北陸新幹線延伸で東京から"直通”の好アクセスに！ピンク色のトンネルが絶景の「ふくい桜まつり」に行こう

2024年3月16日(土)に、北陸新幹線の金沢〜敦賀間がいよいよ開業！沿線が盛り上がりを見せる中、福井県福井市では3月23日(土)〜4月7日(日)の間、「第39回 ふくい桜まつり」が開催される。

「日本さくら名所100選」にも選出されている「足羽川(あすわがわ)桜並木」と「足羽山(あすわやま)公園」を筆頭に市内各所で桜が咲き誇る中、福井のグルメや文化、歴史などが楽しめる企画が盛りだくさん。毎年県内外から多くの観光客が訪れる、北陸の春の風物詩だ。

満開の桜並木が作り出すピンク色のトンネルは圧巻

福井市の中心部を流れる足羽川の堤防沿いには、約600本の桜が全長約2.2キロにわたって植えられており、そのスケールは日本有数と言われる。堤防上にある道の両側で桜が咲くため、満開時には壮大なピンク色のトンネルを作り出す。

そんな足羽川桜並木は、延伸される北陸新幹線の停車駅「JR福井駅」から徒歩約10分という好立地。東京から“直通”で、国内屈指の大スケールを誇る美しい桜を観に行けるようになる。

足羽山公園には約3500本の桜が咲き誇り、のんびり散策するのにぴったり。また、同じ足羽山にある「足羽神社」では、樹齢約370年以上で高さ約11メートルのしだれ桜が鑑賞できる。福井市の天然記念物にも指定されている県内有数の観桜スポットだ。

夜は桜がドラマチックにライトアップ

日が暮れると、市内の桜の名所などが一斉にライトアップされる「えちぜん花の宵」がスタート！約1.5キロにわたって照らされる足羽川桜並木のほか、足羽山や福井城址、北陸新幹線開通に伴って今年から新たに追加されたJR福井駅東口などに幻想的な光の演出が施される。昼間の印象とは異なるドラマチックな夜桜とまちの景観を眺めながら、そぞろ歩きを楽しもう。

観桜だけじゃない、グルメやイベントが盛りだくさん

2024年3月23日(土)〜4月7日(日)の会期中は「あすわ桜川宴」と銘打ち、足羽川堤防の左岸河川敷に屋台やキッチンカーがずらりと並ぶ。屋外座敷スペース「桜床」や、カウンターテーブル「桜テラス」といった休憩スペースも設置され、桜の下で思う存分グルメが堪能できる。

3月23日(土)・24日(日)には、「福井市中央公園」で、福井城址の桜を眺めながら食や体験を満喫できる「ふくい桜城下町」が開催。福井の名物グルメが味わえる飲食ブースや、クラフト体験、時代衣装や山車と撮影できるフォトスポット、ミニ新幹線の乗車体験など、福井ならではのユニークなイベントが予定されている。

北陸新幹線開業記念イベントにも注目！

さらに、新幹線開業を記念して、3月22日(金)・23日(土)、30日(土)に、足羽川左岸河川敷で花火が打ち上げられる。新幹線運行時刻などに合わせ、各日150発が春の夜空にきらめく。時間は18時40分〜19時頃の間、約5分間程度を予定。北陸新幹線と夜桜、そして花火のスペシャルな競演は必見だ。

また、「ふくい桜まつり」のオープニングイベントとして、3月22日(金)にはJR福井駅西口すぐの商業施設「ハピテラス」にて、ライトアップ点灯式を実施。明治時代の福井県を舞台にした映画「おしょりん」に出演した俳優・森崎ウィンさんを迎えたトークショーも開かれる。詳細は公式サイトを確認しよう。

足羽川の桜は、第2次世界大戦の空襲や1948年の福井大震災による被害からの「復興のシンボル」として、市民の手で大切に育まれてきたもの。人々の思いが詰まった桜は、観る人の心を明るく照らしてくれるだろう。

北陸新幹線延伸後は、東京〜福井間が最短で2時間51分になり、首都圏からも好アクセス。桜色に輝く春の福井へ、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。


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