「小江戸川越」とも呼ばれている古い街並みが観光スポットとして人気の川越。蔵造りの建物や歴史ある寺社も多く、また都心から30分ほどで訪れることができるため、週末の散策にぴったりだ。今回は、川越エリアの桜の名所を見頃の時期とあわせてご紹介!寺社仏閣から公園まで、歴史情緒あふれるスポットで桜の花をたっぷり楽しもう。

「小江戸川越」で歴史情緒あふれる街並みと桜を楽しむ
「小江戸川越」で歴史情緒あふれる街並みと桜を楽しむ

新河岸川の桜/埼玉県川越市

新河岸川の桜

昭和13年に作られた田谷堰(たやぜき)とソメイヨシノ

画像提供:川越市役所 公園整備課

田谷堰(たやぜき)から宮下橋にかけての新河岸川沿い約500メートルほどにソメイヨシノの桜並木が連なり、花見の名所となっている。1938年(昭和13年)に作られたノスタルジックな佇まいの田谷堰と桜の組み合わせは風情があり、川面に映る桜の姿や花びらが浮かぶ風景も美しい。

見どころ

例年、3月中旬~4月上旬頃に川沿いメイヨシノが開花し見頃を迎える。新河岸川に花筏ができ、とてもきれいな桜の景色となる。2025年3月29日(土)~4月20日(日)には、小江戸川越春まつりを開催。

例年の見頃 3月中旬4月上旬
期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

中院の桜/埼玉県川越市

中院の桜

境内に咲く圧巻の桜

画像提供:中院

中院は、埼玉県川越市小仙波町にあり、平安時代に創建された歴史ある寺院。美しい庭園と境内の静寂が魅力的なスポットだ。特にしだれ桜が有名で、開花時期には圧巻の姿が堪能できる。しだれ桜以外にもエドヒガンやソメイヨシノなど、さまざまな品種の桜が楽しめる。

見どころ

例年、3月中旬~4月上旬頃が見頃の時期となる。2025年3月中旬頃からの18時~21時にはライトアップが実施され、昼間とは一味違った幻想的な夜桜も鑑賞できる(※しだれ桜開花期間中のみ)。

例年の見頃 3月中旬4月上旬
期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

川越公園(川越水上公園)の桜/埼玉県川越市

川越公園(川越水上公園)の桜

桜並木は土手沿いに約1キロ続く

画像提供:川越公園

約300本の桜からなる園内土手沿いの桜並木は、一見の価値あり。ソメイヨシノだけでなく、関山、普賢象などの八重桜もあり、4月下旬頃までと比較的長くお花見を堪能できる。桜を見ながら歩くことができるウォーキングコースで汗をかくのもおすすめ(※来園時には公式サイト等で常に最新の情報をご確認ください)。

見どころ

桜並木でのウォーキング、公園内に会員制ドッグラン、ペダルボート、ローボートができるボート池、芝生広場、遊具、軽食売店1か所あり(営業日要確認)。また、バーベキュー広場では、花見をしながらバーベキューが楽しめる(※要予約。全24区画1区画1500円、レンタルテーブル500円、グリル・炭ばさみ500円。網と食材は各自持ち込み。詳細は公式サイトなどをご確認ください)。

例年の見頃 3月下旬4月下旬
期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

蓮馨寺の桜/埼玉県川越市

蓮馨寺の桜

参道沿いの桜並木が美しい

画像提供:蓮馨寺

川越市駅、本川越駅方面から蔵造りの街並み、菓子屋横丁へ向かう道にある蓮馨寺は、室町時代に創建された歴史ある浄土宗のお寺。境内を囲むようにソメイヨシノが植えられており、満開時には、境内一帯が桜に包まれ、拝観無料で気軽に花見を楽しむことができる。例年、3月下旬~4月上旬頃にかけてが、桜の見頃の時期となる。正面に鎮座する「おびんずる様」は触った所が治る仏として人気を得ている。

見どころ

蓮謦寺(れんけいじ)の境内にはかつて、宝池と呼ばれる池があったことから、寺は「狐篷山(こほうざん)宝池院(ほうちいん)蓮謦寺」と号し、市内観光のスポットとして知られている。祈願所となる呑龍堂には、あらゆる願い事を叶えるといわれた呑龍上人(どんりゅうしょうにん)が祀られており、毎月8日は縁日(呑龍デー)が開催。境内では各種出店、伝統芸能や辻講釈が繰り広げられ、川越名物の1つとなっている。

例年の見頃 3月下旬4月上旬
期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

喜多院の桜/埼玉県川越市

喜多院の桜

多宝塔とソメイヨシノのコントラストが美しい

画像提供:喜多院

川越市が誇る文化財の宝庫・喜多院。川越大師として知られており、埼玉県を代表する寺院だ。境内の桜はソメイヨシノ3月下旬から4月上旬に見頃を迎える。朱色の多宝塔と桜色の花のコントラストが美しく、3月の彼岸ごろに見頃となるしだれ桜も堪能することができる。お花見には多くの人が訪れ、露天も立ち並び境内は大変なにぎわいをみせる。※2025年4月2日(水)~4日(金)は行事のため拝観休み。

見どころ

江戸城より移築された建築物を覆うように、ソメイヨシノが次々と蕾みをほころばせ、喜多院の山全体がピンク色に染まる。日本三大羅漢の1つに数えられる五百羅漢は、人間の喜怒哀楽をよくとらえた様々な表情の石仏群で、およそ540体が境内に並ぶ。文化財建造物の拝観とともに見学可能となっている。

例年の見頃 3月下旬4月上旬
期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり。※2025年4月2日(水)~4日(金)は行事のため拝観休み

現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

伊佐沼公園・伊佐沼の桜/埼玉県川越市

伊佐沼公園・伊佐沼の桜

散策も楽しめる人気の花見スポット

画像提供:川越市役所 公園整備課

川越市の東部に位置する伊佐沼の西岸には歩道が整備され、桜並木が連なる。また、沼沿いに位置する伊佐沼公園には子どもに人気の冒険の森(フィールドアスレチック)、広場、野外ステージ、徒渉池などが整備され、川越市における桜の名所のひとつとして毎年花見客で賑わいをみせる。

見どころ

例年、3月中旬~4月上旬頃に桜並木のソメイヨシノが見頃となる。散策や公園で休憩しているときにも桜を楽しむことができる。

例年の見頃 3月中旬4月上旬
期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

御伊勢塚公園(おいせ橋通り)の桜/埼玉県川越市

御伊勢塚公園(おいせ橋通り)の桜

桜や紅葉など四季折々の風景が美しい

画像提供:川越市役所 公園整備課

埼玉県川越市に位置する公園。武蔵野の面影の代表である雑木林をそのまま残した森や、カッパをイメージした楽しいモニュメント、ひょうたん型の池、多目的の芝生広場などを完備している。池や芝生広場の外周部にはソメイヨシノをはじめとした桜が植栽されており、春には満開の桜が公園をピンクに染める。

見どころ

公園の南西に接するおいせ橋通りは、歩道の両側約500メートルにわたり桜が植えられ、春には美しい桜並木を見ることができる。

例年の見頃 3月中旬4月上旬
期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

川越 熊野神社の桜/埼玉県川越市

川越 熊野神社の桜

歌碑には元杢網が桜について詠んだ歌が刻まれている

画像提供:川越 熊野神社

江戸時代の狂歌師、元杢網(もとのもくあみ)の歌碑があり、歌碑の後方の山桜が毎年春にピンク色の可憐な花を咲かせ参拝者の目を楽しませてくれる。境内には、足踏み健康ロード、銭洗弁財天、運試し輪投げ、撫で蛇様、開運指南場など開運スポットが点在しており、縁結びの神様としても人気。例年3月下旬~4月上旬頃には、桜が見頃を迎える。

見どころ

2025年3月16日(日)~5月6日(振休)は春詣の期間で、春詣特別御朱印、なぎの輪くぐりや人形による清め祓い、開運指南イベント(5月3日(祝)~6日(振休))なども行われる(12時30分~18時、10分間1000円)。

例年の見頃 3月下旬4月上旬
期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

小畔水鳥の郷公園の桜/埼玉県川越市

小畔水鳥の郷公園の桜

雨水調節池の周囲を散策路として整備した公園

画像提供:川越市役所 公園整備課

埼玉県川越市に位置し、大規模住宅地開発に伴い設置された雨水調節池の周囲を散策路として整備した公園。池の外周部の散策路は桜並木となっており、春にはソメイヨシノしだれ桜が咲き誇る。また、池の内部の出島は、多くの水鳥の休息・営巣地となっており、桜とあわせてバードウォッチングも楽しめる。

見どころ

例年、3月中旬~4月上旬頃が桜の見頃の時期となる。桜だけでなく鳥も一緒に愛でることができ、散策するのにもとても良い場所だ。

例年の見頃 3月中旬4月上旬
期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の開花状況や花見イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

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