【2024年】鎌倉で人気の桜名所5選！見頃時期や絶景ポイントをチェックして桜鑑賞を楽しもう

少しずつ春の足音が聞こえはじめ、本格的な桜のシーズンもすぐそこに。「今年はどこにお花見に行こう？」と考えを巡らせている人も多いのでは？今回スポットを当てるのは、歴史的な寺院が数多く点在し、観光地としても人気が高い古都・鎌倉の桜名所。趣あふれる春の絶景を楽しめる寺院から、独自品種の珍しい桜を鑑賞できるスポットまで、鎌倉で人気の桜名所を5カ所紹介しよう。

鎌倉で楽しむ桜、ベストな時期はいつ？ライトアップやイベント情報も

長谷寺の桜／例年の見頃時期：2月下旬～4月上旬

四季折々の花木が境内を彩り、「鎌倉の西方極楽浄土」と称される長谷寺。2月から4月にかけてさまざまな種類の桜を楽しむことができ、例年2月中旬頃から河津桜、3月下旬頃からソメイヨシノとしだれ桜がそれぞれ開花する。境内の仏像と桜のコントラストが生み出す、美しい光景は必見だ。下境内の妙智池に映る桜も見る者を魅了する。※拝観に関する情報は公式サイト等をご確認ください。

日比谷花壇大船フラワーセンターの桜／例年の見頃時期：2月下旬～3月上旬

鎌倉市にある植物園でソメイヨシノをもとに改良された、独自品種の玉縄桜を観賞できるのが、同所の大きな魅力。玉縄桜は例年、2月下旬頃から見頃を迎える。2018年にリニューアルオープンした際に「玉縄桜広場」が整備された。桜だけでなく多種多様な植物も見られ、お花見や散策にうってつけだ。また、2024年2月23日から25日まで、3月2日・3日は夜間開園を実施し、夜桜も楽しめる。期間中は開園時間が延長され、2月23日・24日・3月2日は20時まで、2月25日・3月3日は19時30分まで開園。日没から閉園までの間、ライトアップされた玉縄桜を堪能できる。

光明寺の桜／例年の見頃時期：3月下旬～4月上旬

鎌倉時代1243年(寛元元年)に創立された歴史ある光明寺。境内に植栽された桜が淡いつぼみを付け開花していき、例年3月下旬から4月上旬に一番の見頃を迎える。2024年3月30日(土)・31日(日)には「観桜会」を開催。「大聖閣抹茶席」「香木とお香の香りを楽しむひと時」「法話と阿弥陀経写経」「糸かけワークショップ」が行われ、すべて予約制となっている。また、光明寺裏山には「かながわの景勝50選」に選ばれた天照山展望台があり、こちらからの眺めも見事。鎌倉の街並みや由比ガ浜、稲村ケ崎、江の島、向こうには富士山をのぞむことができ、海に向かって夕日が沈んでいく様子は絶景だ。※工事中につき桜は一部のみ観覧可。詳細は公式サイト等でご確認ください。

本覚寺の桜／例年の見頃時期：3月下旬～4月上旬

1436年(永享8年)に創建された本覚寺。鎌倉駅から徒歩5分ほどとアクセスのよさも魅力だ。境内には大振りのしだれ桜があり、見頃を迎えると枝いっぱいに可憐な花をつけて咲き誇る。この見事なしだれ桜を求め、毎年多くの人が写真撮影に訪れている。さらに、境内を彩るソメイヨシノや八重桜も見どころのひとつ。これらの桜も満開になると、辺りが一気に華やかな雰囲気に包まれる。

妙本寺の桜／例年の見頃時期：3月下旬～4月上旬

1260年(文応元年)に開かれた歴史ある妙本寺も、鎌倉の桜名所のひとつ。祖師堂は鎌倉市における木造宗教建築としては最大級を誇り、前庭にはソメイヨシノや枝垂れ桜、八重桜が広がり辺り一帯がピンクに色づく。前庭を一望できる祖師堂回廊からの眺めがおすすめだ。4月上旬には桜とあわせてカイドウ、シャガなども楽しめる。また、毎年4月13日の立教開宗慶賛千部会法要では、近隣の幼稚園児によるお稚児行列も行われる。