近場で桜を見たい人におすすめの公園の桜。ピクニックはもちろん、園内を歩きながら桜鑑賞をするのもおすすめ。そこで今回は、東北の桜が見られる公園の中から「ウォーカープラス・花見特集」でアクセス数の多かった人気の15スポットを紹介。2025年の花見スポット探しの参考にしてみて。(集計期間:2025年7月3日~2025年7月5日)
※イベントが中止になっている場合があります。また、開催時間や施設の営業時間等が変更されている場合があります。ご利用の際は事前にご確認のうえ、おでかけください。
弘前公園(鷹揚公園)の桜/青森県弘前市
弘前城天守の周りを満開の桜が覆う※2025年現在天守は石垣修理に伴い、本丸内で約70メートル移動しています。画像提供:弘前市
弘前公園二の丸にあるソメイヨシノは、旧藩士の菊池楯衛が1882(明治15)年に寄贈し植栽されたもので、現存するソメイヨシノでは日本最古級といわれる。ソメイヨシノは成長が早いわりに寿命が60年から80年とされていたが、弘前公園には樹齢100年を越えるソメイヨシノが400本以上あり、多くの専門家から管理技術が日本一と称され、「日本さくら名所100選」にも選ばれている。
見どころ
2025年4月18日(金)~5月5日(祝)には、弘前さくらまつりを開催。敷地面積が約49万2000平方メートルの弘前公園には、しだれ桜や八重桜など52種、約2600本の桜が咲き、さくらまつりの開催時期に合わせてライトアップを実施。光り輝く弘前城天守と夜桜の対比は圧巻だ。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
鶴ヶ城公園の桜/福島県会津若松市
桜の開花時期は夜間ライトアップで夜桜も楽しめる画像提供:会津若松観光ビューロー
鶴ヶ城は、日本で唯一の赤瓦の天守閣を持つ城。春には約1000本のソメイヨシノが開花し、「日本さくら名所100選」にも選ばれている。2025年4月上旬~5月上旬までの期間には夜間ライトアップが行われ、夜桜も楽しむことができる。また、堀や土塁は約400年以上前からのものが残り、城郭全体が国の史跡に指定されている。
見どころ
2025年4月上旬から5月上旬には、鶴ヶ城桜さくらまつりが開催される。なお、鶴ヶ城天守閣は2023年春に内部のリニューアルを行い、歴史に秘められた物語を楽しむことができる。詳細や最新情報については、鶴ヶ城公式サイト(https://www.tsurugajo.com/tsurugajo/)を参照。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
盛岡城跡公園(岩手公園)の桜/岩手県盛岡市
石垣とソメイヨシノが生み出すコントラストを楽しみたい画像提供:(公財)盛岡観光コンベンション協会
盛岡城は要害の地である北上川と中津川の合流地点にあった丘陵地を利用して築いた城。今も残る桃山形式の石垣美は、会津、白河とともに東北三名城の一つに数えられている。例年の4月の開花に合わせた日程で盛岡さくらまつりを開催。ぼんぼりを点灯し、桜のサイトアップも行われる(※2025年の盛岡さくらまつりは未定です。詳細は公式サイトなどでご確認ください)。
見どころ
風格ある石垣とともにさまざまな花木が四季を彩っており、憩いの場として広く市民に親しまれている。桜と石垣のコントラストや、高台から見下ろす桜など、さまざまな表情の桜が楽しめる。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
角館武家屋敷通りの桜/秋田県仙北市
角館武家屋敷通りのしだれ桜がライトアップされる画像提供:一般社団法人 田沢湖・角館観光協会
秋田県仙北市角館の町にあるしだれ桜のうち、162本が国の天然記念物に指定されている。武家屋敷通りの黒板塀に映えるピンク色の花々が可愛らしく、毎年多くの花見客を魅了している。なおこの桜は、佐竹北家二代目佐竹義明の妻が京都から嫁いでくる際に、嫁入り道具の中に入っていたしだれ桜の苗木3本が始まりといわれている。
見どころ
2025年は4月中旬~5月上旬に「角館の桜まつり」が開催(見込)。ライトアップも実施される(※開花状況によっては、イベント内容は変更または中止の場合があります。詳細は公式サイトなどをご確認ください)。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
高松公園の桜/岩手県盛岡市
高松の池のほとりで花を咲かせるソメイヨシノ画像提供:(公財)盛岡観光コンベンション協会
日露戦争の勝利を記念して園内の高松の池周辺に植えられたソメイヨシノやしだれ桜など約1500本の桜がもととなり、1989年には「日本さくら名所100選」に選ばれた。例年の4月の開花に合わせた日程で盛岡さくらまつりを開催。ぼんぼりを点灯し、桜のサイトアップも行われる(※詳細は公式サイト等でご確認ください)。
見どころ
残雪の岩手山を背景に水面に映える桜並木を満喫でき、夜桜も楽しめる。盛岡さくらまつりの開催期間中、桜が見頃を迎えるころに、盛岡城跡公園および高松公園では予約制による「手ぶらで手軽にお花見プラン」で、手軽に花見を楽しめる。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
烏帽子山公園の桜/山形県南陽市
シーズンにはエドヒガンが満開に画像提供:青空スタジオ
「烏帽子山千本桜」として親しまれる烏帽子山公園は、日本最大級のエドヒガンの群生地として知られ、全国の銘木から寄贈された二代目の園も楽しめる。2025年4月上旬~4月下旬にかけては、赤湯温泉桜まつりが開催(※桜が散り次第終了)。南陽市うまいもの物産展や湯のまちスタンプラリーなど、温泉やまち歩きと一緒に楽しめる。また毎年4月18日は14時から烏帽子山八幡宮で大鳥居のしめ縄掛け替え神事が執り行われる。そのほか、赤湯龍桜會「御神輿渡御」や日光さる軍団・伝統芸能さる回し、週末限定イベントなども開催される。
見どころ
烏帽子山八幡宮の継ぎ目なし日本一の石造り大鳥居としだれ桜の饗宴は見逃せないポイントだ。また、2025年4月4日(金)~5月6日(振休)の18時~22時には、ライトアップも行われる。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
八戸公園の桜/青森県八戸市
桜を見ながらピクニックを楽しめる画像提供:八戸公園指定管理者三八五流通株式会社
八戸公園は37ヘクタール、東京ドーム約8個分の広さを持つ総合公園。園内には、植物園ゾーン、遊園地ゾーン、動物ゾーンなど9つのゾーンがあり、小さな子供から高齢者まで、家族みんなで楽しめる。4月下旬から5月上旬かけて、ソメイヨシノや山桜、八重桜など園内約2000本の桜が開花、園内を桜色に染め上げる。春のお花見や秋の紅葉など、四季を通して親しまれている公園だ。
見どころ
本州最北端とされる観覧車からは園内を一望できる。ソメイヨシノ、山桜、しだれ桜などの桜が咲き、遅咲きの八重桜までの開花リレーで見頃が長く続くさまを追いかけるのも楽しい。2025年4月29日(祝)~5月6日(振休)まで、はちのへ公園春まつりが開催。まつりの期間中はジャズライブや歌と踊りの歌謡ショーなど毎日プログラムが変わるステージイベントを開催。園内のメインストリートには出店が並ぶ。入場、観覧は無料(遊園地のアトラクションは有料)。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
柴田町船岡城址公園の桜/宮城県柴田郡柴田町
川沿いにびっしりと並んだ桜は絶景画像提供:柴田町商工観光課
宮城県柴田郡柴田町にある船岡城址公園は、明治維新まで柴田氏が居住した館跡で、東北有数の桜の名所として知られる。1300本以上の桜があり、2023年で100周年を迎えた白石川堤一目千本桜と共に宮城県内で唯一「日本さくら名所100選」の地に選ばれている。船岡平和観音像の立つ山頂からの眺めは絶景だ。
見どころ
2025年4月1日(火)〜14日(月)に「2025しばた桜まつり」が開催。国内外から26万人以上の花見客が訪れる。期間中は各種露店やステージイベントも実施され、桜の開花期間中の18時〜21時にはライトアップも行われる。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
西公園の桜(宮城県)/宮城県仙台市青葉区
フラットな会場のため、ベビーカーや車椅子でも安心画像提供:西公園花見協賛会
仙台市中心部から徒歩約10分と交通至便な会場で、仙台市民に人気のお花見スポットとして知られている。園内には約200本の様々な桜を見ることが出来、見頃の時期には日没~22時まで提灯でライトアップされ、夜桜も楽しめる。【詳細は公式サイト等でご確認ください】
見どころ
2017年に植樹された東北六県の桜がいっぺんに楽しめる「東北ふるさと桜並木」も必見。会場には多国籍な屋台が並び、テーブル席もあるので手ぶらで来ても楽しめる。【詳細は公式サイト等でご確認ください】
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
日和山公園の桜(宮城県)/宮城県石巻市
かつて松尾芭蕉が訪れたという名所画像提供:石巻市
市内中心部の北上川河口に位置する丘陵地で、中世には、奥州総奉行の葛西氏の城があったと伝えられている。かつて松尾芭蕉も訪れたこともあるこの日和山は、石巻市内を一望できる場所とも知られており、眼下に流れる北上川の河口からは広く太平洋が広がり、天気のいい日は、牡鹿半島の他、遠く松島の風景を見られる。
見どころ
ソメイヨシノやしだれ桜、八重桜、山桜など約400本の桜が咲き誇り、毎年多くの花見客で賑わう。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
県立芦野公園の桜/青森県五所川原市
満開の桜のトンネルを昔懐かしい列車が駆け抜ける景観が人気画像提供:金木商工会
県立芦野公園は、青森県五所川原市金木町にあり、太宰治文学碑や銅像、津軽三味線発祥之地の碑などが立っている公園。ソメイヨシノなどの約1500本を超える桜と約1800本の黒松の老木松の美しいコントラストが楽しめる。また、昭和初期から続く、金木桜まつりは2025年4月23日(水)〜29日(祝)に開催、春の北津軽最大のイベントとして毎年30万人以上の観光客が県内外から訪れる。
見どころ
例年、4月中旬~4月下旬頃にかけてが、桜の見頃の時期となる。芦野公園駅付近の線路を覆うように広がる桜のトンネルと、列車の景観も人気が高い。隣接する「オートキャンプ場」でバーベキューをすることができ、桜の木があるので、お花見バーベキューをすることができる。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
国営みちのく杜の湖畔公園の桜(ソメイヨシノ)/宮城県柴田郡川崎町
1400本もの桜が咲き誇る画像提供:みちのく公園管理センター
蔵王連峰を望む釜房湖畔に位置する国営みちのく杜の湖畔公園には、7品種約1400本の桜がある。2025年4月5日(土)~5月6日(祝)は「春の花フェスタ2025」を開催。また、4月5日(土)~13日(日)の18時~21時には夜桜ライトアップを実施。夜桜ライトアップ期間中にはキッチンカーが出店。
見どころ
例年、4月上旬から順々にソメイヨシノや山桜が見頃を迎える。また、公式サイトの花ブログでは桜やそのほかの情報を発信している。また、南地区いも煮会ひろばでは、花見をしながらバーベキューが楽しめる(予約不要。詳細は公式サイトなどをご確認ください)。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
開成山公園・開成山大神宮の桜/福島県郡山市
開成山公園の桜のトンネル画像提供:郡山市観光協会
明治のはじめに行われた郡山発展の礎、安積開拓時に植樹した日本最古の染井吉野をはじめ、山桜や関山など公園内に約1300本、開成山大神宮に約200本の桜が咲き誇る県内でも有数の桜の名所になっている。 2025年3月22日(土)~4月22日(火)には、開成山桜祭りが開催(予定)。
見どころ
開花時期の2025年3月25日(火)~4月13日(日)には、露店やライトアップも行われる。昼夜ともにお花見が楽しめ、多くの人で賑わう。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
天童公園(舞鶴山)の桜/山形県天童市
桜が彩る人間将棋画像提供:天童市
舞鶴山の頂上に位置する公園で、ソメイヨシノを含む約2000本の桜の木がある。舞鶴山を桜の山とする夢を抱いた先人たちによって植樹されたものが多く、最初に植えられた桜の記録は1902年(明治35年)にさかのぼる。山頂の西側斜面には、樹齢約400年のエドヒガンの古木も存在する。
見どころ
2025年4月5日(土)か~5月6日(振休)ににかけて天童桜まつりが開催。4月12日(土)・13日(日)には「人間将棋」が行われ、甲冑や着物を身にまとった武者や腰元たちが将棋の駒となって対局する。また、4月11日(金)~13日(日)には天童市市民文化会館駐車場内にて屋台村のイベントも行われる。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
亀ヶ城跡の桜/福島県耶麻郡猪苗代町
明治時代に植栽されたソメイヨシノが咲き誇る画像提供:一般社団法人猪苗代観光協会
亀ヶ城跡は、中世にこの地を支配した猪苗代氏の居城があった場所。戊辰戦争によって、城は消失したが、明治38年に町内の有志が私財を投じて桜やツツジを植栽し、地元では「お城山公園」とも呼ばれている。現在では、城跡付近一帯が公園として整備され、桜の名所となっている。【2025年の桜祭り開催およびライトアップは未定です。最新情報は公式サイト等でご確認ください】
見どころ
お濠の内外に咲き誇る桜は、残雪の磐梯山や猪苗代の景色と見事な調和を見せ、訪れる人々の目を楽しませる。特に、磐梯山をバックに桜を撮影できるスポットは、写真愛好家にも人気だ。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。