市博物館付近を中心に約480本の桜がある。本丸跡からの眺望は、桜と共に仙台市内から太平洋までの壮大な景色を一望でき、伊達政宗公騎馬像の周りに咲く桜は、歴史と自然の調和を感じさせる絶景ポイント。城跡の石垣に沿って咲く桜は、歴史的な雰囲気と春の華やかさが同時に楽しめる。復元された仙台城大手門脇櫓(わきやぐら)と桜が織りなす情緒あふれる景観も堪能できる。例年、4月中旬~下旬頃にかけてが、桜の見頃の時期となる。
見どころ
宮城県仙台第二高等学校方面へ抜ける道の桜並木は「桜の小径」と呼ばれ、満開になると見事な装いに変わる。
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弘前公園(鷹揚公園)の桜/青森県弘前市
弘前城天守の周りを満開の桜が覆う※2025年現在天守は石垣修理に伴い、本丸内で約70メートル移動しています。画像提供:弘前市
弘前公園二の丸にあるソメイヨシノは、旧藩士の菊池楯衛が1882(明治15)年に寄贈し植栽されたもので、現存するソメイヨシノでは日本最古級といわれる。ソメイヨシノは成長が早いわりに寿命が60年から80年とされていたが、弘前公園には樹齢100年を越えるソメイヨシノが400本以上あり、多くの専門家から管理技術が日本一と称され、「日本さくら名所100選」にも選ばれている。
見どころ
2025年4月18日(金)~5月5日(祝)には、弘前さくらまつりを開催。敷地面積が約49万2000平方メートルの弘前公園には、しだれ桜や八重桜など52種、約2600本の桜が咲き、さくらまつりの開催時期に合わせてライトアップを実施。光り輝く弘前城天守と夜桜の対比は圧巻だ。
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西行戻しの松公園の桜/宮城県宮城郡松島町
白衣観音堂前の展望台からは桜越しに松島湾を一望できる画像提供:松島町産業観光課
西行法師が諸国行脚の折、松の大木の下で出会った童子と禅問答をして敗れ、松島行きをあきらめたという由来の地。公園の一帯は約260本の桜の木が植えられ、桜の名所としても知られている。公園は高台にあり松島湾を一望でき、遠くは金華山も望むことができる。園内の約260本のソメイヨシノは、4月中旬~4月下旬にかけて咲き誇り、ピンクの桜と青い海と緑のマツのコントラストが見事。
見どころ
公園内は標高差があり場所によって見える風景が変わるため、お気に入りのスポットを探すのも一興だ。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
柴田町船岡城址公園の桜/宮城県柴田郡柴田町
川沿いにびっしりと並んだ桜は絶景画像提供:柴田町商工観光課
宮城県柴田郡柴田町にある船岡城址公園は、明治維新まで柴田氏が居住した館跡で、東北有数の桜の名所として知られる。1300本以上の桜があり、2023年で100周年を迎えた白石川堤一目千本桜と共に宮城県内で唯一「日本さくら名所100選」の地に選ばれている。船岡平和観音像の立つ山頂からの眺めは絶景だ。
見どころ
2025年4月1日(火)〜14日(月)に「2025しばた桜まつり」が開催。国内外から26万人以上の花見客が訪れる。期間中は各種露店やステージイベントも実施され、桜の開花期間中の18時〜21時にはライトアップも行われる。
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烏帽子山公園の桜/山形県南陽市
シーズンにはエドヒガンが満開に画像提供:青空スタジオ
「烏帽子山千本桜」として親しまれる烏帽子山公園は、日本最大級のエドヒガンの群生地として知られ、全国の銘木から寄贈された二代目の園も楽しめる。2025年4月上旬~4月下旬にかけては、赤湯温泉桜まつりが開催(※桜が散り次第終了)。南陽市うまいもの物産展や湯のまちスタンプラリーなど、温泉やまち歩きと一緒に楽しめる。また毎年4月18日は14時から烏帽子山八幡宮で大鳥居のしめ縄掛け替え神事が執り行われる。そのほか、赤湯龍桜會「御神輿渡御」や日光さる軍団・伝統芸能さる回し、週末限定イベントなども開催される。
見どころ
烏帽子山八幡宮の継ぎ目なし日本一の石造り大鳥居としだれ桜の饗宴は見逃せないポイントだ。また、2025年4月4日(金)~5月6日(振休)の18時~22時には、ライトアップも行われる。
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白石城本丸広場の桜/宮城県白石市
1万8000石の城下町、白石のシンボルである白石城画像提供:白石市商工観光課
白石城(別名:益岡城、桝岡城)は、白石市の中心部にあった平山城。仙台藩の南の要衝であり、関ヶ原の戦い後、明治維新までの260余年間、伊達家の重臣片倉氏の居城となった。明治7年に解体されたが、伊達政宗の片腕として名をはせた片倉小十郎景綱の偉業を偲び、平成7年に三階櫓(天守閣)と大手一ノ門・大手二ノ門が史実に基づき復元された。また、同敷地内にある「白石城歴史探訪ミュージアム」では、片倉家ゆかりの品々などの展示をしており、立体ハイビジョンシアター、白石市の特産品などを販売する売店、白石温麺などを味わえるお食事処などもある。
見どころ
2025年3月下旬から4月中旬には、白石城桜まつりが開催。期間中は21時までライトアップされ、夜桜も楽しめる。
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県立芦野公園の桜/青森県五所川原市
満開の桜のトンネルを昔懐かしい列車が駆け抜ける景観が人気画像提供:金木商工会
県立芦野公園は、青森県五所川原市金木町にあり、太宰治文学碑や銅像、津軽三味線発祥之地の碑などが立っている公園。ソメイヨシノなどの約1500本を超える桜と約1800本の黒松の老木松の美しいコントラストが楽しめる。また、昭和初期から続く、金木桜まつりは2025年4月23日(水)〜29日(祝)に開催、春の北津軽最大のイベントとして毎年30万人以上の観光客が県内外から訪れる。
見どころ
例年、4月中旬~4月下旬頃にかけてが、桜の見頃の時期となる。芦野公園駅付近の線路を覆うように広がる桜のトンネルと、列車の景観も人気が高い。隣接する「オートキャンプ場」でバーベキューをすることができ、桜の木があるので、お花見バーベキューをすることができる。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
松が岬公園の桜/山形県米沢市
水面に映える幻想的な夜桜画像提供:米沢観光コンベンション協会
山形県米沢市の松が岬公園(上杉神社)のお堀沿いに、200本の桜が咲き誇る様子はとても美しい。お堀の水面に映る桜がその美しさをさらに際立たせる。特に、お堀に架かる赤い橋(菱門橋)を背景にした桜の風景は風情があり、おすすめだ。夕暮れ時も素晴らしい。また、桜が散った後の水面を染める光景も非常に美しい。例年4月29日(祝)から5月3日(祝)にかけて開催される「米沢上杉まつり」は、上杉謙信公を偲ぶ神社の例大祭に合わせた歴史的なイベントで、800名の武将が戦う川中島合戦や上杉行列、パレードや和太鼓の演奏などが行われる。また、米沢牛や地元の特産品を販売する屋台が出店し、地元住民や多くの観光客でにぎわう。
見どころ
ライトアップは4月中旬から5月上旬にかけて、夕方18時30分から22時まで行われ、昼から夕方、夜にかけて様々な美しい風景を楽しむことができる。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
上山城・月岡公園の桜/山形県上山市
上山城と周辺のさくら画像提供:(公財)上山城郷土資料館
上山城は最上氏の最南端に位置する城塞で、「羽州の名城」と称えられる月岡・天神森にそびえる壮麗な城郭だ。現在の上山城は、蔵王の自然や上山の歴史を伝える郷土資料館として利用されている。周辺や月岡公園にはソメイヨシノを含む約100本の樹木があり、「城と桜と蔵王の残雪」という組み合わせが地元の市民や観光客など多くの人々に非常に人気がある。また、敷地内の足湯に浸かりながら桜を眺めることもできる。
見どころ
上山城正門前のお城と桜のパノラマビューが見ものだ。また、高台から眺める桜と城のコントラストは圧巻で、残雪を抱く蔵王連峰との対比も見どころだ。
| 例年の見頃 |
4月中旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり。上山城(売店含む)は木曜休館(祝日の場合は前日水曜休館) |
| 桜の種類 |
ソメイヨシノ |
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合浦公園の桜/青森県青森市
遊歩道の桜が一斉に開花し、トンネルのようになる画像提供:パークメンテ青い森グループ
1894年(明治27年)に開園した青森県内最初の都市公園。青森湾に臨み八甲田山を背にした海浜公園で、広大な園内にはクロマツ林が広がり、春にはソメイヨシノを中心にしだれ桜、里桜など633本の桜花が埋める桜の名所としても知られる。【2025年の桜祭り開催は未定です。詳細は公式サイト等でご確認ください】
見どころ
陸奥湾に面する歴史ある海浜公園。桜並木と松林が織りなす薄桃色と緑のコントラスト、その向こうにある青い海が見える珍しい風景が楽しめる。花見をしながらバーベキューが楽しめる(要申請。詳細は公式サイト等をご確認ください)。
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盛岡城跡公園(岩手公園)の桜/岩手県盛岡市
石垣とソメイヨシノが生み出すコントラストを楽しみたい画像提供:(公財)盛岡観光コンベンション協会
盛岡城は要害の地である北上川と中津川の合流地点にあった丘陵地を利用して築いた城。今も残る桃山形式の石垣美は、会津、白河とともに東北三名城の一つに数えられている。例年の4月の開花に合わせた日程で盛岡さくらまつりを開催。ぼんぼりを点灯し、桜のサイトアップも行われる(※2025年の盛岡さくらまつりは未定です。詳細は公式サイトなどでご確認ください)。
見どころ
風格ある石垣とともにさまざまな花木が四季を彩っており、憩いの場として広く市民に親しまれている。桜と石垣のコントラストや、高台から見下ろす桜など、さまざまな表情の桜が楽しめる。
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榴岡公園の桜/宮城県仙台市宮城野区
日本の都市公園百選に選ばれた園内には約350本の桜が咲き誇る画像提供:city of sendai
1695年に仙台藩第四代藩主・伊達綱村公が生母の冥福を祈り釈迦堂を建立し、桜1000本を植え「四民遊覧」の地としたことにはじまる榴岡公園。現在は当時の桜(1本)とその後に植えたものを含め、しだれ桜やソメイヨシノなど約350本の桜が公園内にある。また、榴岡公園沿いにあるクロマツの並木も美しく、四季を通して市民に親しまれている。
見どころ
仙台市内有数の花見名所で、2025年3月下旬~4月下旬(予定)18時~21時には、榴岡公園桜まつり(お花見)を開催。さまざまなイベントが行われるとともに、明かりがついた提灯と露店などが並び、多くの人でにぎわう。
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花と歴史の郷 蛇の鼻の桜/福島県本宮市
池畔から眺める御殿桜画像提供:花と歴史の郷 蛇の鼻
明治時代に造園された観光庭園。春の桜から秋の紅葉まで四季折々の花々を観賞できる。園内にはソメイヨシノが約200本、しだれ桜が3本、そのほかにも山桜があり、例年、4月上旬に見頃を迎える。ほかには、本宮市の天然記念物に指定されている大フジ棚は5月上旬に見頃となりおすすめ。また7月のバラ・スイレン、秋の紅葉なども楽しむことができる。
見どころ
園内には、国登録有形文化財「蛇の鼻御殿」がある。年間パスポート制のため、同年は何度でも入園可能。園内にはバーベキュー公園もある(※バーベキュー公園から桜は見えません。要予約、詳細は公式サイト参照)。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。