京都の絶景“桜スポット”20選!春の京都を楽しみ尽くそう

歴史的建造物と桜が織りなす、趣深い景色を楽しめる名所が多いのも、京都ならではの魅力。今回は、二大エリアの東山、嵐山に加え、その他のおすすめスポットも徹底紹介。桜シーズンの京都をご堪能あれ!

桜の名所が密集する人気No.1エリア・東山

繁華街や駅から近い東山エリアは、清水寺や高台寺といった京都で外せない桜スポットが多い。古都の雰囲気を堪能しながら名刹(有名な寺)や観光名所を散策して、京都の春を存分に感じよう!

世界遺産の名刹が春色に染まる「清水寺」

京都を代表する桜スポット、清水寺。高さ31mを誇る日本最大級の三重塔を放生池周辺から見上げると、美しい桜と木々の緑、塔の朱色のコントラストが楽しめる

778年(宝亀9)に延鎮上人(えんちんしょうにん)が開山し、境内に清い湧き水が出ることからその名が付いたとされ、1994年にはユネスコの世界文化遺産にも登録された京都屈指の名刹。広大な寺域には多くの国宝や重要文化財が点在し、なかでも最大の見どころは寝殿造風の優美な建築・国宝の本堂(現在檜皮屋根のふき替え工事中)。

この「清水の舞台」として有名な高さ約13mから眺める、ソメイヨシノなどを中心とした約1500本の桜で春色に染まる境内は、市内有数の桜の名所として名高い。桜が取り囲む本堂を眺められる奥の院の前や仁王門など、建造物と桜が奏でる見事な調和を堪能あれ。また、3月29日(金)~4月7日(日)はライトアップも実施。昼間とは異なる表情を見せる夜桜も必見。

住所:京都府京都市東山区清水1-294 時間:6:00~18:00 休み:なし 料金:400円

枯山水×シダレザクラの春景色「高台寺」

枯山水式の方丈前庭「波心庭」に力強く咲き誇るシダレザクラは、春の高台寺を代表する風景。その美しさは見る者の心を奪う

豊臣秀吉の正室・北きたのまんどころ政所(ねね)が、1606(慶長11)年に秀吉の菩提を弔うために創建された名刹。国の史跡・名勝庭園に指定される偃月池(えんげつち)と開山堂、臥龍池(がりゅうち)を臥龍廊が結ぶ構成の美しさなど、散策の魅力は尽きない。

桃山文化を堪能できる境内では、入口にあるヤエザクラをはじめ約50本の桜が華やかに咲き、境内各所で高台寺ならではの桜がめでられる。3月8日(金)~5月6日(祝)に行われる春のライトアップは、毎年異なるテーマで、伝統と現代が融合した芸術そのもの。今年もプロジェクションマッピングが実施されるので注目したい。

住所:京都府京都市東山区高台寺下河原町526 時間:9:00~17:00(最終受付) 休み:なし 料金:600円

“祇園の夜桜”が彩る京都屈指の桜の名所「円山公園」

円山公園にある、明治維新の立役者・坂本龍馬と中岡慎太郎像。その周辺をシダレザクラが彩る

回遊式庭園を中心に、園内には料亭や茶店が散在する京都市内最古の公園。与謝野晶子もめでた「祇園の夜桜」と呼ばれる有名なシダレザクラなど、約680本もの多彩な桜で公園がピンク色に染まる。

住所:京都府京都市東山区円山町ほか 時間:自由 休み:なし 料金:無料

京都一大きい仏像とあでやかな桜が競演「霊山観音」

霊山観音では、境内西側から見ると、満開の桜越しに優しい表情の観音像を眺められる

高さ24m、総重量が約500tという大きな観音像が有名な寺院。観音像の周辺に咲き誇る桜が、慈愛に満ちた表情をさらに優しく華やかに彩る。観音像の内部は空洞になっていて、胎内巡りも可能。

住所:京都府京都市東山区高台寺下河原町526-2 時間:8:40~16:20(最終受付16:00) 休み:要問い合わせ 料金:300円(線香付き)

京都最古の禅寺がかれんな桜で華やぐ「建仁寺」

建仁寺 法堂の東側に咲く1本の大きなヤマザクラもおすすめ。マツの緑との対比が美しい

臨済宗建仁寺派の大本山で、京都で最初の禅寺。春色に染まる放生池が特に見応えがあり、水面に映り込んだ桜が美しく、4月中旬に散った花びらが池に浮かぶ様子も見逃せない。三門周辺の桜も必見!

住所:京都府京都市東山区大和大路通四条下ル小松町 時間:10:00~17:00(最終受付16:30) 休み:法要のための休みあり 料金:500円

世界最大級の三門と桜の巨木が織り成す春景色「総本山知恩院」

高さ約24mの三門に負けないほど力強い、大ぶりのソメイヨシノが見事な総本山知恩院

1175(承安5)年、吉水の地に、法然上人(ほうねんしょうにん)が草案を結んだことが起源。名園・友禅苑や京都市指定名勝の方丈庭園内に、シダレザクラが美しく咲く。友禅苑から見る桜は背景に三門が入り、独特の眺めを楽しめる。

住所:京都府京都市東山区林下町400 時間:9:00~16:00(最終受付) 休み:なし 料金:友禅苑300円、方丈庭園400円

雄大な自然が広がる観光名所・嵐山

東山に並ぶ一大観光地・嵐山は、豊かな自然を借景にしながらの桜スポットが多いのが特徴。寺社はもちろん公園や列車など、嵐山ならではの花見もできるので、春爛漫の1日を満喫しよう。

約200本の桜が舞う嵐山を借景にした庭園美「天龍寺」

小高い山となっている望京の丘からは、桜色の境内全体と京都の町並みが織り成す絶景を楽しめる。曹源池庭園と比べて人の少ない、天龍寺の穴場

後醍醐天皇の霊を慰めるため、夢窓疎石(国師)が時の将軍・足利尊氏に寺院建立を進言して1339(暦応2)年に開かれた。日本初の史跡特別名勝に指定されたことで知られる曹源池庭園は、約700年前の作庭当時のおもかげを残す池泉回遊式。嵐山を借景にしたこの庭園は、春になるとヤマザクラなどが咲き、ゆっくり歩くのも、大方丈からその全景を眺めるのも素晴らしい。

また、後醍醐天皇を祀る多宝殿をおおい尽くさんばかりの存在感を放つ、シダレザクラやソメイヨシノなども見応えたっぷり。京都の町並みが一望できる望京の丘など、桜を楽しめるポイントがたくさんあるので、特別公開される法堂の雲龍図などインパクト大の見どころと共に散策を満喫して。

住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68 時間:8:30~17:00※3/21~10/20は~17:30 休み:なし 料金:庭園500円(諸堂参拝+300円)、法堂500円(別途要)

日本最古の人工林泉に映る逆さ桜に酔いしれる「旧嵯峨御所大本山 大覚寺」

大覚寺の春景色。大沢池の北西側にある放生池では、水面に映える逆さ桜を楽しめる。対岸に見える桜や心経宝塔なども美しい

嵯峨天皇が中国の洞庭湖を模して造らせたという、平安時代から現存する日本最古の人工林泉として有名な大沢池を囲むように桜が満開に。特に日暮れ時は水面が夕日に照らされ、さらに幻想的な姿を楽しめる。また、勅使門のわきに植えられている見事なヤエベニシダレザクラもお見逃しなく。

住所:京都府京都市右京区嵯峨大沢町4 住所:9:00~17:00(最終受付16:30) 休み:なし 料金:500円

屋台が並び大にぎわい!嵐山でも屈指のお花見スポット「中ノ島公園」

園内のいたる所で満開のソメイヨシノを見ることができる、中ノ島公園。川沿いに腰かけて、園内や嵐山の花見を楽しんで

桂川の中洲に位置し、渡月橋など嵐山を代表する景観が広がる。約300本の桜並木があり、なかでも渡月橋近くの大きなシダレザクラが見もの。シーズンには多数の屋台も出店し、お祭り気分で花見ができる。

住所:京都府京都市右京区嵯峨中ノ島町 時間:自由 休み:なし 料金:無料

勇壮な建物と桜が美しい「清凉寺」

清凉寺では、初層に室町時代の仁王像、上層に十六羅漢像を祀る仁王門を、見事なソメイヨシノが彩る

独特の装飾を持つ国宝・釈迦如来立像を本尊とし、「釈迦堂さん」の愛称で親しまれる古刹。春風を感じる季節になると、多宝塔や本堂、仁王門など歴史を刻んだ建物が桜と調和し、人々の心を魅了する。

住所:京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46 時間:9:00~16:00※4・5・10・11月は~17:00 休み:なし※霊宝館4・5・10・11月のみ開館 料金:無料(本堂拝観400円、霊宝館400円、共通拝観は700円)

参道の桜並木を通り本堂のシダレザクラを見る「二尊院」

二尊院の本堂は、2016年に350年ぶりとなる大改修を終えた。その周りで咲く薄紅色のシダレザクラなどがひと際美しい

嵯峨天皇の勅願により、平安初期の承和年間(834〜848年)に慈覚大師が建立した寺院。「紅葉の馬場」と呼ばれる参道に桜並木が続き、ピンクに染まる景観が格別。希少桜「二尊院普賢象(にそんいんふげんぞう)」も。

住所:京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27 時間:9:00~16:30(最終受付) 休み:なし 料金:500円

まだある!京都の絶景桜

東山、嵐山エリアの他にも、京都には魅力的なお花見スポットが盛りだくさん。神社や寺、城、公園など、多彩な桜の名所をピックアップ!

全長2kmの静かな疏水沿いが春色に染まる「哲学の道」

哲学の道の疏水沿いには、桜だけでなくさまざまな草木も植えられているので、薄紅色とのコントラストも楽しんで

東山のふもと、熊野若王子神社から銀閣寺までの疏水(水路)沿いの小道は、京都大学の名誉教授で哲学者の西田幾多郎が思索にふけりながら歩いたことから、その名が付いた。春にはソメイヨシノなど約450本の桜が疏水沿いをあでやかな春色に染め、まるでおとぎ話の世界のよう。満開の桜はもちろん、4月中旬の散り際の風に吹かれて桜が舞う情緒ある風景も美しく、何度訪れても表情の異なる景色を楽しめる。

住所:京都府京都市左京区銀閣寺橋~若王子橋疏水沿道 時間:自由 休み:なし 料金:無料

重厚感漂う三門など建造物を桜が彩る「南禅寺」

入母屋造、本瓦ぶきで高さ約22mを誇る南禅寺の重厚な三門に、桜が華やかさを添える

無関普門(むかんふもん)が1291(正応4)年に開山した臨済宗南禅寺派の大本山。別名「天下竜門」と呼ばれる三門の楼上は、歌舞伎の演目上で石川五右衛門が「絶景かな」と感嘆の声を漏らすほどの景色を望める。

住所:京都府京都市左京区南禅寺福地町 時間:8:40~17:00(最終受付16:40) 休み:なし 料金:方丈庭園500円、三門500円、南禅院300円

幽玄の庭を彩る多数の桜「平安神宮」

平安神宮の東神苑では、池を囲うように桜が咲く。中央の泰平閣に腰かけて、ゆっくりと桜を眺めるのもおすすめ

1895(明治28)年に創建された市民の総社。朱塗りの大極殿を飾る樹齢100年以上の「左近の桜」や、明治の代表的な日本庭園・神苑内を、桜が天蓋のように空をおおう、豪華絢爛な光景が広がる。

住所:京都府京都市左京区岡崎西天王町 時間:6:00~18:00、神苑8:30~17:30 休み:なし料金:無料(神苑600円)

約60品種もの桜が咲き誇る「平野神社」

朱色の鳥居から延びている、平野神社の表参道。両側に桜が咲き、なかには黄色い花が特徴の御衣黄桜(ぎょいこうざくら)も

794(延暦13)年の平安遷都の際に遷座した、伊勢神宮などと並ぶ格式高い名社。「東は祇園、西は平野」と言われるほどの桜の名所で、約60種400本もの桜がある。早咲きから遅咲きまでさまざまな桜を楽しめ、魁桜(さきがけざくら)など珍種も多い。時期によって違った桜をめでられるのが最大の魅力。

住所:京都府京都市北区平野宮本町1 時間:6:00~17:00(観桜期は~21:00ごろ) 休み:なし 料金:無料

目の高さに咲き誇る遅咲きの桜を愛でる「仁和寺」

国の名勝・御室桜が春の終わりを告げる仁和寺。五重塔を背景に、眼前が御室桜の淡い白色に染まる

門跡寺院として格式が高く、世界遺産にも登録される名刹。境内には約500本もの桜があり、そのなかの200本が遅咲きと背丈の低さで有名な御室桜(おむろざくら)。見頃は4月上旬~中旬。緑色に花を付ける御衣黄(ぎょいこう)など、珍しい桜にも注目を。

住所:京都府京都市右京区御室大内33 時間:9:00~17:00(最終受付16:30)、食事処・和食処梵10:30~16:00(食事は11:00~14:00) 休み:なし 料金:伽藍特別入山料500円(桜開花時期のみ)

朱色の楼門と桜が色鮮やかな世界遺産「下鴨神社」

鮮やかな朱塗りの楼門に重なるように桜が咲く、下鴨神社。見事なコントラストに注目

平安期以前の創祀で京都最古の神社。境内には太古からの原生林が広がる糺(ただす)の森を抜けた先に、高さ13mの勇壮な楼門の前の桜が美しく咲き誇る。神霊が宿るとされる「さざれ石」のわきに咲く桜も風情豊か。

住所:京都府京都市左京区下鴨泉川町59 時間:6:30~17:00※季節により変更あり 休み:なし 時間:無料

広大な苑内で歴史的遺構と桜が調和「京都御苑」

「近衞邸跡」には、3月下旬に満開となり、京都御苑で真っ先に咲くシダレザクラの巨木が

歴代天皇が居住し公務などを行った京都御所などを囲む、東西700m、南北1300mの国民公園。多くの桜が植えられ、早春から4月下旬まで花見が可能。公家屋敷跡など、見どころが多いので、ゆっくり散策を楽しみたい。

住所:京都府京都市上京区京都御苑3 時間:自由 休み:なし 料金:無料※一部有料施設あり

約50種・300本の桜が咲く3つのエリア「元離宮二条城」

3月21日(祝)~4月14日(日)には、ライトアップを含む「二条城桜まつり2019」を開催。多彩なイベントも実施される

総本数約300本・50品種が咲く桜の名所。桜の園には多くのサトザクラが植えられ、清流園、緑の園にはヤマザクラ、ソメイヨシノを中心とした桜吹雪が楽しめ、城内西側にはヤエベニシダレが咲き乱れる。

住所:京都府京都市中京区二条通堀川西入ル二条城町541 時間:8:45~17:00(最終受付16:00) 休み:3・4月はなし 料金:入城料600円ほか※4月から二の丸御殿観覧料別途400円

世界遺産の寺院で秀吉も愛した桜を観賞「醍醐寺」

高さ約38mを誇る国宝の五重塔を背景に咲く花姿は、醍醐寺を代表するあでやかな春景色

豊臣秀吉が「醍醐の花見」を行い、「花の醍醐」と称されるほどの桜の名所。国宝・重要文化財を含む90以上の堂宇(お堂)が並ぶ絢爛な寺域を、河津桜からシダレザクラ、三宝院の大紅シダレと約3週間かけて次々と、桜が花開く。

住所:京都府京都市伏見区醍醐東大路町22 時間:9:00~17:00(最終受付16:30) 休み:なし 料金:3か所拝観券(三宝院・伽藍・霊宝館)1500円、上醍醐600円※季節により変更あり

※情報は関西春Walker(2019年2月8日発売)に掲載の「関西の絶景桜」特集より

情報は2017年03月25日時点のものです。おでかけの際はご注意ください。