混雑回避して京都の桜をゆったり満喫！完全予約制の「春の特別拝観プラン」とは

JR東海の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンで、桜の名所として人気が高い京都の社寺の「春の特別拝観プラン」が実施される。一般拝観時間外の早朝や、ライトアップされた夜間の拝観のほか、非公開エリアに入場できるプランなどを日時と人数を限定した事前予約制で提供。多くの花見客が訪れる中、混雑を避けてゆったりと観桜することができる。

開催期間は2024年3月16日(土)〜4月14日(日)で、料金は1200〜2300円(「EX旅先予約」での価格)と手軽なのも魅力。「EX旅先予約」または「EX旅パック」から予約受付中なので、EXサービス会員登録(スマートEXは年会費無料)のうえ申し込もう。日時や申込み期限、料金はプランにより異なるため、詳細は以下の記事を参考にしてほしい。

例年開催していた「醍醐寺(だいごじ)」や「仁和寺(にんなじ)」などに加え、今年は新たに「渉成園(しょうせいえん)」や「妙満寺(みょうまんじ)」でも春の特別拝観プランを実施。電車でアクセスできる人気社寺で、普段は体験できないとっておきの花景色を満喫しよう。

人気の桜が貸切で楽しめる！魅力的なプランを紹介

●「東寺」夕刻の国宝「五重塔」初層内部 時間外特別公開

前近代に建てられた現存する木造の塔としては日本一の高さを誇る「五重塔」がそびえ立つ「東寺」。今回の特別拝観プランでは、通常非公開となっている五重塔の初層内部が、夕暮れ時に特別公開される。境内には約200本の桜が植えられているが、その中でもひときわ印象的なのが「不二桜」と呼ばれる樹齢120年の大きなしだれ桜だ。五重塔と美しい大木が並ぶ荘厳な光景に、きっと魅了されることだろう。金堂や講堂内部の拝観も可能で、貸切時間外ではあるものの、18時から開始される夜桜のライトアップも楽しむことができる。

▼詳細データ
会場：東寺
住所：京都府京都市南区九条町1
期間：2024年3月16日(土)～3月20日(祝)、3月22日(金)、3月24日(日)〜4月14日(日)
時間：17時10分～17時50分(最終受付17時30分)
料金：1800円 ※「EX旅先予約」での価格
申込期限：当日17時30分

●「醍醐寺」伽藍 早朝貸切拝観 / 霊宝館 夜間貸切拝観

平安時代から「花の醍醐」と呼ばれ、豊臣秀吉が盛大な花見をしたことでも知られる「醍醐寺」。壮大なしだれ桜をはじめ、ソメイヨシノ、山桜、八重桜など、約700本におよぶ桜が境内で咲き誇る。そんな京都屈指の桜名所では、早朝と夜間という2つの時間帯で貸切拝観プランが開催される。

早朝貸切拝観は、五重塔や金堂などの国宝建築が並ぶ「伽藍」エリアで行われる。一般拝観に先駆けてゆっくり見られる朝の桜は格別だ。国の重要文化財である薬師如来坐像などは、金堂外から参拝しよう。

夜間は「霊宝館」で貸切拝観が実施される。樹齢180年、東西24メートル、南北20メートルに伸びる大木「醍醐大しだれ桜」や、推定樹齢100年のソメイヨシノなどが、普段は見られないライトアップされた姿で公開。さらに、霊宝館内部で開催中の「醍醐寺霊宝館春期特別展」も楽しめる。

▼詳細データ
会場：醍醐寺
住所：京都府京都市伏見区醍醐東大路町22

・醍醐寺伽藍 早朝貸切拝観
期間：2024年3月23日(土)～3月31日(日)
時間：8時～9時(受付終了8時30分)
料金：1800円 ※「EX旅先予約」での価格
申込期限：当日8時30分

・醍醐寺霊宝館 夜間貸切拝観
期間：2024年3月24日(日)、28日(木)
時間：19時～21時(受付終了20時30分)
料金：2300円 ※「EX旅先予約」での価格
申込期限：当日20時30分

●「平安神宮神苑」非公開エリア拝観&限定切り絵御朱印

朱色の社殿と桜のコントラストが見事な「平安神宮」も、京都を代表する桜の名所の1つ。広大な神苑内には約200本もの紅しだれ桜が植えられているが、特別拝観プランでは、神苑内でも通常入ることができない秘蔵の花見エリアが開放される。一般の花見客の混雑から少し離れて、特別な時間を過ごそう。さらに、本プラン参加者限定の切り絵御朱印も用意されている。

▼詳細データ
会場：平安神宮
住所：京都府京都市左京区岡崎西天王町97
期間：2024年3⽉29⽇(⾦)〜4⽉7⽇(⽇)
時間：10時～15時(受付終了14時30分)
料金：1800円 ※「EX旅先予約」での価格
申込期限：当日14時30分

●「平等院」夜間貸切拝観

藤原頼通によって京都府宇治市に創建された「平等院」では、一般公開されていない夜間ライトアップの鑑賞プランを提供。鳳凰堂が荘厳に光り輝き、その正面の阿字池を囲むように咲くソメイヨシノやしだれ桜が、鏡のような水面に反射してきらめく。その幻想的な姿はまさに絶景だ。さらに、多くの国宝が納められている「ミュージアム鳳翔館」も、通常は公開されていない夜間に特別開館。夜桜とともに貴重な文化財の数々を鑑賞しよう。

▼詳細データ
会場：平等院
住所：京都府宇治市宇治蓮華116
期間：2024年3月22日(金)・3月23日(土)、3月29日(金)
時間：18時30分～20時30分(受付終了20時)
料金：1800円 ※「EX旅先予約」での価格
申込期限：当日20時

●「仁和寺」金堂の早朝貸切拝観＆御室桜鑑賞

真言宗御室派の総本山「仁和寺」では、早朝貸切拝観が実施される。境内には約500本もの桜が咲くが、中でも背丈が低く、遅咲きであることで知られる桜が200本ほど植わる「御室(おむろ)桜」の桜苑が有名だ。中門内の西側一帯にある御室桜の林は通常多くの花見客でにぎわうが、ゆっくりと鑑賞できるのはこのプランだからこそ。本尊の薬師如来などが祀られており、通常は非公開の「金堂」の内部も拝観できる。

▼詳細データ
会場：仁和寺
住所：京都府京都市右京区御室大内33
期間：2024年3月30日(土)～4月10日(水)
時間：7時30分～8時30分(受付終了8時)
料金：1800円 ※「EX旅先予約」での価格
申込期限：当日8時

●「渉成園」庭園夜間貸切拝観&「臨地亭・滴翠軒」特別拝観

東本願寺の飛地境内地である「渉成園」。四季折々の花が美しい庭園として知られており、春には山桜や紅しだれ桜、ソメイヨシノなど約50本の桜が咲き誇る。JR京都駅から徒歩約10分という好立地にある同園では、夜間の貸切拝観が楽しめる。普段は見られない、ライトアップされた庭園は息を呑む美しさだ。客人の茶会や接待に使われてきた、通常非公開の書院「臨地亭(りんちてい)」と「滴翠軒(てきすいけん)」も特別公開される。

▼詳細データ
会場：渉成園
住所：京都府京都市下京区下珠数屋町通間之町東入東玉水町
期間：2024年3月25日(月)～4月7日(日)
時間：18時30分～21時(受付終了20時30分)
料金：1700円 ※「EX旅先予約」での価格
申込期限：当日20時30分

●「妙満寺」 妙満寺の森 サクラ山 特別拝観

京都府京都市左京区にある「妙満寺」は近年、境内裏山の景観整備が進められ、新たに誕生した花見スポットとして注目されている。そんな中、通常非公開の「妙満寺の森・サクラ山」エリアを特別に散策できるプランを用意。緩やかな山道を登ると、野趣あふれる桜とともに、比叡山の山並みが眺められる。自然豊かなスポットのため、歩きやすい服装と靴がおすすめだ。

▼詳細データ
会場：妙満寺
住所：京都府京都市左京区岩倉幡枝町91
期間：2024年3月29日(金)～4月7日(日)
時間：10時～15時(受付終了14時30分)
料金：1200円 ※「EX旅先予約」での価格
申込期限：当日14時30分

春の特別拝観は「EXサービス」で簡単に予約できる！

いずれのプランも事前申込みが必須で、期限はプランによって異なる。詳細については、「そうだ 京都、行こう。」特設サイトをチェックしよう。

申し込みは、「EX旅先予約」または「EX旅パック」からの受付となる。その際、「EXサービス」への会員登録が必要だ。同サービスは、東海道・山陽・九州新幹線のネット予約やチケットレス乗車ができるもの。「スマートEX」であれば年会費は無料で、スマートフォンやPCからクレジットカードを登録すれば、すぐに利用できる。

なお、「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンでは、今回紹介した「春の特別拝観」だけでなく、人気社寺でのオリジナル御朱印付き拝観プランや、東寺・帝釈天騎象像アクスタ(アクリルスタンド)付き拝観プランなど、多彩な観光プランを用意。こちらも事前予約が必要なので、詳細は「そうだ 京都、行こう。」特設サイトを確認してほしい。

今年は混雑を避けて、ゆったりと古都の桜を満喫してはいかがだろうか。美しい桜景色で彩られたスペシャルな体験は、忘れられない思い出になるだろう。


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