多種多様な桜が咲き誇る、岩手県遠野市の鍋倉公園の桜の見頃は？

岩手県遠野市にある鍋倉公園の桜が、4月中旬から下旬に見頃を迎える。

鍋倉公園は鍋倉城跡にできた公園で、鍋倉城は天正年間(1573年から1592年)に阿曽沼氏が築城したと伝えられている。阿曽沼氏が没落後、八戸から南部直義が入り、240年余りにわたって遠野南部氏の居城となった。その後、1869年に廃城となり都市公園として整備された。

鍋倉公園は、遠野市街地の南側に位置する小高い丘陵地にあり、天守閣を模した展望台からは遠野を囲む山々や、市街地を一望することができる。また、桜の名所として古くから親しまれており、見頃の時期にはソメイヨシノやオオヤマザクラ、エドヒガンザクラなどが咲き誇る。このほか、本丸近辺では鷲の尾、御衣黄(ギョイコウ)、普賢象、泰山府君、松月など、さまざまな種の桜を楽しむこともできる。

さらに、遠野駅前通りで開催される「遠野さくらまつり」にあわせて、鍋倉公園内に設置された提灯の点灯や桜のライトアップが実施され、夜桜を堪能できるのも魅力だ。遠野名物の桜を見に、鍋倉公園に足を運んでみよう。

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