近場で桜を見たい人におすすめの公園の桜。ピクニックはもちろん、園内を歩きながら桜鑑賞をするのもおすすめ。そこで今回は、東北の桜が見られる公園の中から「ウォーカープラス・花見特集」でアクセス数の多かった人気の15スポットを紹介。2025年の花見スポット探しの参考にしてみて。(集計期間:2025年8月30日~2025年9月1日)
※イベントが中止になっている場合があります。また、開催時間や施設の営業時間等が変更されている場合があります。ご利用の際は事前にご確認のうえ、おでかけください。
角館武家屋敷通りの桜/秋田県仙北市
角館武家屋敷通りのしだれ桜がライトアップされる画像提供:一般社団法人 田沢湖・角館観光協会
秋田県仙北市角館の町にあるしだれ桜のうち、162本が国の天然記念物に指定されている。武家屋敷通りの黒板塀に映えるピンク色の花々が可愛らしく、毎年多くの花見客を魅了している。なおこの桜は、佐竹北家二代目佐竹義明の妻が京都から嫁いでくる際に、嫁入り道具の中に入っていたしだれ桜の苗木3本が始まりといわれている。
見どころ
2025年は4月中旬~5月上旬に「角館の桜まつり」が開催(見込)。ライトアップも実施される(※開花状況によっては、イベント内容は変更または中止の場合があります。詳細は公式サイトなどをご確認ください)。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
国営みちのく杜の湖畔公園の桜(ソメイヨシノ)/宮城県柴田郡川崎町
1400本もの桜が咲き誇る画像提供:みちのく公園管理センター
蔵王連峰を望む釜房湖畔に位置する国営みちのく杜の湖畔公園には、7品種約1400本の桜がある。2025年4月5日(土)~5月6日(祝)は「春の花フェスタ2025」を開催。また、4月5日(土)~13日(日)の18時~21時には夜桜ライトアップを実施。夜桜ライトアップ期間中にはキッチンカーが出店。
見どころ
例年、4月上旬から順々にソメイヨシノや山桜が見頃を迎える。また、公式サイトの花ブログでは桜やそのほかの情報を発信している。また、南地区いも煮会ひろばでは、花見をしながらバーベキューが楽しめる(予約不要。詳細は公式サイトなどをご確認ください)。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
鶴ヶ城公園の桜/福島県会津若松市
桜の開花時期は夜間ライトアップで夜桜も楽しめる画像提供:会津若松観光ビューロー
鶴ヶ城は、日本で唯一の赤瓦の天守閣を持つ城。春には約1000本のソメイヨシノが開花し、「日本さくら名所100選」にも選ばれている。2025年4月上旬~5月上旬までの期間には夜間ライトアップが行われ、夜桜も楽しむことができる。また、堀や土塁は約400年以上前からのものが残り、城郭全体が国の史跡に指定されている。
見どころ
2025年4月上旬から5月上旬には、鶴ヶ城桜さくらまつりが開催される。なお、鶴ヶ城天守閣は2023年春に内部のリニューアルを行い、歴史に秘められた物語を楽しむことができる。詳細や最新情報については、鶴ヶ城公式サイト(https://www.tsurugajo.com/tsurugajo/)を参照。
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柴田町船岡城址公園の桜/宮城県柴田郡柴田町
川沿いにびっしりと並んだ桜は絶景画像提供:柴田町商工観光課
宮城県柴田郡柴田町にある船岡城址公園は、明治維新まで柴田氏が居住した館跡で、東北有数の桜の名所として知られる。1300本以上の桜があり、2023年で100周年を迎えた白石川堤一目千本桜と共に宮城県内で唯一「日本さくら名所100選」の地に選ばれている。船岡平和観音像の立つ山頂からの眺めは絶景だ。
見どころ
2025年4月1日(火)〜14日(月)に「2025しばた桜まつり」が開催。国内外から26万人以上の花見客が訪れる。期間中は各種露店やステージイベントも実施され、桜の開花期間中の18時〜21時にはライトアップも行われる。
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弘前公園(鷹揚公園)の桜/青森県弘前市
弘前城天守の周りを満開の桜が覆う※2025年現在天守は石垣修理に伴い、本丸内で約70メートル移動しています。画像提供:弘前市
弘前公園二の丸にあるソメイヨシノは、旧藩士の菊池楯衛が1882(明治15)年に寄贈し植栽されたもので、現存するソメイヨシノでは日本最古級といわれる。ソメイヨシノは成長が早いわりに寿命が60年から80年とされていたが、弘前公園には樹齢100年を越えるソメイヨシノが400本以上あり、多くの専門家から管理技術が日本一と称され、「日本さくら名所100選」にも選ばれている。
見どころ
2025年4月18日(金)~5月5日(祝)には、弘前さくらまつりを開催。敷地面積が約49万2000平方メートルの弘前公園には、しだれ桜や八重桜など52種、約2600本の桜が咲き、さくらまつりの開催時期に合わせてライトアップを実施。光り輝く弘前城天守と夜桜の対比は圧巻だ。
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西行戻しの松公園の桜/宮城県宮城郡松島町
白衣観音堂前の展望台からは桜越しに松島湾を一望できる画像提供:松島町産業観光課
西行法師が諸国行脚の折、松の大木の下で出会った童子と禅問答をして敗れ、松島行きをあきらめたという由来の地。公園の一帯は約260本の桜の木が植えられ、桜の名所としても知られている。公園は高台にあり松島湾を一望でき、遠くは金華山も望むことができる。園内の約260本のソメイヨシノは、4月中旬~4月下旬にかけて咲き誇り、ピンクの桜と青い海と緑のマツのコントラストが見事。
見どころ
公園内は標高差があり場所によって見える風景が変わるため、お気に入りのスポットを探すのも一興だ。
現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
松が岬公園の桜/山形県米沢市
水面に映える幻想的な夜桜画像提供:米沢観光コンベンション協会
山形県米沢市の松が岬公園(上杉神社)のお堀沿いに、200本の桜が咲き誇る様子はとても美しい。お堀の水面に映る桜がその美しさをさらに際立たせる。特に、お堀に架かる赤い橋(菱門橋)を背景にした桜の風景は風情があり、おすすめだ。夕暮れ時も素晴らしい。また、桜が散った後の水面を染める光景も非常に美しい。例年4月29日(祝)から5月3日(祝)にかけて開催される「米沢上杉まつり」は、上杉謙信公を偲ぶ神社の例大祭に合わせた歴史的なイベントで、800名の武将が戦う川中島合戦や上杉行列、パレードや和太鼓の演奏などが行われる。また、米沢牛や地元の特産品を販売する屋台が出店し、地元住民や多くの観光客でにぎわう。
見どころ
ライトアップは4月中旬から5月上旬にかけて、夕方18時30分から22時まで行われ、昼から夕方、夜にかけて様々な美しい風景を楽しむことができる。
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霞ヶ城公園の桜/福島県二本松市
桜とその隙間からのぞく霞ヶ城の対比が見もの画像提供:二本松市観光連盟
福島県二本松市にある自然豊かな公園。霞ヶ城の別名を持つ二本松城跡を公園とし「日本さくら名所100選」に選定された名所。桜の見頃を迎えると、ソメイヨシノをはじめとした大小約2500本の桜が咲き誇り、その名のとおり城跡全体に霞がかったような美しさを堪能できる。
見どころ
2025年4月3日(木)~5月6日(振休)に霞ヶ城公園桜まつりを開催。期間中の18時~22時には、ライトアップも行われる。
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鍋倉公園の桜/岩手県遠野市
ライトアップされた夜の公園画像提供:遠野市
天正年間(1573年~1592年)に阿曽沼氏が築城し、後に遠野南部氏の居城となった鍋倉城址。2023年に国史跡の指定を受けた。現在は、鍋倉公園として整備され、春には約1000本のソメイヨシノや山桜が咲き誇る桜の名所として親しまれている。天守閣を模した展望台からは遠野市街を一望することができる。
見どころ
桜の見頃は例年、4月下旬から5月上旬で、市民の憩いの場として、多くの人でにぎわう。4月中旬~5月上旬には「遠野春まつり」が開催。また、ライトアップされた夜桜が、城下町遠野の風景に浮かび上がるさまは必見。
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南湖公園・楽翁桜/福島県白河市
樹齢約200年の紅しだれ桜画像提供:白河観光物産協会
南湖神社の境内にあり、樹齢約200年と推定されるこの桜は、松平定信が南湖を築造した際に植えたものと言われている。「楽翁桜」という名前は定信の号から取られたもので、紅色が濃く小さく可憐な花をたくさん咲かせる。桜の開花中に実施されるライトアップで、夜桜を楽しむのもおすすめだ。2025年の桜祭りは3月下旬〜4月中旬に開催(予定)。
見どころ
南湖公園の湖畔より那須連峰が見える。そのほか、翠楽苑(有料)が近くにあり、日本庭園を眺めながら抹茶と季節の生菓子が楽しめる。
例年の見頃 |
3月下旬~4月中旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
桜の種類 |
紅枝垂 |
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県立芦野公園の桜/青森県五所川原市
満開の桜のトンネルを昔懐かしい列車が駆け抜ける景観が人気画像提供:金木商工会
県立芦野公園は、青森県五所川原市金木町にあり、太宰治文学碑や銅像、津軽三味線発祥之地の碑などが立っている公園。ソメイヨシノなどの約1500本を超える桜と約1800本の黒松の老木松の美しいコントラストが楽しめる。また、昭和初期から続く、金木桜まつりは2025年4月23日(水)〜29日(祝)に開催、春の北津軽最大のイベントとして毎年30万人以上の観光客が県内外から訪れる。
見どころ
例年、4月中旬~4月下旬頃にかけてが、桜の見頃の時期となる。芦野公園駅付近の線路を覆うように広がる桜のトンネルと、列車の景観も人気が高い。隣接する「オートキャンプ場」でバーベキューをすることができ、桜の木があるので、お花見バーベキューをすることができる。
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国史跡三戸城跡城山公園の桜/青森県三戸郡三戸町
満開のソメイヨシノ画像提供:三戸町
三戸城は、三戸南部家により戦国時代(16世紀中頃)に築城され、石垣や堀跡、土塁などの遺構が多く残り往時を偲ばせている。また、城郭を模した三戸城温故館や歴史民俗資料館があり、歴史ファンにも人気がある。春にはソメイヨシノ、八重桜、八重紅枝垂など定番の桜に加え、黄色の花が特徴の御衣黄が楽しめる。
見どころ
青森県南随一の桜の名所であり、県内外から訪れる人々の憩いの場となっている。2025年4月29日(祝)~5月5日(祝)には「さんのへ春まつり」が開催。城山公園内は直火でなければバーベキューが出来るので、花見をしながらバーベキューが楽しめる(詳細は公式サイトなどをご確認ください)。
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盛岡城跡公園(岩手公園)の桜/岩手県盛岡市
石垣とソメイヨシノが生み出すコントラストを楽しみたい画像提供:(公財)盛岡観光コンベンション協会
盛岡城は要害の地である北上川と中津川の合流地点にあった丘陵地を利用して築いた城。今も残る桃山形式の石垣美は、会津、白河とともに東北三名城の一つに数えられている。例年の4月の開花に合わせた日程で盛岡さくらまつりを開催。ぼんぼりを点灯し、桜のサイトアップも行われる(※2025年の盛岡さくらまつりは未定です。詳細は公式サイトなどでご確認ください)。
見どころ
風格ある石垣とともにさまざまな花木が四季を彩っており、憩いの場として広く市民に親しまれている。桜と石垣のコントラストや、高台から見下ろす桜など、さまざまな表情の桜が楽しめる。
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日和山公園の桜(山形県)/山形県酒田市
日本の都市公園100選にも選ばれている日和山公園画像提供:酒田市
「日本の都市公園100選」に選ばれた園内の散策路沿いに、ソメイヨシノをはじめとする桜が咲き誇る。園内の桜の数は約190本で、公園周辺を含めると約400本。二分の一で再現された千石船が浮かぶ修景池周辺が特にきれいと評判だ。公園は酒田港、最上川河口を一望できる丘にあり、日本海に沈む夕景と共に楽しむ桜も絶景。
見どころ
2025年4月4日(金)~15日(火)かけて酒田日和山桜まつりが実施される。夜はボンボリの点灯、六角灯台および千石船のライトアップも行われる。
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天童公園(舞鶴山)の桜/山形県天童市
桜が彩る人間将棋画像提供:天童市
舞鶴山の頂上に位置する公園で、ソメイヨシノを含む約2000本の桜の木がある。舞鶴山を桜の山とする夢を抱いた先人たちによって植樹されたものが多く、最初に植えられた桜の記録は1902年(明治35年)にさかのぼる。山頂の西側斜面には、樹齢約400年のエドヒガンの古木も存在する。
見どころ
2025年4月5日(土)か~5月6日(振休)ににかけて天童桜まつりが開催。4月12日(土)・13日(日)には「人間将棋」が行われ、甲冑や着物を身にまとった武者や腰元たちが将棋の駒となって対局する。また、4月11日(金)~13日(日)には天童市市民文化会館駐車場内にて屋台村のイベントも行われる。
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※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。